橘

ブレードランナー ファイナル・カットの橘のレビュー・感想・評価

3.6
去年入会した読書会みたいな会で、古典SFがまだ楽しめない…フィリップ・K・ディックとかと言ってたら「映画→小説で映像が頭にあったら違うかも」とおすすめして頂いたので、映画から観ました。

サイバーパンクなロサンゼルスは強力わかもととうどんの屋台で和な世界……大きな建物は攻殻機動隊で草薙素子が住んでるビルの元ネタかなぁ。
格好良い。酸性雨に照り映えるネオンと薄暗いじめじめ……世界観と映像美に惹かれます。

レプリカント=アンドロイドにはロボット三原則みたいなの無いのかな。
警察でなく、レプリカントを狙う賞金稼ぎとは…治安悪そうなのがわかりました。

ブレードランナーのデッカードには惹かれず、レプリカントのロイのほうに感情移入してしまいます。哀しみとか、表現が詩的。
なんかこの感じ既視感…と思ったら、北斗の拳のラオウのモデルが、『ブレードランナー』のルドガー・ハウアーさんなのか。



これを経て、原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が読めそうかというとそうでもない……「高い城の男」は読めたのでいけるかなぁ。
積んでる「1984」「華氏451度」「侍女の物語」を読んでからにしよう。。ディストピアばっか。
橘