Mさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

身体の弱い女王の下へ新しい召使がやって来て……という作品でした。

冒頭ヨルゴス・ランティモス監督にしては随分あっさりしていて、
「聖なる鹿殺し」の時の得も言われぬ気持ち悪さは何処に行ってしまったんだ
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サイン(2002年製作の映画)

3.3

元神父の農場にミステリサークルが出来て……という作品でした。

どんでん返しがある作品というよりかは、ラストで伏線の回収がある系の作品で、その回収一点に全精力をつぎ込んでいる様な印象を受けます。
しか
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.2

龍の石を守護していた主人公だったが、その石が壊れてしまい……という作品でした。

美麗な映像が素晴らしく、他の3D作品とはかなりレベルの違う美しさです。

ただ
物語の初動が遅く退屈な時間が多い事、
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.8

転送装置を作った科学者が自分を実験体にして運用したところ、蠅の遺伝子が交じり合ってしまい……という作品でした。

科学者がグロテスクに変容していく過程はかなり面白く、スパイダーマンの駄目だったバージョ
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僕はラジオ(2003年製作の映画)

3.8

高校のアメフトコーチが練習場の周りをショッピングカートを押しながらいつも回っている青年の存在に気付き………という実話ベースの作品でした。

社会に馴染めず母親との暮らしが全てだった青年と、場所と生き甲
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

車上生活をしながら現代の遊牧民として生きる主人公が、行く先々で人と出会ったり働いたりする……という作品でした。

ドキュメンタリー映画みたいだなと思ったら、元になったドキュメンタリー映画があったのです
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.6

救難信号をキャッチして惑星に不時着したのだが……という作品でした。

実力者キャストの熱演と美麗な惑星や異星人文明のグラフィックが素晴らしく、
異なる惑星の存在感や真実味を確かなモノにしてくれています
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アントラーズ(2021年製作の映画)

3.3

小学校教師が心配な生徒と接して行く内に、生徒を取り巻く環境の異常さに気付き……という作品でした。

地味ながらしっかりできている作品で、ホラーとしては中々です。
ただ神だ精霊だといったモノを想像して観
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.6

妻を失った男が、子の出征を気をもみつつ友人の警護へと向かうのだが……という作品でした。

キングスマンシリーズの前日譚とも言える作品で、リス・エヴァンスの怪演がとても良かったです。
ただそれ以降がちょ
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.6

宇宙人を探して惑星に不時着してみたら……という作品でした。

ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、イドリス・エルバ、ガイ・ピアースという錚々たる面子が出演している作品にして
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ビースト(2022年製作の映画)

3.3

南アフリカへ家族旅行に来た一家が、そこで猛獣に襲われ……という作品でした。

復讐鬼と化したライオンVS娘達を護る為に奮闘するイドリス・エルバVS親父の言う事を特に聞かない長女
の熱き戦いが繰り広げら
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

交際相手と共に孤島のレストランに来たものの、そこは全てがちょっと怪しく思え……という作品でした。

シュールな料理人達がなにやってんだろう?
と謎に包まれた序盤からの、
割とキチンとした思いの判明する
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.9

瀕死の重傷を負った仲間を助けるべく、仲間の過去と因縁のある場所へ向かうのだが……という作品でした。

シリーズの完結編としてとても素晴らしい作品でした。
序盤、思ったより大人しめだなと思っておりました
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.9

戦士に憧れるネイティブアメリカンの女性が、プレデターと戦う事になり……という作品でした。

ストーリーそのものはシンプルですがとても面白かったです。
女性主人公が部族の中で阻害されているけれども
それ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

清掃係として働く研究所内で、水槽に入った生物に心惹かれた主人公は……という作品でした

ど真ん中のクリーチャー映画でしかも純愛ラブストーリーという、今まで観た事の無い異種格闘技戦と言いましょうか、
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.6

娘と祖父の作った発明で信号を発信したら、それを傍受した何者かに連れ攫われてしまい……という作品でした。

面白いんですけれども、ストーリーがかなり唐突なところと、
何より
「この映画は、これから先のア
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.8

クローンとして復活させられた主人公は、その遺伝子からエイリアンも複製されてしまい……という作品でした。

冷凍睡眠から目覚めるパターンが1~3まで続いていたので、
それを回避したのは良かったです。
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.4

前作で運良く脱出したものの、主人公の乗った宇宙船は故障し辿り着いた星は監獄の惑星で……という作品でした。

原点回帰でエイリアンを余り出さず、防戦に徹するストーリーにするというのは良いと思うのですが、
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.4

返却する筈だったバッテリーを仲間がくすねたが故に追われる身になってしまい……という作品でした。

1作目と比べると、
親子の情がかなりプッシュされウェットな印象を感じる第2作目。

ヨンドゥのありえん
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.5

惑星で手に入れた宝が銀河の命運を左右する程の力を持っていたと分かり……という作品でした。

もうかれこれ4回は観ているのですが毎回何故か泣いてしまう、
そんなガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。
抜群
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

元交際相手の嫌がらせを止めて欲しいと、共にクルーズ船に乗る事を頼まれた主人公だったが……という作品でした。

「あ、ここでこの人なのか」という意外な第一の殺人から始まり、
謎が謎を呼ぶ連続殺人事件へ発
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.9

冷凍睡眠から目覚めたら57年後で半強制的に音信不通の惑星に連れて行かれ……という作品でした。

前作よりもエイリアンの数が飛躍的に増し、派手さも向上したエンタメ系ホラー映画。
あらゆるセットや衣装より
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マザーズ(2016年製作の映画)

3.5

メイドで働きに行った家で代理出産の話を持ち掛けられたのだが……という作品でした。

なんかヤバイもんが胎内にいるのではないか?という不安と恐怖に苛まれて行く感じは結構良かったですし、
そこから後半にか
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ナイト・ハウス(2020年製作の映画)

3.4

夫が突然この世を去ってしまいその真相を知ろうとする妻だったが……という作品でした。

静かな雰囲気の中で淡々と真実に迫ろうとする描写や、
後半の畳み掛けは結構面白かったです。

ただ静かに淡々と少しづ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.9

王を失ったワカンダ王国に新たな脅威が迫り妹の王女が立ち上がる事になるのだが……という作品でした。

全編通して亡くなられた名優チャドウィック・ボーズマンへの愛と敬意に満ち溢れた作品でした。
OPとED
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.5

YouTuberが湖の底の廃墟に行ったら……という作品でした。

ダイビングモノとお化け屋敷モノを合体させるアイディアは中々新鮮で、導入は中々面白いなと思いました。

ただ序盤以降ずーっとダイビングし
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.8

宇宙船の乗組員達が地球帰還の途中、知的生命体からの信号をキャッチしたから確認しに行かなければならなくなり……という作品でした。

そりゃあ今のSFと比べたらチープなところもあるかも知れないけれども、
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.7

古い友人が神殺しに襲われ、次なる標的の村を守っているとそこにもう一人の雷神が現れ……という作品でした。

クリス・ヘムズワースとナタリー・ポートマンが久々の共演で、
クリスチャン・ベイルがマーヴェル映
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.8

宿泊予定の家には別の男性が既にいて、仕方なく同室させてもらった主人公。だがその家は不可解な点があり……という作品でした。

最初に可笑しいと思った直観は大事にしなよとか、
なんか周囲の人間がちょいちょ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.9

「フレンチ・ディスパッチ」の名物編集長が亡くなってしまい、その追悼号が発行されるのだが……という作品でした。

いつもと違い短編集の様な造りで、短編ごとに作品の色合いもだいぶ違いました。
個人的には2
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

作家がかつて訪れたグランドブタペストホテルで見聞きした事を話しだし……という作品でした。

二度目の鑑賞になるのですが、相変わらず全てのシーンが絵のように美しく、微量ながら毒っ気も含まれていて見応えの
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.7

交流の途絶えていた3兄弟が、長男の呼び掛けで集まりインド旅行をするのだが……という作品でした。

今迄のウェス・アンダーソンとは少し趣の違うロードムービーで、
登場人物も比較的少なく、
内容も奇抜とい
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.8

若くして成功したもののその後挫折した三兄弟が、死期の近い父親と再び共同生活を送る事になるのだが……という作品でした。

非常に整理された群像劇で、
キャラクター1人1人誰一人埋没する事無く
特異なキャ
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.0

落ち目の海洋学者が新たな発見で名声を回復しようと航海に出たのだが……という作品でした。

面白かったです。
船から珍妙な海洋生物からちょっとした台詞まで、
全部ウェス・アンダーソンのこだわりが炸裂しま
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.7

19のクラブを掛け持ちしている為成績が悪化し退学寸前の高校生が、教師に恋をしてしまい……という作品でした。

クラブ活動にもアクティブだがそれ以外にも基本全部アクティブで、
思い立ったがすぐ行動してい
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

別の次元からやって来た少女を助けたストレンジが、その少女を護るべく旧友に助けを乞いに行くが……という作品でした。

サムライミ節が炸裂しまくっている、MCUの皮を被ったオカルト映画でした(笑)。
ホラ
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