四畳半さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

四畳半

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ポカホンタス(1995年製作の映画)

3.2

自宅で鑑賞

一応プリンセス映画枠ということで。
アメリカ先住民の話だが、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を観てからだとどうしても先住民の描写に歩み寄りは感じるが、侵略行為の加害性をヴィラン一人
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

4.2

劇場で鑑賞

メインは島でのサバイバルアクションで航空パニックは舞台装置程度かなと観る前は思っていたが、予想以上に航空描写に力を入れていて大満足。
各キャラクター同士の関係性も過度にベタベタし過ぎず、
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.0

自宅で鑑賞

昔テレビで観て以来大好きな映画。
今見るとCGは多少目劣りするが、フルCGを最大限活かしたアトラクション感溢れるアクションシーンは楽しいく、プリンセス映画のフォーマットを概ね踏襲しつつも
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

4.5

自宅で鑑賞

めちゃくちゃ良かった!
ディズニーの手書きアニメーションの到達点であり、プリンセス映画のお約束を逆手に取った見事なストーリー。
夢に向かって努力すること、星に願うこと、どちらも等しく尊く
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.8

劇場で鑑賞

そっちか〜!!からのラスト怖すぎ!!
あの鳴き声が聞こえた瞬間震えたよね

前作『きさらぎ駅』同様、元の怪談から大胆に脚色された展開が目玉の2chホラーの映画化。
今作も先の読めない展開
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MY (K)NIGHT マイ・ナイト(2023年製作の映画)

5.0

劇場で鑑賞

LDH映画であの予告なので正直舐めてたがマジで観て良かった。
家族でも恋人でもない全くの赤の他人だからこそ打ち明けられる悩みとか本音。
男が女を助けて頭ポンポンするような安直なアイドル映
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.2

劇場で鑑賞

引いたショットがめちゃくちゃ西洋絵画的な画になっていて、ここまで荘厳なカットはリドリー・スコットじゃないと撮れないだろうと。
美術と衣装への力の入れ具合に良い意味でドン引きです。
マジで
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アラジン(1992年製作の映画)

3.7

自宅で鑑賞

プリンセス映画初の男主観の物語だが正直ジーニーの一人舞台。登場シーンのアニメーションは圧巻。
というか今作のプリンセスはジーニーだったな。
誰よりも囚われていたわけだし。
『アラビアンナ
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.9

自宅で鑑賞

ちゃんと怖い。
悪霊に取り憑かれた状態の描写が一作目とは思えないレベルで全部やってて流石。
緑のゲロぶっかけるとこが好き。

あと『ゴーステッド』の階段ってこれか!と納得
まさに映画のオ
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.1

自宅で鑑賞

エドガー・ライト監督によるサブカルチャーへの愛溢れる青春恋愛アクション映画の傑作。
冴えないボンクラ青年だけどバトルになったらロマンチックエンジンフル稼働でめちゃ強なのが痛快だし、この頃
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美女と野獣(1991年製作の映画)

3.5

自宅で鑑賞

3DCG空間で踊る一番有名なシーンは、順番にディズニープリンセス映画を観てるとアニメーションの進化を感じてグッとくる。
ストーリーに関しては結構危うい話だなと。
暴力的な男性に寄り添うこ
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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞

見つめた相手を意のままに操る能力を持った少女が脱走。
この冒頭から全く先の読めないツイストの連続が面白すぎる。
さもグラフィックノベル原作っぽいネオンポップな世界観ビジュアルの格好良さと
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

劇場で鑑賞

待望のフィンチャー新作で殺し屋映画、しかもあの特報は否が応でも期待が高まるが、その期待をいい意味で裏切ってくる。
いかにもプロフェッショナル然としたファスベンダーが入念に準備を重ねていざ
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(2023年製作の映画)

4.5

劇場で鑑賞

予告の感じを期待すると困惑するが、展開が進むにつれて、この異様な世界観に無意識に呑まれてる。
圧倒的なホモソーシャルな空間で醸成される欲望の数々と、欲の赴くままに繰り広げられる血も涙もな
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ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

3.9

自宅で鑑賞

ぶっちゃけ『ナイト&デイ』の逆パターン。
お話は定番の展開の連続で退屈だが、農家のボンクラ息子が意外と似合ってるクリス・エヴァンスと、最早007のアナ・デ・アルマスによる息の合った掛け合
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眠れる森の美女(1959年製作の映画)

3.7

自宅で鑑賞

互いの正体を知らずに恋に落ちるプリンセスと王子。
二人の自由意志で結ばれる点は前作よりアップデートされてる感じ。結局最後は結婚というステレオタイプな価値観は変わらずだが。
にしても生まれ
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フローラとマックス(2023年製作の映画)

4.8

自宅で鑑賞

ダブリンの郊外で不良息子に手を焼くシングルマザーのフローラは、廃品回収車からパクってきたギターを手に一念発起する。
皆んな何となく人生に失敗した気がする人達ばかりだが、だからこそ音楽が人
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シンデレラ(1950年製作の映画)

3.5

自宅で鑑賞

大まかなストーリーは童話で知っていたが、ディズニー版は1/3ぐらいトムとジェリーしてて笑った。
ずっと受け身だった白雪姫と比べれば今回のプリンセスには主体性があるのだが、王子は相変わらず
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

思った以上に普遍的な仕事についての話でとっても素敵な映画でした。
ウイスキー呑みてぇ!

ウイスキーの話であり普遍的な仕事へのやりがいの話であり家族の絆の話でした。
お酒に詳しく無くても
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白雪姫(1937年製作の映画)

4.0

自宅で鑑賞

世界初のフルカラー長編アニメーション映画。
活き活きと動き回る動物達や小人達、白雪姫のダンスの滑らかなアニメーションは、本当にセル画なのかと目を疑うクオリティ。
魔女こと女王が変装の為に
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞

承認欲求の塊主人公奮闘記。
SNSをやってる身からすると耳の痛い話だが、彼女の場合は自傷癖も加わって行動も見た目もエスカレートしていく過程はグロテスクだが面白い。
しかも毎回ちゃんとイメ
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ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

4.9

劇場で鑑賞

ルーマニアの話だが日本も全然他人事じゃない普遍性を持った終末映画の傑作。
貧困からくる余裕の無さと視野の狭さは排他主義と無自覚の差別を生む。
複数の言語が飛び交う作品なので字幕の色で言語
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.7

劇場で鑑賞

カマラと各キャラクターの絡みは最高だし、序盤の入れ替わりアクションは素晴らしかった。
他はまぁ...

テンポの良い掛け合いは楽しいし、序盤の入れ替わりアクションは見応えがあった。
ただ
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正欲(2023年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

自分にとっての常識の範囲外の価値観や属性をもった人間と対面した時、あなたはどうするか。
生き方の多様化やマイノリティの認知が進む中、意識のアップデートを迫られるマジョリティ。
性的マイノ
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キャンディマン(2021年製作の映画)

4.0

自宅で鑑賞

都市伝説怪談から驚異の反転を見せる社会派ホラーの傑作。
怪談って根を調べると大概は理不尽で悲しい物語に行きつくものだが、キャンディマンの物語もまさにそれ。
映画のど頭から繰り返される反転
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

薔薇色の人生など存在せず、今この瞬間の自分以外、他の何者にもなれないことを認めれば、少しだけ生きやすくなる。
『逃げきれた夢』と対になる作品だなと思った。
フィクションみたいなリアルと、
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ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)

3.6

自宅で鑑賞

私のド直球世代ゴジラ。
諸々拙さはあるが、スタイリッシュなデザインや釈さん演じる主人公が女性自衛官という斬新さが、直接格好良さに繋がってて大好きなゴジラ映画。
序盤、総理大臣が何の説明も
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前科者(2022年製作の映画)

3.7

自宅で鑑賞

役者はハマってるし、テーマにも誠実な作りではあった。
ただまぁ映画としては良くも悪くも無難な印象。
映画というよりドラマの延長って感じ。

(2023年製作の映画)

3.4

劇場で鑑賞

こういう映画の必要性は理解するけど、ちょっと露悪的すぎんか?

綺麗事じゃない社会の暗部を描くことの映画的意義みたいなのは必要だが、だからこそ細心の注意を払って描いて欲しいと思う。
自分
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国葬の日(2023年製作の映画)

4.3

劇場で鑑賞

安倍元首相の国葬をリトマス試験紙として、日本人の政治に対する向き合い方の多様さを浮き彫りにする。
国葬当日、日本全国津々浦々の様子をコラージュしていくことで次第に明らかになってくる日本人
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

劇場で鑑賞

正直、心の底から求めていたゴジラとはちょっと違った。
脚本は拙いし作劇は穴だらけ。
だが、上映前ワクワクしながら席につき、ゴジラの圧倒的な迫力に息を呑み、上映後は笑顔で帰っていく子供達が
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

5.0

自宅で鑑賞

1945年8月14日から15日昼まで、終戦に向けた激動の24時間を追体験する。
原田眞人監督版は未見だが、皆が戦争経験者だからか三船敏郎はじめ役者の鬼気迫る芝居と、モノクロが映えまくる明
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞

出られない森の中で奇妙な六人の女に軟禁された二人の男。
アーティスティックな情景が映える徐々に森と女達の秘密が明らかになっていくネイチャースリラー。
演出に若干の癖の強さはあるが、役者の
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.8

劇場で鑑賞

途中の祈祷シーンで我慢出来なくて劇映画撮影になってしまうが、概ねよく考えられた韓国産ファウンド・フッテージホラーでした。
出来るだけジャンプスケアに頼らないホラー描写は好み。
テレビで見
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.6

劇場で鑑賞

名優を集めた結果、役者の芝居が大渋滞起こしてた印象。
家族が集合してから主役が誰か分からなくなる。

序盤のフラストレーションMAX展開は中々のものではあったが、その点に関してその後溜飲
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

劇場で鑑賞

フィンランドの最強ど根性爺さんがナチスを皆殺しにする映画。
良くも悪くもB級映画って感じで楽しめたけど、あまりシネコン向きの映画ではないよなとは思った。
地雷ぶん投げとかアクションは幅広
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