橘さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

“リッパー・ストリート”で大好きな純情暴力刑事ベネット役のジェローム・フリンさんが出演するということで、ジョン・ウィックとどんなバトルをするんだろー!!とワクワクイソイソ観たら……ハル・ベリーさんのわ>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.6

去年入会した読書会みたいな会で、古典SFがまだ楽しめない…フィリップ・K・ディックとかと言ってたら「映画→小説で映像が頭にあったら違うかも」とおすすめして頂いたので、映画から観ました。

サイバーパン
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

歴史は繰り返す。
日々様々な問題が立ち上っては忘れられ立ち上っては忘れられしてるけど、リーマン・ショックは記憶に新しい方です。
かと言って株の事はわからんので真剣に観ました。こっち向いて説明したり、小
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ディレクターズ・カット JFK/特別編集版(1991年製作の映画)

3.6

ケネディ大統領暗殺事件を追うジム・ギャリソン地方検事の、クレイ・ショー裁判までとその顛末が中心でした。
アマ○ラ版の長さはこれなのでたぶんこれだ。
大統領暗殺とその関係者や証拠の消去、マスコミ含めて各
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スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

元暴走族で治安の悪い闇を抱えてるリュ・ジョンヨルたまらん……でも巡査として立ち直ってる光もいい。今回も格好良かったです!
もっとB級警察映画と思いきや、カーアクションバリバリで面白かった。
てかリュ・
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劇場(2020年製作の映画)

3.9

こういう映画を、「全然わからん。永田キライ(沙希ちゃんもキライ)」って思える人の方が健全だろうなとは思います。
大人と言っても良い。

流し見するつもりが(失礼)、思いの外すっごく良かった………すっご
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.8

極彩色の悪夢の中で正気を保つのは難しい。
こんなの……呑まれるしかない。。

殉教しながらも、なFBIヴィンス・ヴォーンさん強かったです。
まるでパプリカなジェニファー・ロペスさんもいい…慈愛。
キャ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.6

雪に閉ざされた土地で発生した殺人事件、犯人を追う保護区のハンター、警官なのか保安官なのかの捜査官たち、やってきた連邦捜査局の女性刑事の静かな怒りが伝わってくる作品でした。
淡々と描かれるけどずっと不穏
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ベルファスト(2021年製作の映画)

5.0

良い作品でした。
強い怒りでも悲しみでもなく、遠くなった故郷と幼少期をこんなに愛ある描き方できるんだ……と胸が詰まります。

ご近所付き合いも密で和気藹々としてたベルファストの街が突然、カトリックとプ
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劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

4.0

ウォッチパーティその2。
きのこにあてられたのでムーミンです。
こちらもこちらでツッコみながらわいわい観ました。楽しかった。

ムーミン、やっぱり全然ほのぼのしてなくていい。
こちらもカラフルで良かっ
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

3.6

初めてウォッチパーティというものでワイワイ観ました。
ワイワイ観て良かったです。一人なら耐えられない波状攻撃でした。

「おいでよ!君もきのこになろう!!」みたいな、「寄生されとるんか…?」のキレッキ
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.6

予定調和なのが惜しい…退屈はしなかったけれどもっとこう、韓国映画なら出来るやろ!と思ってしまいました。
ギホンの救済が主なのかもだけれど、ソボクの救済でもあったと思います。
ソボクはようやく永遠の眠り
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士[完全版](2009年製作の映画)

4.2

3部作ラスト。このために2作目のモヤモヤがあったのかと思うほど鮮やかな終わり方でした。
対国家ぐるみの隠蔽。アツい。

リスベットの過去の全てが報いを受けた…彼女の心が救われるのにはもっと時間が必要だ
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ミレニアム2 火と戯れる女[完全版](2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ノオミ・ラパス版ミレニアムシリーズ2作目。
面白かったです。

リスベットはちょいおとなしめな見た目に。

燃やしたお父さん生きてたんだ、と、脳筋なお兄さんと病院に入れてた精神科医の胸糞具合がひどく、
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こころ(1955年製作の映画)

4.0

先生を演じてた森雅之さんが太宰治に似てて変な気持ちになりましたが良かった……市川崑の夏目漱石ものも良い。
どことなくサスペンスフルではありました。

森雅之さんほんと太宰治に似てる(2回目)。有島武郎
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女[完全版](2009年製作の映画)

3.8

明日も仕事なのに前後編一気見してしまった…面白かった!
北欧ミステリーの映画化作品を観るのは特捜部Qシリーズに続いて2作品目、小説は特捜部Q、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ、オスロ警察(どうかし
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特捜部Q 知りすぎたマルコ(2021年製作の映画)

3.3

勇気を出して、大好き特捜部Qのキャスト・スタッフ一新した続きを観ました。
う〜ん………前キャスト引きずってる初回だからか、このバディをこの先愛せる気がしない。
原作に寄ってるかなぁ…翻訳で「檻の中の女
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

『THANK YOU CANADA』だったけど、(真の立役者はアメリカ!!)と言わんばかりの作品。
でも、「成功してほっとした…」が強くて好きでした。メンデスも上司も、わ〜!ヽ(`▽´)/と喜ばなくて
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

3.5

宇宙人襲来映画で最も景気が良い。
何度も観ているので頭空っぽにして観られますが、USA!USA!を後半感じてしまうのが年取ったってことかなぁと思いました。
宇宙船をなんとかして宇宙人を撃退するより、4
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

クリント・イーストウッド監督の誠実な作品好きです。
派手に盛り上げなくとも英雄譚は出来る……こちらの方がじわじわ沁み入って、人もまだまだ諦めなくていいんだと思えます。

「タリス銃乱射事件」で犯人に立
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恋恋豆花(2018年製作の映画)

3.3

台湾の街中にいるモトーラ世理奈さんを眺める時間。可愛いと美味しそう…くらいしか感慨がない観光映画です。
しっかり台湾に行きたくはなりました。ストーリーと演技は二の次で流し見。。

や〜モトーラ世理奈さ
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.6

描写が劇的でないから生々しく、衝撃が伝わってきました。
実際に起きた銃乱射事件を描いた作品。
白黒なのもあって、映画でなくその日にいた誰かの記憶を辿っている気持ちになりました。つらい。

反フェミの犯
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シールド(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

パンデミックで人類かなり減ってるっぽい世界で、日本でいうと高校生と小学生みたいな姉妹がふたりだけで暮らしてるお家に、「君たちを助けたい」っていう得体のしれない成人男性がきたらそりゃ最大限警戒するわ……>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.6

サスペンス寄りのヒューマン・ドラマに感じました。ハラハラする人間模様。
パキッとキッパリサッパリなハッピーエンド、ではなく、あの日々の幸福と後悔と諦念を抱えたまま日々は続いていく…な結末なのも好みでし
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デイブレイカー(2009年製作の映画)

3.6

憂いを帯びたヴァンパイアイーサン・ホークが美しいのと、
「誰だ」「クロスボウ野郎さ(キラン✨)」なウィレム・デフォーが良かったです。

人間とヴァンパイアの共存…と言いつつ、捕食者がマジョリティーにな
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ザ・メイヤー 特別市民(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

選挙戦、勝つためには何でもやる人々。
陥れ合いは、対立候補陣営だけでなく、身内にもバリバリある。利用し利用されつつ、消耗しきらないでいられる面の皮の厚さと毛が生えた心臓を持ってないと政治家で居続けるの
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.4

一言も喋らない寡黙なニコラス・ケイジ版からくりサーカス的な……お掃除映画でした。自動人形もお掃除、もちろん遊園地もピッカピカ。
出来る漢ニコラス・ケイジ。。
機械油浴びたらこまめにTシャツ替えてるのも
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.3

夏の終わりにフランスの恋愛を見てみる……全然わからん。。
フランス人の恋愛観すごいな〜こんないつも恋探してるとか、わたしなら過労で死んでしまいます。バカンスだから?
今思い返すと、裸やら裸にタオルは出
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Life is But a Dream(英題)(2022年製作の映画)

3.3

韓国語の台詞や歌に英語の字幕なので画面の感じでしか世界観わかってないけど、、、
画面がキレッキレなのはさすがパク・チャヌク監督。これiPhoneで撮ってるのかぁ。
終盤、あの世での死者たちの結婚式シー
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.2

心情を台詞で語らないのが凄くいい。
気持ちの変化を表情や行動で観ている側に考えさせるの…こういう問題ってハッキリと答えを出せるものではないのでとっても良かったです。
内容を落とし込んで咀嚼するには身近
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ノヴェラ ピカレスカ(2017年製作の映画)

3.5

「悪い子になりたい」と真面目にバスジャックをがんばる主人公。
この時点で悪い子になれないだろうな…っていう空気が漂ってて安心して観られます。のんびり。

話に乗ってきた看護師さんと、バス停を近くしたい
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リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

3.4

太陽が眩しかったので軽く観られるホラーみよ、と選びました。
思いの外ゆるゆるなキャラの濃い皆さんに、素材はなんよ…となる食人花。マリオで噛み付いてくるあのお花からキャッチーさを引いて雑にした感じのお花
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

王道の戦中スパイもの、二重スパイを疑われた妻の疑惑を解くお話かと思いきや。。

妻は愛する夫と娘を守るために自ら始末をつけたんだろう。
けど、愛する夫が自分と娘のためにバンバン人殺ししていくのにもう耐
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「私たちはお芝居ばかりしてきた」から、安生は最後までお芝居をし通したのか…安生の七月は誰にも奪われない。
ネット小説なので、書かれていないことは七月と安生だけのものです。
しみじみ良かった…ものすごい
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ロバと王女(1970年製作の映画)

3.5

「ロバと王女」の原作は読んだ記憶が無いので「鉢かつぎ姫」みたいなものか…?と観始めました。
宝石(か金貨)を産むロバの記憶はあるけどこのお話だったっけ?みたいな…。

カトリーヌ・ドヌーヴはキラキラ王
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.4

ザ・無茶苦茶☆☆☆
原作既読勢としては、ぜひとも木村父だけでなくご両親で出て欲しかったし、槿が居ない…とちょっと哀しみでした。

でもそれはそれとして楽しみました。
ゆかりって!!と、列車名映る度に笑
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