映画初心者さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.5

タイムループ系作品の代表作。まったりとした雰囲気なコメディ作品なため、だら~っとして見れる作品でした。2月2日が終わらない内容。たまたまその日に見れて良かったです

このジャンルの作品はアイデア力が勝
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.6

この映画の本質を描くために「数学の天才」である必要はあったのでしょうか

今日では名作と呼ばれる本作。実際に見てみるとその力強さはあまり感じず、普通に良い映画という雰囲気が漂っていました。脚本の出来、
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

風刺ブラックコメディ作品。日本では「人狩り行こうぜ」と悪ノリキャッチコピーで漂うB級感。しかし、蓋を開けてみたらしっかりとした作品でした。アメリカ映画だったらもっとイケイケB級さが漂っていたと思います>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.5

100周年記念短編。今までのディズニー長編の作品キャラが全て登場。ただ言ってしまえばキャラがわちゃわちゃ集結してるだけの極上ファンムービーなだけであって、その作品を何回も見たいと思えるほど作品の力とし>>続きを読む

ゆめみのえ(2019年製作の映画)

3.1

質素な絵で動かす試みは面白いがアート作品としてそのベクトルと同じ「かぐや姫の物語」に完全に負けてしまっている残念さがある。短編アート作品が長編商業作品にルックで完敗は何とも。もちろん好みによるものです>>続きを読む

いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜(2012年製作の映画)

3.4

いわさきちひろのドキュメンタリー。監督がNHK出身だけあって凄くNHKっぽさ全開。そのおかげか、リラックスして見ることが出来ました。

開始60分まではあまり知らないちひろの姿が浮かび上がっていく。そ
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

八鍬監督作品。初監督作品からファンですので初日初回で見に行ってきました。とても素晴らしい、これは傑作でしょう。監督の最高傑作。すべてのセクションの方々素晴らしかった。どこをとっても素晴らしい、だからこ>>続きを読む

ギブリーズ episode2(2002年製作の映画)

3.8

ジブリによる実験アニメ。百瀬監督は短編の人だなぁと思います。

百瀬監督の最高傑作は「初恋」。色鉛筆と水彩の背景、朗らかで淡い色味のキャラクター。演出の切味、そして百瀬監督の持ち味の3DCGも活かされ
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Tomorrow's Leaves(2021年製作の映画)

3.0

オリンピックのために作られた映像, 感想が言いづらい映像作品です。

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.3

試写鑑賞。子供のごっこ遊びに付き合わされているようでダルいなぁと思わされました。ポノック作品始まってから失敗続きで大丈夫なのでしょうか?一視聴者ですが不安になってきます。

ポノック作品。「メアリ」「
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或る旅人の日記(2005年製作の映画)

4.0

少しフシギな放浪記。全6話+1話。どれも短く見やすいですが、中でも2話、3話、6話、7話が好きです。ほぼ全部と言ってもいいのかも。

アーティスティックな作品ですが、だいぶこちらの方を見てくれている。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

「悪い映画ではないが、シンゴジラが凄すぎた」この一言につきる

年に1回の映画の日にゴジラを鑑賞。ゴジラのテーマがかかると盛り上がり、作戦決行でワクワク、ただいつもの山崎映画の悪さが露見して盛り下がる
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

3.6

名作「ごんぎつね」をストップモーションで映像化。丁寧な映像化でしたが、丁寧すぎて尖ったところが無いように思えました。何より音楽が良かったですね。

優等生タイプの作品でした。ストップモーションとして凄
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晩春(1949年製作の映画)

4.0

「なるんだよ、幸せに」

小津安二郎監督作品。お嫁に行くことへの葛藤。前半はう~んという感じでしたが、開始45分頃から本質の話へと移り変わり、演出的な良さが出始めノレました。序盤にかけてノレていれば最
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

名作SF短編映画。実験的な作品ですが大成功だと思いました。基本的に静止画+ナレーションで構成。基本的に「動かない」映像作品。強い脚本の力で乗り切り、かつナレーションの挿入のタイミングが絶妙で最高。吹き>>続きを読む

綿の国星(1984年製作の映画)

3.1

猫耳の歴史において名前が残っている作品。幼女+猫耳ということでそういったキャラが好きな人は歓喜するでしょう。

猫視点で描かれる日常。猫は擬人化され、80年代らしいまったりとした雰囲気が特徴。映画とい
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.3

岩井俊二監督作品。上映時間3時間かぁとなりつつもファンですので公開初日初回の回を見ました。3時間が一瞬すぎる。体感90分映画と同じくらいの疲労度で全然まだまだ見れる!となりました。いやぁ、面白い映画は>>続きを読む

夏至物語(1992年製作の映画)

3.1

リメイク版を鑑賞済み。オリジナル版は個人制作さが強い印象。お話はリメイク版とだいたい同じでモノローグばかりでロケーションも少ない。面白さは乏しい。90年代岩井作品は篠田撮影のイメージありましたが、この>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

キューブリック監督作品。遺作。今までのキューブリック作品は暴力的なまでの表現があったような気がしますが、本作はパーティーシーンのみ。それ以外は高等なウディ・アレン作品、そして今敏風味を添えてという印象>>続きを読む

キューブリックが語るキューブリック(2020年製作の映画)

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過去鑑賞。印象に残っていないので凡庸なドキュメンタリーだったかもしれない。

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.6

「戦争だから、仕方ないのか」
1930年の作品ですが今見ても凄いカットがあります。反戦映画らしく若者視点から戦争の悲惨さが描かれる。思いのほか淡々としており、グッとくるシーンは特に無かった。リメイク版
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

theノスタルジー。ジブリが当時若手中心に作られた本作。作画はもちろんのこと、色と音楽が良いっ! TVSPとして作られたとは思えないほど上質な作品でした。ジブリが正式に日テレの一部になったのでこれから>>続きを読む

柳川堀割物語(1987年製作の映画)

3.2

高畑勲監督による異色作。アニメ監督が作ったドキュメンタリー。ドキュメンタリータッチではなく、ガチのドキュメンタリー、ナレーション2人の声もあいまって完全にNHKドキュメンタリーのノリになっている。>>続きを読む

クラック!(1981年製作の映画)

3.9

アカデミー賞短編賞受賞作品。高畑勲監督の著書で「木を植えた男」と並びよく登場する本作。「木を植えた男」ほどではなかったものの確実に良い作品でした。動く絵本を見ている体感。

ケベックに住む一家、そして
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

トントン拍子で進んで退屈しないが特に面白いっとはならない ラスベガスにドビュッシーの音楽がこんなあうとは

犯罪もの。ラスベガスにあるカジノの金を盗むために集団犯罪をする。それぞれの個性があり、その個
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.7

アカデミー賞作品賞作品。長い作品ですが全く長さを感じなかった。見事。ただ、PLAN B作品でブラピ自身がめちゃくちゃ美味しい役を演じててズルくない?という印象。

テンポの映画。ゆったりとした映画なが
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.2

これは...冒頭数秒で好き嫌いがはっきり分かれる作品でした。セリフが少なく、静かで冗長。よく言えば空気感を大事にした作品でした、何か惹きつけるものが非常に少なかった。口悪く言うと「意識高い系」

耳が
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.2

是枝監督作品。福山雅治がずっと怖い。無表情で冷徹さがある。福山雅治以外が全員被害者という印象。誰が親としての権利を手に入れるかというより、「貧富の差」が強烈でした。

是枝作品と言えばドキュメンタリー
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.9

平成ガメラ3部作のラスト。3作品の中でどれが1番好きかと言われたら、自分はこれ。最も画面が凄い、映像のカッコよさが冴えわたっている。ただ、お話や演技などバランスが1作目2作目に比べると落ちるのでそこが>>続きを読む

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.9

平成ガメラ2作目。前作に比べて驚くほどチープなカットが激減。若干テンポ感は落ちますが、とにかく特撮の生っぽさの良いところが存分に出たと思います。結構バランス重視の作品なので世間的な評価が高そう。ただ、>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.9

平成ガメラ3部作の1作目。ところどころ映像がチープですが、それ以外はほとんど最高な特撮映画。テンポ良く見せ場たっぷり。かなりテンポ重視の映画でした。

ギャオスの襲来、そしてガメラの出現。ガメラは敵な
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セントラル・ステーション(1998年製作の映画)

4.5

ベルリン金熊賞受賞作品。ブラジル映画を初めて見ましたが、素直に面白れ~~となりました。最高。ロードムービー好きは是非見てもらいたいですね。ロードムービーというジャンルの良いところが詰まっている

面白
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.6

アカデミー賞受賞作品。自分の中で評価が揺らいでます。間違いなく序盤は凄い!ですが、序盤以外は普通、そして淡々としすぎていて「面白い」作品ではなかった。

冒頭30分ほどは凄い!豪華絢爛な建物、エキスト
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ガールフッド(2014年製作の映画)

3.9

セリーヌシアマ監督3作目。演技、演出的に良いシーンが多くて見どころが想像以上にあった。ただ、その良いシーンが短く、全体から見れば良作止まり。彼女の作品を見た中では異質、ずっと上品な人間を描いていたと思>>続きを読む

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.9

セリーヌシアマ監督1作目。怒涛の展開など無いのに、なんでこんなに画面に釘付けになってしまうんだろう。比較的セリフが少ない、垢抜けていない少女たちの物語、葛藤、憧れ。そういった感情が繊細に描かれていて良>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.6

創造力が伝播する流れが素晴らしい。クリエイターを讃美する作品。ただ、作品の力強さとしてはイマイチさがありました。

BL好きになった老婆、そして元々好きな高校生。彼女らの交流を描く。ある漫画に影響され
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