ねまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ねまる

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四月物語(1998年製作の映画)

3.8

地方の駅から、家族全員に見送られて、東京の大学生になる。
松本家(藤間家)勢揃いの豪華さと、あえて主人公を映さないオープニングに、気持ちがワクワク。
オープニングのシーンがあることで、引越しの日に、荷
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真夜中の弥次さん喜多さん(2005年製作の映画)

3.7

Surreal Samurai Gay Musical
ってタイトルで動画が一部Upされてて、その標語に今っぽくてワクワクしてたら、なんと2005年の映画なの。誰だよ、こんな20年早い企画撮ってたの?
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.8

・信長と帰蝶のラブストーリーに絞ったのが良い
戦国時代はキャラクターも盛り盛りだし、歴史の流れも激しいけど、あれこれ手を出さず、信長と帰蝶の話です、って割り切ったのが潔かった。イベント的に発生する史実
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.7

南北戦争の英雄の挑む、日本の戦。
外国人から見た武士道。
もっと実話かと思ったら、勝元って誰?って感じでどうやら西南戦争がモデルのフィクションっぽい。
ネオ忍者や、ネオ桜など、日本人から見ると違和感が
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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭にて鑑賞。
アンドリュー・ヘイpresents
アンドリュー・スコット×ポール・メスカル×ジェイミー・ベル×クレア・フォイ

製作が発表された時から楽しみにしていた作品をアジア最速で観れ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

ドラマ版から全部追いかけてるこのドラマ。
ドラマの部内視聴率が75%だったことにも特に驚かないハイクオリティ作品を、
パリのルーブルロケで映画化したことに、安定とは違う安心感を感じたことを覚えてる。
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.5

ネズミ取りの男を演じるレイフ・ファインズのインパクトが強すぎて、
それ以上の情報が入ってこなかった、、、

それでも視覚的な記憶は強いから、ウェス・アンダーソンの絵力って、他とは違う特異なものなんだろ
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(2023年製作の映画)

3.7

Netflixのウェス・アンダーソンシリーズで1番好きだった。
本を読んでいたら、急にお腹の上に毒蛇がいて動けなくなってしまった男の話。

日本でヘビが家の中に入ってくることはそう滅多にないけれど、奥
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白鳥(2023年製作の映画)

3.6

ヘンリー・シュガーのカンバーバッチも良かったけれど、このルパート・フレンドの語りがめちゃくちゃ良い。

他者であり、他者でない距離感。
ナレーターであり、主人公である距離感が絶妙で、ほぼ1人で喋る場面
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.5

同じロアルド・ダールのその他短編3つが同時に出ているからか、NHKの星新一のショートショートのドラマを観ている感覚に近かった。

恐れながら、ロアルド・ダールを作家として認識していなくて、調べてからよ
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シネマ歌舞伎 野田版 桜の森の満開の下(2019年製作の映画)

3.9

「いやぁ、参った、参ったなぁ」
頭を掻くポーズをしながら、嬉しそうに。

いやぁ、怖かったなぁ。恐ろしかった。
愛とは呪うか、殺すこと。

阿弖流為、ナウシカ、これを見て、歌舞伎っていかようにも演出で
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新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』(2020年製作の映画)

3.8

昼の部夜の部合わせて6時間。
NHKで放送したやつに字幕をつけて観たのは正解でしたね。中島かずき節な阿弖流為と違って(阿弖流為も追記したよ)、昔の言葉や物語の設定に関わる言葉が多くて、映画しか知らない
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ゲキ×シネ「狐晴明九尾狩」(2021年製作の映画)

3.9

「急急如律令(きゅーきゅーにょりつりょー)」
すごく言いづらいけど、便利な呪文。

久しぶりの劇団☆新感線は、テンポの速さと早口言葉に、驚きと懐かしさ。
お馴染みの劇団員の面々も出てくるたびに嬉しさ満
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.9

運河を漂う船、均等に並んだ像にとまる鴎、広場で群をなす鳩。
これぞケネス・ブラナーという構図で撮られる美しきヴェネチアの街並みに開始3分で満たされる。

今回はホラーテイストということもあり、地面をあ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

(下に今年ベストをつけました、みなさま良いお年を)
たららん、たららん、たらたらたらたららん。
ってゴジラの曲の使い方。
ゴジラが来る、ってより、ゴジラとの戦いが始まるっていう高揚感が最高でしたね。
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天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

3.7

1000レビュー!!!!
近づいてることは気付きつつ、この作品で1000になるとは笑
みなさまいつもお読みいただき、いいねをしていただき、コメントをいただきありがとうございます。
記録としても、思い出
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ターゲット(2010年製作の映画)

3.4

起:友達とのゲームで男はある女の子を口説く
翔:そのうち2人は本当に恋に落ち
転:でもゲームだったと分かり喧嘩
結:ゲームだったけど本当になったんだと結ばれる

みたいなラブコメ、ごまんとあるじゃん。
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スローターハウス・ルールズ(2018年製作の映画)

3.5

サイモン・ペッグ!ニック・フロスト!マイケル・シーン!!フィン・コール!エイサ・バターフィールド!!!
キャストに惹かれて気になってた作品。
これだけでもう豪華なのに、キット・コナーのちっちゃい頃がい
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

かなり早い段階で、一つのことに気がついていて、それが明かされるのはいつだろう?とそれまでの時間を待ってる時間に思っちゃったから、ラストの大オチだったことに、がっかりしちゃった作品。

オチが読めてつま
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大河への道(2022年製作の映画)

3.7

なぜ伊能忠敬は大河ドラマにならないのか?
という疑問。地元でチュウケイさんとして愛される伊能忠敬を大河ドラマにするため、脚本を作ろうとするんだけど、、、という話。

そんな現代パートと、地図作りの秘話
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ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日(2008年製作の映画)

3.7

少女漫画の王子様を演じているアーロン・テイラー=ジョンソン(当時アーロン・ジョンソン)を観られる貴重な作品。
ATJって、役によって見た目を変えてくる役者だからわからなくなるけど、お顔が美しいのよ。特
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.2

読んだら燃やせ!
コーエン監督作品。

ジョージ・クルーニー
ジョン・マルコビッチ
ブラッド・ピット
ティルダ・スウィントン
フランシス・マクドーマンド
という超豪華キャスト。
複数の人たちのちょっと
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.5

水色の古いアメ車に、タバコの煙、銃と目出し帽。
そこに、男たちの色気が醸される。
あの予告編を見た時のワクワクよ。

タランティーノ作品へのオマージュを感じさせる演出もニヤリとしてしまったり。
派手な
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

古田新太が凄かったな。
あの人生きてるんだよな、あの村に、50数年。
村で力ある名家に生まれて、弟の方が愛されて、でも自分があの村を背負わなくてはならなくて、母の介護も息子の尻拭いも必死でこなしてきた
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

「名前ってなに?バラの名前を変えてみても美しい香りはそのまま。」
ロミオとジュリエットより。

ある人がいて、名前というものがあって、それがそれをそうとたらしめている。
名前を変えたら人が変わるのか、
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.5

『バービー』のメッセージと似ているというのを見て、しばらく『バービー』を観に行けそうにないので、Netflixでこちらを鑑賞。

男女の立場を逆転させた世界に主人公の男性がいくというだけなのだけど、こ
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.9

2年連続で、『キングダム』を映画館で観ることが夏のお決まりになって嬉しい。
佐藤信介、黒岩勉の盤石コンビが監督脚本、完成された世界観のある原作、身体能力で伸びやかに演じる主人公、コスプレ感を演技力で払
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.0

タランティーノ監督作品みたい。
かっこよくてキレキレの90年代の映画という感じ。
ワンカットワンカット、めちゃくちゃかっこよくて、主人公2人の海を見る旅がハラハラしつつも微笑ましくて、追ってくるチンピ
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.9

「大人というものは必死で努力して正気を保っている。その意味で君は大人に近いな。」

大人と子供。
子供を見守る大人。
あなたが何よりも大切だと、大人は子供にどうやって伝えられるだろうか。

秘密、告解
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テトリス(2023年製作の映画)

3.9

ソ連の1人のメカニックが作ったゲーム「テトリス」の国外販売権をめぐって、ビジネスの話、政治の話、を絡めたエンタメ作品。

随所にアニメーション映像が差し込まれることで、映像のテンポも早く、タロンくん演
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦。
ポーランドへの侵攻、英米とドイツの戦い、ユダヤ人の迫害などがテーマになることが多いけど、
今作は戦争前、抵抗なく占領されたチェコの話。

パラシュート隊員として、チェコに入り、市民の
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君たちはまだ長いトンネルの中(2022年製作の映画)

3.5

切り取った動画がSNSで話題になっていたのを観て、無料期間にYoutubeでたまたま観た。

映画に、アートの面もあるとしたら、これはあまりに比喩的でなく、言いたいことのメッセージだけを強く感じるけど
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アニマル・キングダム(2010年製作の映画)

3.5

母親が亡くなったジョシュアは、祖母に引き取られる。祖母と一緒に住む叔父たちは、犯罪で生計を立てていた。
犯罪一家と、彼らを追う警察たち。
その争いの先に待つものは?

オーストラリア映画。
乾燥した色
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.9

クリスマス前のレストランの開業直前から、オープン後のドタバタを90分ワンカットで描いた作品。

『バードマン』はワンカット風、『カメラを止めるな』は半分までだけど、これは1本まるまるワンカット。もちろ
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ニモーナ(2023年製作の映画)

3.8

これはニモーナの物語。
こんなアニメを子供の頃から観て育つ。
その世代が今よりもっと寛容で、差別や偏見のない世の中を作ると信じたい。

もちろんこのアニメは、設定は面白く、キャラクターは魅力的で、映像
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

この映画を観ている時は、田舎の美しい村で起こる不可解な出来事に、ハーパーと同じ目線で対峙していた。でも、観終わって、しばらく経って思い出すと、可笑しくてちょっと嬉しくて笑ってる。なぜかまた観たくなって>>続きを読む