四畳半さんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

四畳半

四畳半

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ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.2

劇場で鑑賞

田舎のラブホテルで起こる男女間のゴタゴタをただ見てることしか出来ない波瑠さんの無表情演技が素敵でした
ただ個人的にいまひとつ何か足りない気がする
全体的に薄い...
音楽はでかいが台詞が
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.3

劇場で鑑賞

噂通りの高クオリティアニメーションだが、やたら長くて多い説明台詞と別に笑えないギャグがせっかくのテンポを壊しちゃってるように感じた
クライマックスは確かに燃えるがあまりにも唐突過ぎて面食
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞
青春を取り戻そうと奔走するモリーとエイミーの長い一夜が始まる

こんな青春映画が作れるアメリカはやっぱ凄いわマジで
オリヴィア・ワイルドさん舐めてました!マジすんません!

モリーとエイミ
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ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞
男の子は無鉄砲で性を持て余してて女の子は燃えるような恋がしたい
でも本当にそうなのだろうか?
憧れていた物はどこか作り物っぽくて空虚
次々新しく生まれ変わる東京の街が成長を急かしてるようで
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

劇場で鑑賞
隙がない傑作
個人的で自己満足な大義の陰で理不尽に搾取される小さな声
事件をエンタメに変えてしまうメディアの意義を改めて問い直す
事実をただ右から左へ流すだけじゃない、主体はあくまで話し手
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.7

映画館で鑑賞
『アイトーニャ』では不必要に暴れ回った末、誰も望んでない結末へ突っ走っていった愛すべきポール・ウォルター・ハウザーが今作で初主演

正義感が人一倍強いのだが真面目過ぎるあまりあれよあれよ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

劇場で鑑賞

もはや演技を超えた役との同化
その表情全てが言葉以上に彼らの内面を語る
あくまで傍観者でしかない観客はすれ違っていく登場人物たちをただ観ているしかないのがとにかく歯痒い
この話は産みの親
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.4

劇場で鑑賞

いい意味で裏切られた自分向きのボンクラ映画で観て良かった
やっぱ予告だけで敬遠しちゃうのは良くないですね
中盤の初DJの展開はこっちまで胃が痛くなってきたし本当自分はこういうの弱い
あと
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

4.0

自宅で鑑賞(Prime Video)

自分の思いはあいてに伝わらないし、そもそも自分の思いは自分が一番分からない
“孤独”になりたいという主人公の価値観にめっちゃ共感
一般的には面倒臭い女の部類に入
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.4

劇場で鑑賞(IMAX)

見応えのあるレースシーンやフォード内での足の引っ張り合い、ル・マンの決着直後の主人公二人など好きなポイントは多いが、どうしても一番最後のアレが蛇足に感じてあんまり好きじゃない
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ぼんとリンちゃん(2014年製作の映画)

4.9

自宅で鑑賞(Blu-ray)

腐女子のぼんちゃんと幼馴染みのリンちゃんがガチオタのおっさんと一緒に親友の肉便器ちゃんを救出しようとする話

軽い話かと思いきや、“好き“とは?”生きる“とは?みたいな
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星の子(2020年製作の映画)

4.2

劇場鑑賞
もともと原作を読んでいて大好きだったので少し不安もあったが、いざ観てみると原作の不穏で不安な空気感がしっかり感じられた

新興宗教もあの水も南先生も劇中のあらゆる要素が確証の無い噂程度でしか
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.6

劇場鑑賞
女性の生きづらさ詰め合わせのような映画で、こういう作品が作られてヒットする事自体が世界が変わりだしてる証拠と思いたい
でも男にとってどれだけ理解を示しても結局は他人事の粋を出ないのも事実
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

2.9

劇場鑑賞

田舎の内気な女の子が秘めた才能を開花させ夢のスター歌手になる話。と言えば王道な青春音楽映画だがその内気な田舎娘がエル・ファニングだった
そんな田舎娘いるかい!なリアリティの無さだが、正直エ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

2020年初映画
(厳密にはニューシネマパラダイスだが新作はこっち)
まさに“実写版ガルパン”という表現がしっくりくる戦車バトル映画
ストーリーの構成も非常に上手く、ダレるシーンも無いし主人公と個性的
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踊ってミタ(2020年製作の映画)

3.9

自宅(DVD)で鑑賞
文字通り「踊ってみた」で町おこししようとする話なんだけどこれが予想以上に面白かった
周りのせいにして逃げるならとりあえず踊ってみよう
劇的には変わらないかもしれないけど行動すれ何
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.1

ロックフォードだけじゃなく、逃げ場のないこの世界でそれでも生きる為にもがき続ける若者たちへ向けた渾身のドキュメンタリー
未来への不安からの逃避を断罪するのではなく寄り添うカメラからは赦しとはまた違う優
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

これエンタメとして抜群に観やすいし面白いし分かりやすいから万人にオススメ出来るのが凄い
かといって単純な話でもない重さが確かにある
エンタメと社会性の奇跡のようなバランス
ハマるハマらないは抜きにして
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彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)

4.5

広島にある伝説の老舗ストリップ劇場
閉館に向けて準備を進める木下社長はかつて恋したストリッパーに思いを馳せる
これはあくまでストリップ“劇場”の物語
大勢の客が何かを求めて劇場にやってくる
ストリッパ
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空に住む(2020年製作の映画)

3.8

産まれた瞬間、出会った瞬間から始まる人間関係の終わりない地獄
誰もが孤独を埋める存在を求めてふわふわ漂っていく
全然分かり合えないのになんだかんだ関係が続いていく登場人物たちが妙にリアルだった
そんな
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.6

最近辛い映画ばかりだったからか心に沁みて観てる間中ずっと涙目でした
澪ちゃん割と酷い目に遭いまくってるんだけどその度に立ち上がり続ける姿は松本穂香さんに激ハマり
“食は人の天なり”同様に“映画も人の天
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.9

単なるラブストーリーではなく赦しの物語
自然な流れで出会い、惹かれ合う二人、主演の二人の演技なども相まって安っぽく感じない上品な作りは見事
“自分の罪を一番赦せないのは自分自身”というシスターの言葉が
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