えり子さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

えり子

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ロンドン・キルズ・ミー(1991年製作の映画)

-

テレビで昔観ました。
淀川さんがベストテンの第5位に選出していました。
ゲイが出て居たからかな。
寒々としたコメディー。

ランジュ・ノワール 甘い媚薬(1994年製作の映画)

3.6

昔、テレビで見ました。
上流階級の腐敗、堕落を描いていて、面白かった。
シルヴィー、バルタンの演技も良かった。
原題は「黒い天使」だそうです。

愉楽への手ほどき(2018年製作の映画)

-

何と言っていいか。
邦題がひどいです。
確かに、ヌードシーンも出てきますが、なんかフーンと言う感じ。
不潔、イヤラシイとは思わねど。
仕事をしない男性を叱咤激励するクララは、面倒見のいい世話好きなんで
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風たちの午後(1980年製作の映画)

3.5

中野の映画館で、昔みました。
切なくて、悲しい。
ラストは残酷だったわ。
一瞬ですがモノクロからカラーになった。
脚本が、あの「誘惑者」の長崎俊一さんだった。
女同士の愛を鋭く、切なく映像にする方なの
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Tattoo-刺青(2007年製作の映画)

3.7

台湾は同性婚が認められている。
寛容なのでしょう。
綺麗な映画でした。

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.8

前半、主人公以外んp登場人物があまりにも粗野、図々しくて不快だった。
後半、俄然面白くなった。
厚顔無恥な首領格が「俺は最低だ」と言う。
ヒーローが「やっと、まともな事を言ったな」と返す。
ハッカーの
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殺人幻想曲(1948年製作の映画)

3.2

子供の頃、N H Kテレビで断片的に観て面白い、また観たいなあと思っていたら、アマゾンプライムビデオで見る事ができました。
思った以上にドタバタだった。
指揮して、その曲で妄想の内容が変わる着想は秀逸
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バラ色の人生(1948年製作の映画)

-

誠に残酷、意地悪な恐るべき子供達であった。
主人公の教師はバラ色どころか灰色、暗黒の人生ではないか。
淀川さんが1949年のベストテンに選んでいたけど、どこがよかったのかしら。

二百萬人還る(1949年製作の映画)

4.0

昔観ました。大好きなオムニバス。
その時の邦題は原題通りの「人生への帰還」でした。
何で、今になってこんな題にしたのだろう。
全て、見応えがありました。
監督も主演者も旬の頃の作品でした。

黄昏(1951年製作の映画)

3.4

ビーエスにて視聴。
前半はジェニフアー、ジョーンズが主でしたが後半はローレンス、オリヴィエでした。
裕福な男が若い女性に恋し、妻子があるのを隠しての甘い日々。
でも、嘘は罪だわ。その嘘に気がつかないヒ
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アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

3.3

映画館で昔見ました。
何故か、がら空きでした。
耽美的な作品でした。表面的でもありました。
英国の上流階級の人は、パブリックスクールに入る。
イートン校は有名ですね。
そして彼らは共産主義と同性愛の洗
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ビキニの裸女(1952年製作の映画)

3.0

ひどいタイトルと写真です。
「素晴らしき遺産」の時のバルドーはよかった。
それにしても、彼女が出てくるまでは、まともな展開でした。
なんだか、男性がバルドーに夢中になっての、裏切りで、価値ある財宝は海
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エステサロン/ヴィーナス・ビューティ(1999年製作の映画)

3.4

監督が男性にしては細やかで女性の心理を分かっていると思ったら、女性だった。しかも、あの「肉体の悪魔」でジェラール、フイリップの恋人役の、ミシュリーヌ、プレールの娘さんでした。
トニー、マーシャル監督は
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ガラスの城(1950年製作の映画)

3.3

美男美女のパリでの舞踏会のファーストシーンは、「ジュディックス」のように幻想的、少し不気味でした。
ジャンマレーを、恋人が「人を愛せない人」と言うけど、人妻ミシェル、モルガンに寄せる愛は本物です。
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美しき争ひ(1938年製作の映画)

3.3

「格子なき牢獄」の監督、主演二人で制作された。
ヒロインが姉に撃たれた。何故か。
そこから、過去の出来事をヒロインが語る。
ジゴロみたいな男に恋し、妊娠、男は中絶を望むも、色あって出産、めでたしと思っ
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かりそめの幸福(1935年製作の映画)

3.6

アメリカ映画の法廷シーンがどうも嫌いで、だからアメリカ映画を観なくなった。
フランス映画のこの法廷の人々の演説は、面白かった。いわば敵対関係の男女が、愛を吐露する感じ。ヒロインのマネージャー役のミシェ
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乙女の星(1945年製作の映画)

-

ジャック、タチのハンサムな幽霊がいいですね。
まあ、恋の鞘当てで、後半はドタバタになってしまう。
も少し、静かな展開が好きだわ。
クロード、オータン、ララは次作の「肉体の悪魔」で注目されるわけですが、
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海の沈黙(1947年製作の映画)

3.0

何と、頑固に沈黙するのだろう。
パイプをくゆらす叔父役の人は、実際は若かったと言う。
メイキャップをしたのでしょう。
姪も又、編み物か縫い物しかしない。
ひたすら、ドイツの将校が語り続ける。
むしろ、
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この空は君のもの(1943年製作の映画)

3.6

少しも飛行機に興味のなかったテレーズが、夫ピエールに感化されて、夫婦で飛行機に夢中になる。
娘のピアノまで売って、どうにも身勝手でありますが、何となく応援したくもなるのです。
テレーズのおっかさんが、
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

2.8

テレビの吹き替えで観ました。
キャストは豪華だったのに、盛り上がりに欠けていた。
脚本、演出がどうもなのでした。

ジャン・ルノワールのトニ(1935年製作の映画)

3.4

マリーがトニに怒って、湖にボートを漕いで入水するシーンが美しかった。
ジョゼファに三人もの男が夢中になる。
アルベールの厚かましくも、好色に彼女に迫る場面、「いや」と言いながらも気を持たせるジョゼファ
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クノック(1950年製作の映画)

3.3

最初、喜劇と銘打っている割には笑えなかった。
段々見ている内に、ブラックユーモア、世にも奇妙な物語のような不気味な気がしてきた。
ルイ、ジューヴェの、独特のセリフ廻し。
なんか演劇的と思ったら、演劇を
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ある女の愛(1953年製作の映画)

3.8

原題通りの邦題です。
「フランス映画パーフェクトコレクション」の一本。
若く、有能、美貌医師と、技師との恋。
ブルターニュ地方の寒々とした離島での人間模様が描かれる。
結婚か仕事に悩んだ末、仕事を取っ
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七月のランデヴー(1949年製作の映画)

3.9

硬派なものから軟派なもの、なんでも作って面白い。
ジャック、べッケルは映画の職人ですね。
若々しい感覚の青春群像。
ジャズや水陸両用の車と、若者が魅せられたものが、きちんと映像化されてました。

素晴らしき遺産(1952年製作の映画)

-

とぼけたユーモアがありブールヴィルの喜劇の才能もありました。
バルドーのデビュー作。こんな頃もあったのね。
物凄い、レイシストで日本について「あんな野蛮な国に興味ない」と言ったという。

アナザウェイ(1982年製作の映画)

3.8

奇しくも、「ケレル」と同じ年の作品。
暗いが陰惨ではなかった。ハンガリーは日本と同じ、姓だ先で名前が後なのです。蒙古斑もあるみたい。閑話休題。
双葉十三郎先生は「僕の採点表」でヒロインをエヴァちゃんと
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ファスビンダーのケレル(1982年製作の映画)

-

狭い空間の舞台劇でした。
オレンジ色が眩しい。
37歳で亡くなったファスビンダーの遺作です。
ジャンヌ、モローが出ていた。

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.9

昔見ました。
最初見た時は淡々とした会話、美しい地方の風景という印象があったのですが、今回改めて見て、議論の応酬だったので驚いた。
政治から社会、体制、環境まで大人も子供も語り尽くす。
でも、全然堅苦
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白き処女地(1934年製作の映画)

3.7

戦前、日本で言えば昭和九年に作られた映画です。
ギャバンは痩せて若かった。
過酷なカナダの地に入植したフランス人が、頑張って暮らす。
原題はヒロインの名前だけど、邦題がよかった。

この手紙を読むときは(1953年製作の映画)

3.4

いやもう、ありえない展開に微苦笑でした。
だって強姦され身を投げるも助かった妹に、その強姦魔と結婚させようとする姉なんているでしょうか。
驚くなかれ、妹は従うのです。どうしようもないクズの男に、女も男
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パニック(1946年製作の映画)

3.3

皆さん、コメントされているように胸糞悪く、最後はあの極悪男と彼の正体を見抜けなかった彼に対しては深情けの女が逮捕されるのだけが救いですね。人間の醜悪さを見せつけられてしまって。
集団心理の怖さ、みんな
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ワールド・トゥ・カム 彼女たちの夜明け(2020年製作の映画)

3.8

雪の寒々とした農村の風景。
娘を病気で失い、夫とも仲がいいとは言えない女性と、皮肉屋で嫉妬深い夫を持つ女性との愛と友情です。
1865年のアメリカは貧しかったんですね。
夫になる男性が同じような年で同
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十字路の夜(1932年製作の映画)

3.4

確かこの作品がメグレ警視のデビュー作ではなかったかしら。
「フランス映画パーフェクトコレクション」の一本です。
大分前に見たので、殆ど忘れていた。
メグレは一見鈍重なのに、いつのまにか鋭い観察力で犯人
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裁きは終りぬ(1950年製作の映画)

4.3

秀作です。
アメリカのテレビや映画にはやたらと法廷が出て来て、弁護士と検事のやりとりが続く。どうも好きでないのですが、カイヤットの法廷物はいいですねえ。好きです。
人間描写が抜きん出ている。
裁判員の
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

ゾエ、エランの演技がとってもいい。
他の少年少女達も、誠に自然でした。
映像と少ない台詞で、繊細にミカエル少年?の心を伝えていく。
セリーヌ、シアマの演出は一貫している。
にしても、母親がミカエル否我
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愚なる妻(1921年製作の映画)

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淀川さん大絶賛の映画でした。
原題も邦題と同じ。
エリック、フォン、シュトロハイムの悪役振りがすごい。
メイド役の方も熱演。
しかし、サイレント映画は総じて演技がオーバーですね。