▪︎「あたしね、あなたのご主人の入ってらしたお風呂に、一度入ってみたいと思ってたのよ」
▪︎闘病期に入ってからのグルーヴが凄まじい、1955年で既にヌーヴェルバーグみたいな撮り方をしているのに驚く、>>続きを読む
▪︎原作未読
▪︎津軽塗りを紹介する仕事映画としても、20代女性の成長譚としても、凄く「これは……面白くなりそう!」という予感はあるんだけど、残念ながら予感だけで終わってしまうのが勿体ない、惜しい>>続きを読む
▪︎おちゃらけた感じの潜水艦内のシーンで始まるけど、色々あった後で、ポストクレジットでまたそこに戻ってくるのが凄く切ない……(〝新世界〟方式やん……)
▪︎ 戦争を攻める側と守る側で考えた時、当然「加害者と被害者」に置き換えることが可能なわけだけど、ここまで徹底的に「敗戦国/被害者としての日本」を抽出し、体制批判なども盛り込み、国内トップブランドのコ>>続きを読む
▪︎本作と同様にウェットワークを生業とする人間をリアリズムで、ドライに、体温低めで描いた映画で言えばソダーバーグの『エージェント・マロリー(Haywire)』とかの方がずっと面白い。
▪︎あとネトフ>>続きを読む
▪︎「本人ではどうにもならない〝心の闇〟が、埋まらない/埋められない/それが無意識に別の衝動として現れる」というお話は他にも色々な映画で観てきたが、それを「奔放な暮らしぶり」とか「ライトな同性愛嗜好」>>続きを読む
▪︎最高!!!!!
▪︎ 映画とは、役者が振り:お芝居をして、虚構の舞台:セットで作り上げる総合芸術である、という観点で言えば、こんなに〝映画愛〟に溢れた映画もそう無いと思う。
▪︎だから都合上、>>続きを読む
▪︎チョン・ジョンソは強い。強いけどめちゃくちゃ強くはなくて、適度にボロボロになりつつも毒蟲のようなキム・ジフンを追い詰めていく。
▪︎私はタランティーノの映画でOUATIHが一番つまらなく、そして>>続きを読む
▪︎下山事件〜三鷹事件をベースに描く新聞記者モノ。井上靖原作、監督主演が山村聰。
▪︎当時の〝蒸しに蒸す夏の夜〟といった描写、新聞社内の仮眠室(二段ベッドがズラリ)のセットなどがリアル。山村聰が呼ば>>続きを読む
▪︎そこでas tears go byをハープで流すセンスは嫌いじゃない
▪︎批判的な意味での〝家父長制〟的な言葉がまず浸透していないであろう1958年に、駄々っ子の様な佐分利信を、ステテコ姿(「おい、寝巻き!」)で居間を所在無さ気に行ったり来たりウロウロさせてみる
▪︎>>続きを読む
▪︎概ね面白く観たんだけど、例えばベトナムとかタイとかシンガポールとか、「水田があって米が主食で……」みたいな国に対するイメージが牧歌的すぎやしないか?という点が気になってしまった(そういう表象は『S>>続きを読む
▪︎ヒョンビンがファンジョンミンに対して、ヒョンとは呼ばないが「……ったく!アンタのこと、危なっかしくて見てらんねーよ!ホラ!(防弾チョッキ)」という映画だった。
▪︎そのヒョンビンの〝アンタが心配>>続きを読む
▪︎鑑賞履歴
1回目……109シネマズ湘南 IMAX(10/22)
二回目……ミッドランドスクエアシネマ Dolby Cinema(11/2)
三回目……109シネマズPREMIUM新宿 #4(>>続きを読む
▪︎「スコセッシで三本あげろ」と言われたら揺るがない二本があり、それが『グッドフェローズ』と本作です。あと一本はその日の気分で変わる感じ(同意していただける方とは恐らく映画の趣味が合うのでお酒でも呑み>>続きを読む
▪︎行く先々でどんどん待遇が酷くなる、という後半の展開にリヴェットの『修道女』を思い出してしまった。
▪︎三宅邦子⇨吉川満子の順に小言がビルドアップされていき「……メンドクセー!!!」
▪︎「(女>>続きを読む
▪︎オーブリー・プラザに百万点!!!
▪︎なんか評判悪いらしいけどめちゃくちゃ楽しかった。適度にユルいんだけどそこもまた魅力で、正に「こういうのでイイんだよ!」系。金曜の仕事上がりのレイトで観たら最>>続きを読む
▪︎2015年にSWANNYという劇団の『ゴミ、都市そして死』(原作となったファスビンダーの戯曲)を観劇しているんだけど、その時もなんだかなぁという感じだった。この時の演出家の問題も多々あるかも知れな>>続きを読む
▪︎地味!
▪︎好きな順でいうと2(最高!)、ほぼ同列で3か1かな?
▪︎一作目で終わっておけば良かったのではないだろうか?
▪︎「バカバカしい話をマジにやり過ぎている」言ってしまえばLack of〝KEREN-MI〟ってことだと思うんだけど、その意味でこのチャド・ス>>続きを読む
・あのノッシャー・パウエルという人が凄いなぁ。元ヘヴィ級ボクサーで007シリーズのスタントマンで、この映画であの芝居!(芝居なのか?)緑のサテン生地みたいなスーツにも痺れた。
・冒頭のバーのシーンからして強烈な小津臭、〝黒いジプシー〟という選曲も、メインの対象Aを眺めるその他B(その切り返し、その間合い、編集)などなど、バーカウンターに立っているのが岸田今日子でも違和感を覚>>続きを読む
・「nonchalantと弾きなさい」佐野史郎演じるメンターは宅孝二、社長シリーズなどの音楽を手掛けた人
・広いほうの〝スロウリー〟メインフロアに見覚えがあると思ったけど、山手のクリフサイドでロケを>>続きを読む
・『宗方姉妹』とは男女が反転し、本作では岸惠子が池部良を往復ビンタ!しかし実はビンタする側の「本心を言わないことへの苛立ち」という意味では同じだったりする
・池部良の髪の毛の多さ、あんなエルビスみた>>続きを読む
・千石規子が素晴らしい
・「貴様の!そういうとこがっ!!」山村聰の超絶スーパーめんどくささ(本作のメインヴィラン)
・デコ「あ、ウンコした」
・田中絹代は『風の中の牝雞』と同じく〝言わんでもいい>>続きを読む
主人公の原住民を演じる俳優が、ちょっとノイズになるぐらい前園(あるいはNas)に似ている。
デビュー前からネブワースまでしか切り取らない、という潔さ。
でもそれだけに、ある一時代が、90年代半ばがどういう時代だったか、よくわかる構成になっていると思う。
要するに、ノエル曰く「デビューからたっ>>続きを読む
ギャヴィン・オコナーの落穂拾いで鑑賞。親子代々〜家族親戚が警察関係者とか、そうしたクローズドなコミュニティで、ちょっとしたアンモラルに対して「見て見ぬ振り」みたいなことをし続ければ、結果としてどんどん>>続きを読む
序盤でキムラ緑子が登場して、杉村春子ばりにドドドっと捲し立てたので、ああそうか小津がやりたかったのか、と気付いた(サイズはシネスコだけど)。
原作未読。予告編を観て「またこんなんか」と思ったが信頼筋の評価が軒並み高いので鑑賞。なるほど納得した。
結構深刻な性暴力被害がテーマの中心にある青春映画で、そうした要素が如何に人間の精神を消耗させ疲弊>>続きを読む
一体誰が「ジャック・リーチャー」の続編が、ベクデルテストをパスしている、などと考えたであろう?
もしかしたらトム・クルーズは、「ミッション・インポッシブル:ローグ・ネイション」におけるレベッカ・ファー>>続きを読む
「女呼んで揉んで抱いていい気持ち」な、「デイズド&コンフューズド」路線のリンクレイター新作。
マッチョなジョックスより、マッチョなボンクラの方がタチが悪いと思うけど、リンクレイターがこの映画で登板させ>>続きを読む