lsloveu3さんの映画レビュー・感想・評価

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

本当ならば今頃 ボクのベッドには
あなたが あなたが あなたが 居て欲しい
今度 生まれた時には 約束しよう
誰にもじゃまさせない 二人の事を
   〜ラブレター THE BLUE HEARTS〜

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「要するにバランスだ。」
と巧は言う。
バランスとは、誰にとっての?誰が決めたもの?

「キャンプファイヤーは禁止と言うが、深夜帯に管理人がいないのでは規制は不可能。20年に一度の山火事が5年に一度に
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Ribbon(2021年製作の映画)

3.9

監督・主演・脚本・企画・編集 のん

いくらだって個性全開のアート映画も撮れただろうに、撮ったのはコロナ禍により表現ができない&不要となった世界。
「やりたいことをやりたいだけなのに世界がそうさせてく
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

女が感情的に行動し男のプロ仕事の邪魔をするステレオタイプ。
うん。ちゃんと30年古い。

HENTAI大国日本がまた金をかけて世界にHENTAIを放出。

正欲(2023年製作の映画)

4.2

マジョリティが「多様性」という言葉の網で拾おうとしているマイノリティでは掬えない粒子がいて、そういう人はマジョリティに理解してほしいなんて思っていなくて。

このわかってもらえなさを国民的女優の新垣結
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.6

「性加害をしたタレントをまだ好きでいてしまうことの加害性」について、思い当たる節が自分にあり、胸が苦しい。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.3

あまりピンと来ず。

グロいか?といわれると、今時Twitterの広告で出てくる漫画の方が無慈悲にエグい。(そんな趣味ではないのでクリックして読まないが)

「都合良く美化された戦後」にしないという意
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.4

原作未読。

設定があらゆるメタファーとして機能していて、問題だらけの状況に見て見ぬフリして日常を続けて、でもやっぱりこんなのおかしいよという一言にハッとするという展開・持っていき方に大変心を掴まれた
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

5.0

初めて観たのは19歳の頃だった。
俺は生きる価値が無いと本気で考えていた頃にこの映画を観た。青くさいが本当にそう思っていた時期。
自分の選択の過ちに気付かされた時だったし、東日本大震災直後の無力さも引
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.5

引き算の演出炸裂。
キタノブルーに久石譲の音楽を乗せて。

一作目、二作目とまるで違うテーマへの挑戦。
後にアウトレイジ撮るような人間に思えない穏やかで静かなカットたち。
その積み重ねで得た感情がラス
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.0

想像力の恐怖だし、希望だとも感じる。
何も出来ないポンコツのあいつにすら暴力と死の匂いがする妄想(想像力)が頭の中を巡っている。
お前だってたけしだというエールのようにも受け取れて、少し、じんとする。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.3

引き算の演出。
Aのカットの次にEのカットを繋ぐと、説明せずとも観客は勝手にB→C→Dを補完するといった演出の理論が既に垣間見れる。

カメラに誰が入って誰が出ていくか。カメラが誰を追うか。何にフォー
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

『君の名前で僕を呼んで』に次ぐ顔面エンドロール

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.5

最高!
なんだあの抑えの効いたラストバトルは。
「子供の時にだけあなたに訪れる♩」とでも言うかのように、子供達だけが何かに気付き振り返り見守る中での静寂なラストバトル。かつ、事が終えると何事もないよう
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

ダーレン・アロノフスキー監督。
『レスラー』も『ブラック・スワン』も、「その主人公の最も完成された終わり方」に向けてベクトルが進んでいく物語だった。

本作も同じく、主人公の最後の望みが叶う方向へと向
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.3

とんでもなく評判がいいので10数年ぶりにコナン映画を鑑賞。

よく出来てはいたけど、騒いでる灰原とのアレは、いや人命救助だろという気しか起きず、アレでキャーキャーするのってなんなら不謹慎の類だと思うん
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.0

「それってただのストーカーですよね」系の映画が好みじゃないので刺さらず。

『恋する惑星』も『初恋のきた道』も好きではないし、それ系だった。
ストーカー行為が何らかの形で罰せられないのが嫌だ。もしくは
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.8

ドレスコーズ志磨遼平さんの映画コメントを引用する。
『ツチヤ、そうだよ。ツチヤ、正しいよ。
ツチヤ、そうじゃないよ。ツチヤ、間違ってるよ。
ツチヤ、生き延びちゃった。ツチヤ、今もたまに地獄だよ。
ツチ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.6

なんて正しい『紅』解釈。
甲高い声とデカい演奏音で髪の毛ツンツンでよくわからないカッコつけた歌詞でギャーギャー騒いでるというのがなんとなくの紅のパブリックイメージなのでないかと思う。
だがYOSHIK
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.3

ホラー映画は、観客が今、何が「怖い」と思っているかを時代時代で切り取る。

本作ではアメリカが今、何に恐怖しているかを映し出している。

「世界がこういう事態に陥った時、権力者が期待できるのはせいぜい
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.2

さらばすべてのコワすぎシリーズ。

タイムスリップをする瞬間の映像を捉えたと本作で工藤は興奮していたが、我々は『FILE04トイレの花子さん』で既に工藤がタイムスリップを経験している事を知っている。
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.1

韓国版を当時観て凄く面白かったのでこちらも鑑賞したが、負けず劣らず面白かった。

韓国版のただの上手なリメイクなだけではあるんだけど、自分が「日本語文化圏で暮らしている」事から得る文脈がこの日本版にあ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.3

多様性を重んじられる題材でのブラックユーモアの所在。
火と水の恋模様にフォーカスが当てられ描かれる中、電車の中で主人公が木(土?)のエレメントにぶつかり全身丸焦げに禿げ上がってしまった事に対しては、た
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.7

IIIIからスラッシュが引かれる一網打尽のカタルシス。
仮に日本風の数え方なら5は「正」となる。
これもまた意味深いな。等と妄想。

安易に「カタルシス」なんて使ってしまったが、この映画が提示するメッ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

「穴」があって羨ましいという願望を抱く生物を初めてみた。
なるほどそういえば人間は穴があるからいろんなものを入れたり出したりできるんだな。
それはそれはいろんなものを。

バービー(2023年製作の映画)

3.8

あらゆる小ネタを見聞きした後の鑑賞だったけど、独特の男社会が輸入されて、サングラスを二つかけるのがイケてるとされてるのはネタバレを受けてないところで一番面白かった。

戦争してたはずなのにダンスしてた
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

5.0

「※ここからはノーカットでお送りします」

この"フェイク"なテロップにより、白石晃士監督の虜になった。

初鑑賞は10年前の2013年。それから何十回観たことか。
今でもオールタイムベスト級。
廃校
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リング(1998年製作の映画)

4.2

ビデオ、井戸、鏡、黒髪、ブラウン管、砂嵐、電話、、、

小さい頃にこれらが怖かった原因はこいつか。
再見してあれもこれもこいつのせいだと気付かされました。

TAR/ター(2022年製作の映画)

-

映画館でも配信レンタルでも寝た俺に採点の資格は流石にない。

記録のみ

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.9

む。全体評価が低いので期待せずに観たら面白いじゃないか。

陰謀論者だの偏った思想の持ち主だのの声が大きくなってうんざりする時代だけど、それすらフリに使って楽しませてくれる。

オバケとか超能力とか"
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

何もかもが丁度いい。
誰かにとって劇薬になる可能性がある。これを欲する人、時間、タイミングがある。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.0

合わず。

「キャラクターの設定」の枠を超えないバカで薄っぺらい登場人物たちがよく計算された(風な)脚本の駒となり都合良く動きまわる。。。


どうして三階で会議するんですか?
どうして上半身裸の男は
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.2

あの興奮したWBCをこのクオリティのドキュメンタリー映画にしてくれるのは意義深い。だってこれを観ればいつだってまたあの感動を味わえるんだから。

Amazonプライムで全試合リアルタイム放送して、数ヶ
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.5

まず第一に、青春映画として一級品に面白い。
語るべき物語を届けるには、面白くなければならない。

聴覚障害者学校で起きた性的虐待事件を描いた韓国映画「トガニ」がきっかけで、後に韓国で「トガニ法」が制定
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