つかれぐまさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

つかれぐま

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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

18/2/11_としま_IMAX3D

<思考が停止する2時間>

★数年前、某邦画が冒頭で「100%アホになってください。インテリぶるのはおやめください」という主旨のテロップを出して波紋を呼んだ。作
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.0

18/2/1 @大泉#2 吹替
前作を未見のせいだろうか、大評判の割には楽しめず。子供でも楽しめるようにと、なんでもセリフで説明してしまう「非映画性」が興をそいだのは仕方ないにしても、それならば本業の
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

5.0

18/1/27 @新文芸坐

アロハ・オエ。

日本の「アイアムアヒーロー」も佳作だったが、これは「もう一皮」ぶん面白い。残念ながら負けを認めざるを得ないが、いや、そういう彼我の差にこだわる考えこそ捨
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

18/1/25 @新宿ピカデリー#3

世界4大活劇として認定

お腹いっぱいになるアクションは、リアリティライン云々の話もあるが、前後編通して世界観に終始ブレがないので、素直に楽しめる。「え、そんな
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.0

18/1/5 @大泉#2

相変わらずアクションのキレはいい。冒頭の水陸両用タクシーバトルに、最後は名曲「サタデーナイト」に乗せたハリー&エグジーの共闘と、観たいものはしっかりと見せてくれる。

だが
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.0

2017.11.28 @大泉#3 RT:7.5
ポンコツチームの一発逆転泥棒ものということで、我が愛するドラマ「木更津キャッツアイ」とつい比較をしながら見てしまった。
前半のお馬鹿キャラ見せ展開は小気
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

17.11.18@大泉#2

人は皆、物語が必要。

母を亡くし天涯孤独になった少年。
本作を彼の妄想と観るとあまりに虚しいが、先立つ母親が少年の為に遺した寓話、あるいはスタジオライカが(この架空の)
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

17.11.9大泉#4

真の主役はあの少女

大きな音とグロイ造形で「驚かす」演出(怖くはない)が好きになれず、ホラーとしては凡百の出来か。

一方で「スタンドバイミー」に美少女が加わったらどうなる
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

1.5

10.28 大泉#4 

36年後の答え合わせ

前作の世界観を踏襲したのはいいが、果たしてその意義があったのか(前作をそれほど好きではない層には)疑問な出来。「2001年」の続編「2010年」のよう
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.0

17.10.20 大泉#4
 
さらば、シーザー!

鑑賞後数日経つが、気が付くとシーザーのことを考えている。

前2作からさらに進化したシーザーが、廻りのエイプにはない「人間的な」感情を持ち合わせて
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.0

17.10.1 としまえん#9

自画自賛するアメリカ

この作品が構造的にどうしても引っかかるのは、「差別は非効率だから止めよう」というアメリカ式合理性からのアプローチが受け入れがたい。言うまでもな
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パターソン(2016年製作の映画)

5.0

17.9.29 シネリーブル#2

彼にだけ見える「双子」

バスドライバーのパターソンは、趣味の詩作というフィルターを通すことで、いつも人や街の良い面に目を向けている。そんな彼の目に映る情景を、その
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.0

17.9.22 大泉 シアター6

愛は地球を救う。その愛は◯◯◯で学ぶ。

着地どころは実にシンプルなメッセージだ。
例えると、ほぼ全編が変化球で紡がれ、最後に渾身の直球がど真ん中にズトンと来た感じ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

17.8.23@大泉#7

オサレ過ぎて・・・

映画好きなら皆、年に1本くらいは良さが分からなかったことが少し恥ずかしい「評判」作品があると思う。私の場合、まさに本作だ。

ストーリーについて語るの
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

2017.7.8 Tジョイ大泉 シアター8で鑑賞
アクションがストーリーを語る傑作ではないが、
アクションがストーリーを止める駄作でもない。
アクション=ストーリーの異色のシリーズ。

アクションを演
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.0

17.6.30 大泉#3

 ひとりの英雄譚としてまとめあげて欲しかったが、サービス精神旺盛な監督は色々と盛り込み過ぎたように思える。 デズモンドの願いはあくまで「助ける」ことにあったはずだが、デズモ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.0

17.6.22 Tジョイ大泉 スクリーン4
 面白かった。現実に起こった神戸の事件(少年&手記の出版)に巧みに寄せて見せることによって、リアリティを生み出し、細かいこと(藤原君の年齢は?とかね)を気に
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美しい星(2017年製作の映画)

1.0

17.6.7. シネルーブル池袋 シアター1
展開があまりに難解すぎ。説明を省略している上に、複数解釈の可能性を提示。さらには「メタファーらしきもの」が随所に盛り込まれ、難解要素のインフレ状態。135
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

17.6.1 大泉シアター1吹替

アメコミ版「ノーカントリー」

メンバー一新の新シリーズが立ち上がり、「X-MEN」も未来への希望を語り始めたなと思いきや、今作はなんとミュータントの終末だ。

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スプリット(2017年製作の映画)

-

17.5.21大泉#6

「ミスターガラス」鑑賞後に、再見。

クローバー☘と同様に、我々人類にもごく稀に<四つ葉🍀>が存在する。彼等は他人と異なっているというだけで、決して劣る存在ではない。いや、む
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

2017.5.19 大泉#2

進化のために必要なこと

 未知の存在を受け入れた人類が新たな「能力」を獲得する。結果、皮肉にも人間として最も受け入れがたい運命を知るが、それすらも受け入れる、これがい
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.0

17.5.1 Tジョイ大泉 シアター1で吹替
近年のディズニーアニメの変革とは一線を画す正統路線。贅を尽くした大作感はしっかり味わえるので、ライトな映画ファンには最適。

映画好きでこの作品を嫌う人は
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.0

17/5/1_大泉#4(吹替)

考えたら負け

油断して?少しでも論理的に考え始めると直ぐに破綻する。バカバカしくて笑うしかない「考えたら負け」な作風は健在だが、ここ3~4作の中ではシリーズワースト
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

17.4.21 大泉#8

美しい画だが、

美しい話とは思えなかった。
それは、別に自分がゲイを受け入れないという訳ではなく、この作品そのものが極めて共感しにくい観客を突き放すような作りになっている
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

3.5

17.4.7大泉#6

<ザ・バットマン>

数多の監督が描いてきたバットマン。その「雑多」を全て肯定するおそらく唯一の手法はこれかもね。

前半メタ的に始まったので、これは茶化して終わるのかなと思い
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.0

17.3.25 大泉#1

進化するコング

怪獣登場シーンが多いの少ないの、コングが強いの弱いの、そういうオタク的議論を超越して一般映画としてこれは大傑作だ。人間パートを含めてとてもよくできている。
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.0

17.3.23 バルト9 シアター7
ぎりぎり見れて良かった。人は一杯死ぬが見終わった後味は悪くない。
まず私が洋画&洋楽デビュー(背伸びしてね)したの頃の空気感が見事に再現されている。(この映画より
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.0

17.3.18 Tジョイ大泉シアター1:吹替
前半、マッドマックスシーンまでは最高。大蟹との戦い以降は、モアナとマウイの信頼が簡単に揺れ動きすぎて、これがややスポイラーになりエンディングに乗り切れない
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.0

2017.3. 試写会@ソニー

まあ、そうするよな。

抜群に面白いシチュエーション設定とよくできたセット、説得力をもって描かれた人間ドラマの3点が揃った見事なSFだと思う。

不思議なくらい評判が
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.0

<2017.3.1 Tジョイ大泉 シアター8>
情報や光だけでなく、人の声以外の音が消えた世界が怖い。
一切の人工音(電気を想起させる音楽も排除)の無い世界、じわじわと来る恐怖を、少しづつ、一日づつ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

17.2.25/3.1大泉#1

人生のマジックアワー

表と裏、二つのテーマを見事に融合させた傑作。表は流麗なキービジュアルからも連想されるとおり、エンターテイメントへの讃歌。前作「セッション」(こ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.0

17.2.1. Tジョイ大泉 スクリーン1
私は大のつく「七人の侍」愛好家だが、良くも悪くも、「現代流のレプリカ(新解釈ではない)を作ってくれてありがとう」が感想かな。人種の多様化や、最終兵器の脅威、
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

17.1.21 大泉#2

神は見ていた

大変長い作品だが、テーマの汎用性と質感の高い画力で緊張感を持続することができた。神の作りたもうた大自然の中の、小さき人間。すなわち神の視点を体感するためにも
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

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<2017.1.14 新宿ピカデリー スクリーン8で鑑賞>
初公開時→レンタル→今回と3度目の鑑賞。
この作品の素晴らしさを言語化するのは大変難しいが、一言で言えば、
「アクションでドラマを語っている
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

16/12/29 大泉#3

小さくとも負けない

宮崎駿「風立ちぬ」が時代から逃げた男の話とすれば、本作は逃げなかった人々の話だ。まるで片淵監督から師匠への返歌のように思えた。

中でもすずと径子が
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