JINさんの映画レビュー・感想・評価

JIN

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恋は光(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

文科系恋愛哲学映画という謳い文句に釣られて。「恋の光」が見える男子大学生が、3人の女子と恋の定義を探究する。
オール岡山ロケだそう✨

主役の西条が、古風極まりない話し方と思考回路をしています。思わず
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.2

現役世代のひとりとして観させて頂きました。現代社会は、急速に動きつつあります。2021年の作品にしては、作風がだいぶ古く、お涙頂戴感が気になりました。

特筆すべき違和感が2点あります。
①高校生に手
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凍える鏡(2007年製作の映画)

3.4

400mark達成しました。いつもいいね等ありがとうございます☺️

さて、本作は自己愛性パーソナリティ障害の青年を主人公に置き、絵本作家の母と臨床心理士の娘の親子関係も描いています。

意外な組み合
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

出版社内の権力争いのお話です。注目の騙し合いは、頭脳戦というよりトラブル大発生という感じでしたが。テンポ良し。

私、編集者もとい出版社への憧れが漠然とありまして。
基本的にはエンタメな作風なのだが、
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NO CALL NO LIFE(2021年製作の映画)

3.3

ホリプロ60周年記念作品。ドラマ『unknown』で知った俳優・井上祐貴を見てみたくて鑑賞。オレンジ髪がよく似合っていました。

過去の子供と繋がる謎の留守番電話。その正体は、虐待されていた有海と春川
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図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年製作の映画)

3.5

映画、スペシャルドラマを経て、『図書館戦争』シリーズ完結編📚🪖
過去作よりも長尺で激しい戦闘は、佐藤信介監督の色彩を感じました。岡田くんの身体能力が活かされている。が、戦闘シーンが長すぎるよう…もっと
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図書館戦争(2013年製作の映画)

3.4

メディア良化法によって、本が焼かれ、図書館が封鎖される世界線の日本。本を守るために立ち上がった図書隊たち📚🪖

うーん…あまりに非現実的な設定。憲法上の権利である表現の自由がないがしろにされまくってい
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

毎年恒例!劇場版名探偵コナン。土方歳三が一夜だけ使用したとされる日本刀にまつわるお話。コメディ×ミステリーの質がよい良作🌟

本作は『まじっく快斗』の要素もあり、青子ちゃんを映画で見られるのが新鮮でし
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.1

シンデレラストーリーのその後を描いたお話。ホラー映画見てる気分になって少々疲れました🐇
不運が重なっていた小春は、シンパパのイケメン開業医と運命の出会いをしてスピード婚。良い母親になると心に誓うも、頭
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しあわせのかおり(2008年製作の映画)

4.0

金沢市の小さな中華料理店にて。病で料理を絶たれた孤独な名料理人と、苦しみを抱えるシングルマザーが、師弟になります。徐々に父娘のような関係へと変化していくのが素敵です。

実は、1番初めの調理シーンから
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みなさん、さようなら(2012年製作の映画)

4.2

ひさしぶりに、中村義洋監督作品を。さすが、パンチのある映画でした。
1980年代。団地を一生出ないと決めた青年を置いて、年々去る同級生たち。寂れてゆく団地。

序盤は、団地大好き引きこもり男子キツイな
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ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない(2009年製作の映画)

3.5

新年度の始まりということで🌸
2ちゃんねるから生まれた作品で、B級ではありますが、なかなか良い締め方をしていました。

「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
しかし、限界なのは、
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.0

妻が日本初の女性総理大臣となり、ファースト・ジェントルマンになってしまった夫🦜‬
夫は超がつくほどのお坊ちゃんなため、生活が一変するわけでもなく、愛すべきポンコツっぷりで、ご多忙な総理の足を引っ張りま
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.7

大学の授業で鑑賞🌼
心臓病を患い、働けなくなった大工のダニエル・ブレイク。障害手当の申請をするも、役所は煩雑な手続きを要求し、いらだちを覚えていた。

舞台は、福祉国家であるイギリス。資本主義による格
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

(この世界で)君たちはどう生きるか。
この世界がどんなものか、人間がどんな存在かをただ表現している。この世界に生きる私たちを肯定してくれるようで、「こう生きろ!」という説教臭さはない🦜

戦時中に父親
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.4

欲しいものが手に入る浦島トンネル。赤く輝く宝石のような紅葉の木に、神秘と畏怖を感じる🍁
現代アニメーションの良さを取り入れつつ、設定は擦られている男女高校生SFもの。SFといっても内容が暗いのは、親が
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.9

大学の授業で鑑賞。上質な作品でした🌹
女性政治思想家ハンナ・アレント。アイヒマン裁判の傍聴記事を書くことを依頼される。

アイヒマンを見て「悪の凡庸」と捉える見解も、尊重されるべきだった。平凡な人間で
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

世界的大ヒットを記録したということで、字幕版を鑑賞してきました🍄🌟
任天堂のコンテンツ力に脱帽!私が一番好きなマリオゲームは、WiiU「スーパーマリオ3Dワールド」なのですが、世界観が似ていてすごく楽
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.7

今年のお正月頃にめちゃくちゃ宣伝流して張り切ってたやつ。キムタク主演の織田信長とか、大盤振る舞いがすぎるので、鑑賞しました。

面白くない。これで3時間はきつい。
まず、キムタク。歴史物は向いてないと
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.7

劇場版名探偵コナン!世界中の防犯カメラを繋げた海洋施設「パシフィック・ブイ」が舞台🐳

黒シリーズ特有の緊迫感。灰原が危険に晒され、取り乱すコナンの表情は鬼気迫るものがありました。博士の父親のような愛
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心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

2.4

有名なアニメ映画なので、楽しみにしてたんですが。面白くない…見終わるのに数週間かかった。
父の不倫を母に伝えてしまったことで家庭崩壊し、そのショックから言葉を話せなくなった少女。と、想いを口に出せない
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.7

また最高の作品に巡り会えた。面白い。
これは僕の偏見なのですが、スポ根の面白さって限界値があると思うんですよ。けれど、この作品はスポ根でいて、スポ根の枠を見事に飛び越えていた。

友情と言えば軽く聞こ
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凶気の桜(2002年製作の映画)

3.6

桜舞う季節ということで。見ろと言われてるような気がしました。面白いわけでもなく分かりにくいけれど、目を覚ませと叫ばれているかのように痛覚に響く。

渋谷の街を暴力で守るナショナリストの若者三人衆ネオ・
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

2.9

恋愛について悩んでいたので、「隠れビッチ」という概念について学ぼうと鑑賞しました。が、思ってたのと違った。
いろんな男を好きにさせては振る、を繰り返してた女が成長するお話なのですが、この動機が幼少期の
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ハニーレモンソーダ(2021年製作の映画)

2.0

友達が観ていたので流し見。原作漫画は、数年前に途中まで読み、面白かった気がします🍋
私はSnowManに興味がないです。また、ラウールさんは原作のイメージと似ても似つかず、喋り方もかすれたようなカッコ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

圧巻の音楽に、心が惹きつけられる…!
夢を追う青年たちを応援したくなる王道スポコンに、ジャズという最高にアツイ音楽が重なる。私はジャズはお洒落なものだと思っていたのですが、感情そのものであるという意味
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UGLY アグリー(2011年製作の映画)

2.7

窪塚洋介の隠れた作品をみてみる。
どこか諦めた雰囲気のカメラマンは、『サトシ』という人物を探しにフランスに来ていた🇫🇷
うーーん。この内容の薄さの割に長尺なのはキツい。知り合いの仕事と恋愛どっちつかず
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Sin Clock(2023年製作の映画)

3.4

窪塚洋介の18年ぶりの長編主演作ということで、劇場に走りました。人生逆転をかけたタクシードライバーが、一夜の闇取引に挑むお話。
内容は、ザ・サスペンスといった感じで、ツッコミどころはありつつも、終盤は
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.9

台湾リメイク作品🇹🇼
高校時代にクラスメイトを好きになり、叶いそうで叶わなくても、ずっと好きだった。山田裕貴の演技が見事で、なんだか切なくなってきます。
しかし、齋藤飛鳥だからなのか、そもそも真愛とい
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あん(2015年製作の映画)

3.8

樹木希林さん。『日日是好日』が好きなので鑑賞しましたが、こんな重いとは...。中盤から展開を予想して、しんどくなってました。

どら焼き屋を営む店長のところに、アルバイトをしたいおばあちゃんが訪ねてく
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.6

ジブリ作品。『耳をすませば』の雫ちゃんが書いた物語です。車に轢かれそうになった猫を助けたハルが、猫の国に招待されてしまう🐱
おデブ猫について行って、猫の事務所にたどり着くシーンは、『耳をすませば』と同
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.4

タイトルがかわいすぎて思わず鑑賞🫧
出っ歯を気にしてマスクをする女子と、人と話すのが苦手でヘッドホンをしている男子が出会う。
令和っぽ青春アニメ映画ですっ🌟彩度の高いビビットな色味で、ボカロMVのよう
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.2

ジブリの代表作のひとつなので、すごく期待してたぶん、うーん…。小さい頃に、原作の『魔法使いハウルと火の悪魔』を読んでいたからですかね。うろ覚えだけど、こんな戦争の要素あった?宮崎駿の主張が強くて嫌だっ>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.1

紅の飛行艇に乗り、空賊を追いかけて賞金稼ぎをする豚・ポルコ。その正体は、第一次世界大戦で、イタリアの空軍として活躍したパイロットだった🇮🇹
アドリア海の美しさと、飛行艇乗りたちのプライドを感じる⚓️🇭
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ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

4.4

1964年、日本にいちばん勢いがあった頃、東京五輪が開催された。そんな東京の下町を描いた『Always三丁目の夕日』の3作目🗼
これはね...泣きました。3作目って飽きないの?と思うかもしれませんが、
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ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

3.7

昭和34年、東京の下町。『Always三丁目の夕日』の続編です。あれから1年後を描いていますが、子役の成長ははやいですね❁⃘*.゚
今作の主題は、茶川龍之介が、芥川賞受賞をめざすの巻。淳之介やヒロミさ
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