シリーズ1作目であり、
トム・クルーズの初プロデュース作。
今ではアクション映画の頂点になったシリーズだが、原点のテレビ版は、スパイサスペンスを描いた静かな心理戦ドラマだった。そこを踏まえて、いきな>>続きを読む
23/7/19@TOHO渋谷❸
★警告後途中からネタバレ★
肯定する自分もいれば、
否定する自分もいるような、不思議な感覚にスコアはその中間。水曜朝9時に満席!ヒットしそうでなによりだ。
全くの前情>>続きを読む
デジタル修復版(2011)
エネルギッシュな喜劇だ。
知恵と度胸で生きる佐平次。競い合う女郎。血気盛んな志士たち。彼らが生き急ぐことで生まれるユーモア。そこに差し込む死の匂いがスパイスのように効いて>>続きを読む
<4Kデジタル修復版>
鑑賞中感じていた不気味な気配。反芻して分かる「これは本当は怖い名作映画」なのかも。
「いい映画を見たなあ」とほっこりする後味はない。ラスト、紀子と京子のシスターフッドに僅か>>続きを読む
夏とホラーとポルノの相性。
70年代ホラーのルックとA24らしいアートな質感。両者ハイブリッドの画作りに飽きない。池のドローン撮影が怖かった。撮影隊3組それぞれの人間関係が説明抜きでも分かり易くて上>>続きを読む
23/7/6@新宿ピカデリー❶
【素晴らしきコーダ】
『スターウォーズ』『ブレードランナー』では犬死して終わったハリソン・フォード。ウルヴァリンや孤高のレーサーの散り際を男臭く描いてきた監督ジェー>>続きを読む
前作から19年を経た4作目。
評価が低いようだが、自分はかなり好きだ。
まずはCGの進化と撮影ヤヌス・カミンスキー(前作までは別のカメラマン)の力で「画が新しくなった」のが良かった。人によっては過去>>続きを読む
配信もセルソフトもない難鑑賞な名作を発掘。表層的にはテレビ界黄金期の昔話だが、普遍的な権力の多重構造とその後の経済グローバル化をちゃんと予見している。
往年のハリウッドらしいきっちりとした三幕構成。>>続きを読む
トイストーリーと
スパイダーバースの間に。
『スパイダーバース』に登場する「LEGOバース」は14歳の少年に任せたそうだ。ロード&ミラーの懐の深さだが、これが本作『LEGOムービー』の結末と全く同じ>>続きを読む
ポリコレの「その先」
愛と暴力。
生物と無機物。
同性と異性。
血縁と他人。
色んな対比が入ったアートホラー。どこへ連れて行かれるのか?分からなくて面白かった。
主人公は、愛はもちろん暴力も知ら>>続きを読む
タランティーノ全作レビュー完
僅か10本だからあっさり達成
レザボアやパルプに通底していた、かつてのBムービーへのオマージュ。今作は、実際にその世界のど真ん中にいたパム・グリア姐さんを招聘。さぞや、>>続きを読む
6/21_IMAX字幕@イオン調布
6/27_吹替@新宿ピカデリー❶
紙のコミック画が動く驚きをくれた前作。その更に上を行く本作は色々と凄いことをやり切っている。複数クリエイターの集合知。感情表現の>>続きを読む
23/6/16@調布_IMAX字幕
アクション、ドラマ、コメディ。ヒーロー映画として理想的なバランスの良さにフラーッシュ⚡。全編がIMAX画角で腹十二分目の大盛エンタテインメント。
「過不足ない」>>続きを読む
【巨匠による超B級映画】
実は初鑑賞(オチは既知)。
スケート風に採点すれば、
技術点90/芸術点10くらいの凄いバランスだなあと。
ヒッチコックは前作『北北西・・』までに大作映画でやりたいことを>>続きを読む
"Black Hole"というゴキゲンなyoutube番組で「スコセッシ全作レビュー」が始まる。可能な限り付き合ってみようと思い立ち、まずは『タクシードライバー』直前の本作。
スコセッシといえばパブ>>続きを読む
23/6/7@UPLINK❹
短尺で画が綺麗そうだし「息子との二人旅の思い出に浸るか~」と気軽に観始めたら、とんでもなかった(褒め言葉)。心が疲れている人には【閲覧注意】案件かも。感情をぐちゃぐちゃ>>続きを読む
製作/監督/脚本/撮影:byPTA
あのPTA監督が、若者のラブストーリーとはびっくり。「名優による重厚ドラマ」を極めた人が(ダニエルデイルイスも引退らしい)、一周回ってリセットされたのだろうか。>>続きを読む
23/6/1@新宿ピカデリー❷
クラシカルなロッキーから、
ヒップホップなクリードへ。
大胆な路線変更で「ファンのシャッフル」に踏み切った若き監督、はじめの一歩。
クリードvsデイムの闘い。
皆さ>>続きを読む
どうせ白人に都合の良いお話だろうと敬遠していたが、十分見応えあり。中立的な豪州人監督による、自称「リベラル」な白人には些か居心地が悪くなるような作品かも。
老婦人デイジーと使用人ホーク(モーガン・フ>>続きを読む
「安心して下さい。はいてますよ」
とにかく明るい安村が英国で大受けだった。本作を観るとその理由が分る。男性ストリップがポピュラーな国なのだ。
見易そうな短尺コメディ&公開当時の高評価につられて観た>>続きを読む
@新宿ピカデリー❸4K上映
劇場公開版4Kレストア163min
ほぼ全編が英語だが、その違和感はすぐに消える。演出、脚本、 撮影、美術、そして音楽の総合力で完璧に中国の動乱期を再現する「映画の凄さ」>>続きを読む
【Cinematicの終焉】
長く続けていたMCU@劇場鑑賞も、ついに本作で途切れた。配信で観てその判断は間違っていなかったと確信。もはやこのシリーズは「シネマティック」とは呼べない。それほど非映画>>続きを読む
23/5/17@Wシネクイント
【彼女が仮面を外すまで】
158分「あっという間劇場」
タイムストーンを手に入れたかのようなリディア・ターの圧倒的な時間&空間支配に茫然だ。
一晩経って今思うのは>>続きを読む
2022年の邦画でフィルマ最高スコアを記録。湯浅監督作品ではないが『夜は短し歩けよ乙女』と世界観を共有。
「リモコンをめぐるタイムトラベル」という表層下で進行する、もう一つの物語。ピクサーが得意とす>>続きを読む
"BULLITT"というタイトルは
"BULLET"に引っ掛けたのかな
『フレンチコネクション』『ダーティーハリー』と続く、アウトロー刑事&カーアクション映画の系譜はここから始まったそうだ。今度スピ>>続きを読む
コールマンの演技、ディーキンスの撮影、映画館「エンパイヤ」の美しいセット。吸い込まれるように観たのだが、これだけ揃えておいて脚本が残念。
ひとつひとつのテーマ&エピソードには一見の価値がある。特に統>>続きを読む
@GDCS池袋❺ドルビーアトモス
@TOHO渋谷❸
I love you "GUARDIANS".
1作目のような尖った軽快感はないが、ジェームズ・ガンが彼独特のセンスを抑えてでも伝えたかった>>続きを読む
「負け犬」
日本ではそんなに使わない言葉だけど、ハリウッド映画はこのテーマ本当に多いな。それだけ勝利至上主義の国ということか、アメリカは。
ポンコツなんだけど、二人の子育てには成功してるんじゃないか>>続きを読む
クィアな少女が主人公のアメリカ流『アメリ』。エレン・ペイジだけでなく、作品そのものが可愛い。
困った時ほど、シンプルに考えよう。高校生の妊娠というテーマを深刻にならず、かといって軽いわけでもなく、登>>続きを読む
「映画を愛するインディーズ精神を持ちつつ、ハリウッドの主流における良心的存在になるだろう」
ーロイド・カウフマン
ジェームズ・ガンを育てた「トロマ」の総帥(ちょうどピーターにとってのヨンドゥだ)が、>>続きを読む
年々ノンシャランな語り口になっていくイーストウッド。もはや『許されざる者』じゃなくて、それが「許される」稀有な存在なんだろうけど。
食堂の女主人が印象に残るが、彼女は聖母マリアのメタファーかな。夫の>>続きを読む
カルト映画のパロディは多いが、本作はカルト映画がある「世界まるごと」パロディ。何を言っているか分からないと思うが、つまりは『スタートレック』出演俳優とその熱狂的信者(トレッキー)への賛歌だ。
かつて>>続きを読む
23/4/19@Wシネクイント
「世界中の小さなアパートの
閉じたドアの向こう側の話」
ーブレンダン・フレイザー
🏆アカデミー主演男優賞。
今年のオスカー主要部門で唯一、その受賞に納得できた作品>>続きを読む
23/4/13@新宿ピカデリー❶
マット・デイモンもベン・アフレックも、拍子抜けするほど内面が掘り下げられない。実質的な主人公は「時代」。疾走感にワクワクする80年代を生きた人間へのギブアウェイ。>>続きを読む
シリーズ2作目。
前作からの期待が大きすぎたのか、公開当時は酷評にさらされた不遇の作品。これはこれで肩の力が抜けたスピルバーグの良さが楽しめると思うのだが・・。
前作で「やるべき」テーマを片づけてし>>続きを読む
23/4/10@イオン多摩#4
【午前十時の映画祭13】
「恐竜🦕は縦にでかい」
横長のシネスコではなくビスタサイズで製作された理由がこれ。イオンのスクリーンが丁度ビスタで、恐竜が視界一杯に広がる>>続きを読む