四畳半さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

四畳半

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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.2

自宅で鑑賞

64歳でフロリダ海峡約180kmを53時間かけて泳ぎきったダイアナ・ナイアド。
その挑戦の実話。
まず事実として凄すぎる上に、彼女の過去の挫折やトラウマへの向き合い方、そしてサポートして
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.8

劇場で鑑賞

2021年1月、コロナ禍とそれに伴うロックダウンにより疲弊しフラストレーションを溜めたアメリカ低所得個人投資家達VS悪辣な株の空売りで儲けまくるウォール街の既得権益ヘッジファンド共。
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

2.0

劇場で鑑賞

自分には全く合わなかったです。
映像のチープさはオーズより感じないし、アクションも頑張っていて良かったけど、井上敏樹味全開の脚本には辟易した。
オーズよりも嫌いかもしれん。
そもそも自分
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仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022年製作の映画)

2.5

自宅で鑑賞

蛇足この上ない内容で早くも見たことを後悔してる。
そもそも、10周年だからオリジナルキャストでもう一度って企画からして安直だし、誰もが乗り気じゃない中で、それでも納得のいく終わりにしよう
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ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット(2004年製作の映画)

4.3

自宅で鑑賞

ゾンビの発生により崩壊した世界で生存者達はショッピングモールへ集まる。
ザック・スナイダーによるバキバキの画作りと、ジェームズ・ガンによる軽快な脚本が見事にハマった王道ゾンビ映画。
キャ
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

SEEDシリーズ20年ぶりの新作に相応しいお祭り映画。
特にアクションシーンはTVアニメ版にあったパースの効いたケレン味溢れるキメショットをCGで完璧に再現していてめっちゃ格好良かったの
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.2

自宅で鑑賞

アンデス山脈に墜落した航空機の生存者たちは絶体絶命の中で互いに助け合いながら救助を待つ。
極限状態でもお互いを思いやり、それぞれが最善の行動をとることで助かる命。
極寒の地で感じる人間の
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映画の朝ごはん(2023年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

映画制作の裏側を映したドキュメンタリー。
想像以上に過酷な制作風景と、そんな彼らを支える『ポパイ』のおにぎり弁当。
どちらでも懸命に働く人達がいて、コロナ禍や人間関係で生まれるドラマは見
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

劇場で鑑賞

胎児の脳で蘇生したベラは人や世界と触れ合い驚くべきスピードで自我を確立していく。
そんなベラに男たちは...

摩訶不思議な世界観、役者達の熱演、ヨルゴス・ランティモス監督らしい魚眼ショ
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

劇場で鑑賞

世間一般のスタンダードから2、3歩外れたちょっと可笑しな人達の盛大に拗らせた青春とモラトリアムの終わり。
なんだかんだ大人になるレベッカ、全然社会に馴染めないイーニド。
それでも何処かに
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

劇場で鑑賞

戦争の只中でお構いなしに繰り広げられる女王様のお隣争奪戦。
ドヤ顔で勝ち誇ったり盛大に動揺したり悔しがったりと、表情豊かな主演三人の演技合戦がとにかく見もの。
最終的な着地点の無惨さ、誰
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

古川琴音さんのリアクションが100点満点中120点の最高に気色悪い田舎ホラーでした。
誰かが不幸になることで生まれる幸福も現実として存在するが、それを可視化することで生まれるグロテスクさ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

原作未読。
スローモーションを多用した演出には辟易したが、ゴールデンカムイ初心者的には観やすくて迫力もあって概ね満足。
素人目にも大変さが伝わってくる撮影、熊のCGもかなりのクオリティで
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.7

自宅で鑑賞

エイプと人間の全面戦争を期待していたら人間同士のゴタゴタにエイプが巻き込まれる話でガッカリ。
前作がめちゃシリアスだったからかコミカルなシーンも多いのだが、全体的にはアンバランスに感じる
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

ジェームズ・ワン映画上手過ぎ〜!
観ていてダレない飽きない面白いエンタメ超大作って今となっては貴重なんだな。
デザインの秀逸さ、精錬されたアクション、魅力的なキャラクターが全盛り。
アク
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.0

劇場で鑑賞

見ていてカラー版がどうだったか忘れるぐらいモノクロがしっくりきた。
ドラマパートでの役者の表情の演技が凄く強調されていて全体的に格調高くなっていたり、ゴジラの異物感も増してより怖い。
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傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

3.8

劇場で鑑賞

傷物語三部作を一つに纏めた総集編。
テンションのおかしいエロやギャグがカットされていて一本の映画としては観やすくなっている。
逆に前衛アートアニメ感は凝縮されているので正直かなり疲れた。
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞

ヤクザのカラオケ大会と中学生の合唱部。
さほど重くはないが、本人達はいたって本気で歌に向き合っており、その姿から醸されるユーモアと、古き良きヤクザ、一度きりの青春、巻き戻しの効かないビデ
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.2

自宅で鑑賞

『猿の惑星 新世紀(ライジング)』観た
人間とエイプ、お互いに戦争をしたくないにも関わらず最終的には戦争になってしまう流れは現実の寓話たり得てる。
今作はとにかく悪役猿コバが破茶滅茶に魅
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守護教師(2018年製作の映画)

4.0

自宅で鑑賞

今回は女子校の先生やってるマ・ドンソク
女子に囲まれてまごついてるマブリーの可愛さと、悪党をボコボコにのしてるドンソク兄貴の頼もしさにやられる。
韓国映画得意のゲスの極み野郎を相手に、恐
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.2

自宅で鑑賞

貧乏でガリ勉陰キャのオリヴァー君、名門大学に入ったけど中々馴染めず惨めな日々。
ある日カーストトップ富豪イケメンを助けた事で一気に陽キャの仲間入りを果たす。
彼に気に入られたい一心で誘わ
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ほかげ(2023年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞

戦後のバラックで、戦争の闇を背負いながら生きる人々。
極限状態でも懸命に生きようとする姿、傷を負った物同士で支え合う姿から、微かに光を感じる。
中盤からの転調に少し戸惑うが、それを経たラ
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ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

3.8

自宅で鑑賞

ケリー・ライカート監督作品で、3人の女性達を主人公にしたオムニバスドラマ。
どれも良い話になりそうでならない絶妙に切ない終わり方をするんだけど、どこか温かい。
『ファースト・カウ』同様、
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

この異常なシチュエーションに持ってくまでの潔さにまず爆笑した。
人間の嫌な面博覧会がずっと続く展開は正直新鮮さに欠けるが、イ・ビョンホンの怪演は見応え抜群でした。
中でもカラオケのシーン
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞

ひとつのことに突き抜けた人を見るというのも映画の醍醐味だし、面白いのは彼の笑いの才能やセンスのあるなしは最終的に関係なくなるところ。
努力とも違うツチヤのボケノートはもはや執念であり、そ
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.5

劇場で鑑賞

潔いというか呆れるほどのステレオタイプ映画。
作りもチープで早くも今年のワースト候補。

劇中で言われてる時代遅れというフレーズがそのまま当て嵌まる超ステレオタイプ映画。
それでも映画と
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.1

自宅で鑑賞

序章として申し分のない出来。
猿を進化させようとしたんじゃなくて認知症を治す薬を開発する過程で進化してしまった、という設定が反旗を翻す動機にもなっていて上手い。
演出は丁寧だし、クライマ
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ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

3.5

自宅で鑑賞

着ぐるみ特撮ゴジラ映画としては最後の作品。
人間パートと特撮パートの乖離が凄まじく、しかもお互いガチなので結果的に狂気じみた映画に。そりゃファンは怒るわ。
ただやたらと勢いだけはあるしア
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.5

劇場で鑑賞

シスターフットならぬブラザーフット。
起こってる事はめちゃくちゃ地味だが、ラストの台詞と映画冒頭を思い出して、切なく尊い余韻に浸る。
穏やかだけど常に不穏さが漂う中、互いに気遣いながら懸
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞

めちゃくちゃ面白かった!!!!
冒頭のカオスと化したブラックフライデーが最低で最高!
そっからのR18に相応しい容赦無いスラッシャーとジャンプスケアの連続、ラストの超格好良いケリの付け方
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.8

自宅で鑑賞

ハリウッドスター勢揃いのお祭り映画第3作!
もうすっかりお爺ちゃんのエクスペンダブルズと生意気な若手と煩くて可愛いアントニオ・バンデラス。
とにかくド派手で楽しいけど全体的に哀愁漂う時代
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

劇場で鑑賞

『パターソン』がオールタイムベストの人間なので至福の時間でした。

公衆トイレを掃除しながら、質素で規則正しい生活をする平山の世界はとても豊かに映る。
人間それぞれにその人だけの世界があ
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.4

劇場で鑑賞

あまり見ない絵柄のアニメーションはよく出来てたが、世界観がイマイチ飲み込めなず、中盤のモンスターズインクっぽくなる辺りから記憶がない。
子供の想像力から生まれたイマジナリーの筈なのに、デ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.5

劇場で鑑賞

ドラッグではなく降霊で飛ぶ新感覚ホラー。
話の転がし方が巧みでラストのオチまで気が利いてるしテンポも良い。
霊の描写もリアリティを逸脱しすぎず、ちゃんと怖いし容赦がないのも良いバランス。
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ブルービートル(2023年製作の映画)

4.2

自宅で鑑賞

ラテン系スーパーヒーロー!
何者でもない普通の青年が家族と謎の黄金虫の力で軍事企業をぶっ潰す。
圧倒的な家族愛&メカ&マスク割れ&ガトリングばあちゃん!
ラテン系のスタッフだからこそのギ
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映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016年製作の映画)

3.7

自宅で鑑賞

トットちゃんの八鍬監督脚本ということで。
オリジナルは遥か昔観た記憶はある程度なので改変具合は分からないが、家出からの成長というテーマがハッキリしてるのと、アクションなどの見せ場のバラン
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