かめこさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

夜明け(2020年製作の映画)

2.5

道徳という名の化け物。
監督はどこかに出なきゃいけないルールの筈なのですが柄本佑さんを発見できず…w
アパートの家賃も払えず、都合の悪い時は寝たふりをするような男が正義を掲げてヒーローになろうとする様
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.5

主役。
主演の2人、きれっきれな姿しか見たことなかったから等身大の恋愛ものは新鮮でした。ソン・ソックさんは過去に2回リメイク作品で綾野剛さんの役柄を演じていることもありどこか同じにおいが。あのひょろり
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

民衆の棒。
生のマ・ドンソクオッパを5列目で見れたのでもう消えてもいいです…。この雄々しい肩幅や筋肉を以て抱き締められたい。
ストーリーに関してはまぁ安定の…悪くてやべぇやつがいる→ソクト刑事がぼこる
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

応答せよ。
『花束みたいな恋をした』で麦君絹ちゃんが好きだった今村夏子さん原作!お初。
今度旅行で行くし広島映画観るかみたいな気持ちで挑んだらいやこれはしんど…っ。
あらすじ的に風変わり、でもみんなに
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機械仕掛けの君(2020年製作の映画)

3.0

自我。
この短尺の中で壮大なテーマ。監督としてはお初であろうムッチ先輩…ではなく磯村勇斗さんが、SFを選んだ背景が気になりますね。
1番驚きを与えたかったであろうところはなんとなく予想できました。はっ
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あんた(2022年製作の映画)

4.0

味方。
千葉雄大さん、顔もいいし芝居もいいのに監督までできるとか何者。
友人に恋人ができた時に素直におめでとうって言いたいのにそれ以外の感情が出てきちゃって心ぐちゃぐちゃになる感覚わかります。優先順位
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同感〜時が交差する初恋〜(2022年製作の映画)

3.5

めちゃ友。
配信中の『私の夫と結婚して』でナ・イヌ氏にガチ惚れして…というベタな背景。同志500人はいそう。周りより5mくらい背高くて異次元でした。
割と古みのあるストーリーと思ったらリメイク作品。無
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.5

チーム。
あまりの記録のすごさに現実味がない。これが実話…えぐすぎます…。
競技に入るまでの展開早いなと思ったら何度も失敗し、その度に立ち上がるナイアドの精神力。割と傍若無人だった彼女が最後にああ言っ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

泣き虫。
A24っぽくない爽やかなポスター。
本編も1歩間違えばどろどろ三角関係になるのにみんな善人なのでそうはならない。怒鳴ったりもしないから終始凪いだ気持ちで鑑賞することができました。
自分は婚姻
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アキはハルとごはんを食べたい(2023年製作の映画)

3.0

ゼロ距離。
飯に釣られて原作を読んだので実写版も。
主演の2人は2.5次元の方々のかな。あまり精通してないので存じ上げなかったけどハルのビジュアルの再現度がいい感じ。
アキの方はもう少し現実に寄せたテ
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.5

ゴリラ。
『コンクリート・ユートピア』の同軸だったのですね!そっち観てないけどなんか設定似てるなー思ったら。まだ公開中なのにスピンオフ(?)出ることあるんだ。
安定のマ・ドンソク兄貴に釣られての鑑賞で
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

向上。
完璧な成長譚!新生児が好奇心をアクセルにどんどん外の世界を知っていく。とんでも設定や不安を煽る音楽、カメラワーク(魚眼レンズ?)なのにどこか爽やかさを纏う不思議。頻繁すぎる熱烈ジャンプ描写も経
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

緑。
噂には聞いてたけど救いようの欠片もなくて嫌な気持ちにしかならなかった…。月曜日に観るそれじゃなかったです。
人生最良の日と人生最悪の日は紙一重。悲しいことに暴力の前では富裕層も貧民層も誰も彼も平
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.5

役目。
実写化のお手本と言われるのも納得のクオリティ。原作ラブなので不安はありましたがどのキャラクターも再現度が高く、キレのあるアクションや壮大な音楽も大満足でした。みんな眼がキマってて最高。
中でも
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

元気。
『MIU404』の伊吹藍といい野木亜紀子さんの描く綾野剛さんが好きすぎる。
原作は試し読みレベルなのですが狂児がこんなに人たらしとは…。ちゃんとお礼言えるところも食べ方指摘するくらいお行儀いい
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.0

残り物。
『グラインドハウス』のフェイク予告から16年…誰が長編映画化されると予想したか!クレジットにクエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督の名前もあってにんまり。
覚悟はしてまし
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.5

使命。
『コブラ会』のミゲル君ことショロ・マリデュエニャさんが主人公!彼がアクションもので活躍してるだけで嬉しい。
コメディパートや終わり方含め古き良きアメコミって感じでシンプルに面白かったです。構え
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.5

不合理。
やっぱり何回観ても面白い!本作はクエンティン・タランティーノ監督作にしては珍しく短い100分以下なのでアルコールもお供に。冒頭のカフェでの無駄話から最高すぎました。
冒頭の『Little G
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.5

夢の中の夢。
かなり静かに進むし内輪の話ではあるので正直途中何度か意識が飛びましたが終わってからじわじわと老いの怖さが染み入る。死へのカウントダウンという意味では誰もが他人事でない話ですからね。
終始
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

臆病。
やたらと評判になっていたフィンランド映画。監督の復帰作なんですね。
淡々としながらも不器用に、進んでないようで少し前進する2人が愛おしい。もっと文明の利器を活用しろやと思いつつもアナログでもど
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.0

勇気。
声でかい人や叫ぶ人苦手だからこの映画は静かでとても観やすかったです。小樽の冬景色とも馴染んでた。
明確には描写されないものの各々が抑圧されてきたことは明らか。それを絆して背中を押してくれる娘、
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ミス・シャンプー(2023年製作の映画)

3.5

眉毛。
お初のギデンズ・コー監督。過去作は知らないけどエンドロール見る限りはお茶目な方なのかしら。とりあえず有名な『怪怪怪怪物!』を観たいと思えるくらい面白かったです。
心に小学生を飼ってるのであのノ
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

蛾。
バリー・コーガンさんはやはり不快感と不安感を与える天才ですね。愛憎、羨望、野心…色んな感情を見せてくれました。
冒頭の暗算野郎がやばくて勝てないかと思ったけど余裕で凌駕してきます。そして最後まで
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

カセット。
生活ものジャンル好きな人間としてはもうほんと…堪らんでした。あと仕事できる人好きなので寡黙且つ丁寧に熟すのも最高。
都内のトイレってあんなにおしゃれなんだと思ったらそういうプロジェクトなん
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

4.0

願い続ける。
ストーリーは普通だったけど100周年故のオマージュもりもりでそちらの加点も!主張しすぎない感じも◎。
生田絵梨花さんが乃木坂46出身なのでアーシャは清楚系キャラと勝手に思ってたらかなりパ
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LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

4.0

完璧な芝居。
オリジナルも好きだけど(若干記憶曖昧…)超えてきたんじゃないかってくらい映画として完成度が高い!タイトルの付け方も上手いこと。
どう見ても年齢差がある2人なのに一瞬引きつつも周りが受け入
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.0

無線。
クリスマスムービーと聞いてまさか〜って思ってたら本当にクリスマスムービーでした。要所でリースの音鳴っとる。
ジョン・マクレーンのキャラ、主人公としてめっちゃ良い…。死体の服にメッセージ書いて見
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市子(2023年製作の映画)

4.0

味噌汁。
市子の失踪日が自分の誕生日でした。
杉咲花さん、『夜行観覧車』の時からずっとその演技力に惹き付けられていたけど今回も抜群の吸引力です。舞台挨拶で戸田彬弘監督が言っていた"眼の引力"が、市子は
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チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

4.0

心に居座る岩。
冒頭から若きチョン・ヘイン氏。知らなかったから嬉しい。
いやはやこれはやられましたね。老害すれすれ頑固爺ちゃんの可愛い恋でも見守るかーと思ったらそんな仕掛けが…。2人のデートキュートす
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

心のカメラ。
大枠はなんとなく感じつつ、結局よくわからなかったなー。ビデオカメラの画質が絶妙に悪い感じのエモさはあるけれども……うーん。要所から伝わるカラムのどこか不安定な要素への印象は2周目に入った
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

手口。
詩的な印象の強い中、こんな勢いのあるフランス映画初めてかもです。倫理観については一旦捨てましょう。
分離してないそれはモザイク処理で切り離されたらモザイクなくなるの個人的にツボってしまった…ど
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ほつれる(2023年製作の映画)

4.0

向き合えない。
やはり加藤拓也監督の作る地獄の空気感好き。『わたし達はおとな』はまだ学生だから遠目に眺められたけどこちらはもう…。
終始煮え切らないし保身的な態度の綿子も普通に悪いけど、最後の言い合い
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

本能。
何回観ても面白〜。毎度ニック(32)に恋をしてしまう…ずるい狐。
そしてこのポップなポスターで社会派バディものなのが堪らんです。ユートピアを捩った地の中で、主人公であり正義感が強いジュディです
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.5

光。
今回もエイリアンの造形がいい具合に気持ち悪くて良い。
前作からJとKの立場が逆転し、5年を経てしっかりと成長した弟子が今度は記憶なき師匠に教える構図がとても好み。合わないバディは記憶飛ばして清算
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空に住む(2020年製作の映画)

2.5

虚構。
全然わかんなかった…。全体的にそんな言い回しする?みたいな台詞ばかりで誰も好きになれない珍しい作品。この世界、全員ポエマーなのか?
特に時戸。初対面タメ口とか家来て料理作らせるとか電話開口一番
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.5

たまゆら。
終盤のカオス展開は事前にお話伺ってたので覚悟できてたつもりだけどなんぞこれwどこまでが本当で、どこからが盛りかわからない。それにしてもわざとらしすぎて。
霊より実際こんな事件が賃貸物件であ
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