真一さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

絞死刑(1968年製作の映画)

4.4

 舞台は、1960年前後の日本🇯🇵。死刑執行☠️に立ち会った拘置所幹部、刑務官、検死官、検事などの役人たちは、呆然としていた。定められた手順に従って執行したにもかかわらず、その在日朝鮮人の青年R👦は、>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.2

まだSNS📱が普及していない
15年以上も前の作品🎥なのに、
早々と「匿名でマウント⛰️を
取り合ってると、みんなイカれて
世界🌏️は滅びちゃうぞ」と
警告⚠️を発しているのが、
マジですごい!

 
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日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声(1950年製作の映画)

4.9

 これは、軍国主義日本の侵略戦争につぎ込まれ、異国の地で非業の死を遂げた学徒たちの魂の叫びだ。垣間見えるのは「軍国主義の台頭に見て見ぬふりを決め込んだ結果、自分自身が業火に焼かれることになってしまった>>続きを読む

理解される体力(2022年製作の映画)

3.7

 静かな喫茶店☕で、夫の浮気に対する怒りを友人のユミ(三浦貴大)にぶちまける主人公キエ😭(柳英里紗)。喫茶店マスター🧍‍♂️(野間口徹)の視線を気にするユミ🧏‍♀️は、泣きながら巨大パフェ🍨をムシャム>>続きを読む

激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.0

 天皇陛下バンザイ帝国(戦前日本)に君臨する「皇軍」という名の狂気の組織。そのカルト体質と沖縄への差別意識を描いた良作だ。「沖縄戦の悲劇」は、起きるべくして起きたことがよく分かる。沖縄県民をさんざん犠>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

5.0

 リオデジャネイロのスラム街☠️で繰り広げられる壮絶な暴力🔪と抗争🔫を通じ、弱肉強食🦁🦓むき出しの現代社会の本質を鮮やかに描いた作品。圧巻なのが、怒濤のカメラワーク🎥!最初の10秒を観るだけで硝煙☁️>>続きを読む

はだしのゲン2(1986年製作の映画)

2.4

 言わずと知れた中沢啓治原作「はだしのゲン」の劇場版アニメ作品です。2023年8月6日の本日は、広島への原爆投下からちょうど78年目。というわけで、これを見ました。でも、原作が放つ反ナショナリズム、反>>続きを読む

ひろしま(1953年製作の映画)

4.9

 ラストシーンが刺さった。焼けただれ、息絶えた広島の人々が、再び蘇り、こちらに向いて歩いてくる。まるで「私たちの屍を踏み越えて21世紀を生きるあなたは、本当に反戦平和のバトンを受け継いで生きていますか>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

ショッカーの刺客ハチオーグ🐝が
可愛くて悶絶しました♥️

見所はクールな浜辺美波さん
(緑川ルリコ)と、
ハチオーグなーちゃん🐝の対決!
透明感が魅力の美波さんも
良かったけど、
蜂コスプレなーちゃ
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ありがとう(2022年製作の映画)

2.1

 考察マニア🕵️のために製作したとしか思えない、いじわるな短編映画🎬️。難解というより、意味不明と言った方がふさわしい内容。瑛太👦が監督を、主演を役所広司🧔が担うだけに、それなりに面白いのではないかと>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

3.8

 初見。私たちの運命を左右する「社会保障」の在り方を、深く考えさせられる名作だと感じた。舞台は、江戸時代の信州。飛騨山脈の山あいにある極貧の集落には、生まれた赤ちゃんをくびり殺す「間引き」に加え、70>>続きを読む

あんた(2022年製作の映画)

4.0

 好きな異性がいても、もともと性欲がないため、相手を性的な対象としてみない人がいます。こうした人々は「ノンセクシャル」と呼ばれ、LGBTを含む性的マイノリティの一つに位置付けられるようです。

 ノン
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山女(2022年製作の映画)

3.4

 江戸時代に起きた「天明の大飢饉」当時の農民を描いた異色の作品。天明の大飢饉と聞いて思い出すのは、日本史の教科書に載っていた絵巻の写真だ。骸骨のように痩せた人々が死人の肉を喰う図を見て、さすがにギョッ>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

3.1

 何の予備知識もないまま視聴しました。オチがあまりに子供だましでドン引きしけど、途中までは、右傾化する日本の実像を物語に投影させており、かなり引き込まれました。

 舞台は西暦2112年、東京。湾岸地
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アス(2019年製作の映画)

4.9

 路上生活者。貧困家庭。身寄りのない子どもたちや独居老人。さまざまなマイノリティー。こうした人々に対し、私たちは「気の毒だね」と言いながらも、実際はガン無視を決め込んでいるのではないか。私たちは、この>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.3

 あまりに意味不明で、独創性に欠けた駄作。面白くなかった―。こう書くべきかどうか少し迷ったが、書くことにした。「この映画が無名の監督が撮った作品だったとしても、心から面白かったと言えるだろうか」と自問>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

2.1

 1980年代日本のおぞましい人権意識を、図らずも浮き彫りにした作品。腐った大人社会の扉の前で立ちすくむ中学生たちが、台風が近づくにつれ、妙なスイッチが入って暴走するストーリーです。複数の女子生徒が男>>続きを読む

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.6

 ブルーヘルメット🟦の国連平和維持軍に対し、私たちは「平和の使者」😇というイメージを抱いていないだろうか。そんな美しいイメージを打ち砕き、無力、無能で無責任な体質☠️を暴いたのが、実話ベースの本作です>>続きを読む

ゴシップ(2000年製作の映画)

2.3

 ゴシップ👄はどう製造され、広まり、尾ひれがついてくのか―。噂( ゚д゚)(゚д゚ )のメカニズムを研究課題として取り組む大学生が、数々の事件を巻き起こしていくという、20世紀末のサスペンス映画🎬️で>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.6

 人は誰でも「差別なんか大嫌い」と言う。そうであれば、世界に差別など存在しないはずだ。でも残念なことに、差別は存在する。それは、私たちの心の奥底に深く根を張っている。自分で気付かないだけ。だからマイノ>>続きを読む

百年後の或る日(1932年製作の映画)

4.0

 Genarowlandsさんがフォロワーさんのレビューを読んでご覧になったという本作品がすごく気になり、さっそくユーチューブ動画を再生。面白かったです。

 まず、1933年製作の本作品が、約10年
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物語(2022年製作の映画)

2.9

 人気女優の玉城ティナさんが、自らの心の闇を映像化したと思われる短編映画だ。有名人であるため、愚痴や不満を安易に公言できない「私」。その「私」が真の話し相手に選んだのは、友人でも彼氏でもなく、謎の寝た>>続きを読む

Z Inc. ゼット・インク(2017年製作の映画)

2.3

 世界的にヒットした世紀末ドラマ「ウォーキングデッド🧟」(TWD)のグレン👦に、心からLOVE❤️しちゃった人専用の作品。TWDのパチモン感満点の、コテコテB級バイオレンスギャグ映画🎬️です。

 グ
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教育と愛国(2022年製作の映画)

4.7

 歴史教科書への政治介入をスケッチすることで、日本の右傾化がとんでもなく加速している実態を浮き彫りにしたドキュメンタリー作品。右派政治家や右翼団体の干渉や脅迫に屈せず、堂々と上映にこぎ着けた斉加尚代監>>続きを読む

いくえにも。(2022年製作の映画)

3.5

 「レンタル家族」サービスに依存するメンタル崩壊青年の話と受け止めました。主演の村上虹郎の演技が光る、不思議で切ない短編映画です。

 舞台は郊外の素敵な一軒家。主人公の「お兄ちゃん」(村上虹郎)は「
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

2.4

 1970年代フランスのシュールなSFアニメ作品。登場する巨人族を欧米列強の白人や戦前の日本人に、小人族をアフリカ人、ユダヤ人、中国人に置き換えて観ると、ストーリーが理解できた。簡単に言うと、巨人ドラ>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.5

 SFホラー映画「エイリアン」シリーズがヒットしすぎたためにつくられた前日譚の第2弾。第1弾の「プロメテウス」に続き、恐怖のベールに包まれていたエイリアンのルーツをこれでもかとばかりに明らかにしてしま>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.0

 SFホラー映画の金字塔「エイリアン」🎬️の前日譚。私たちを長年にわたり恐怖((( ;゚Д゚)))のどん底に陥れてくれたエイリアン☠️も、フタを開けてみれば、ヒト由来の生物兵器🔫の成れの果てだったとい>>続きを読む

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.6

 「苦痛に満ちた現世はごめんだ。早く死にたい」。こんな風に、自暴自棄に陥った時に観ると良さそうなのが、このフランス短編映画です。舞台は「永眠」(死)希望者の願いを必ずかなえるという、怪しげなホテル。そ>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

4.3

 歴史論争の仮面を被ったレイシズムやファシズムの台頭に、私たちはどう向き合えばいいのかー。この難題に正面から答えたのが、本作品です。

 「歴史を歪める言説を指摘し、徹底的にウソを暴く」

 「歴史デ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

 タイムループしても気付かないほど、マンネリ化した「多忙な会社生活」を送っている私たちの姿を描いたコメディー作品。低予算の邦画ですが、よくまとまっています。

 月曜日の朝を迎えると、1週間前の月曜日
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.6

 東南アジア最大の大国インドネシア。経済発展を続ける赤道直下のこの国には、今なおタブー視される大量虐殺の歴史が横たわる。スハルト独裁政権下の1965年。国家主義者や地元マフィアらで構成する民兵が「共産>>続きを読む

シャトーブリアンからの手紙(2012年製作の映画)

4.4

 1941年、ドイツ占領下のフランス西部ナント。現地を統治するドイツ軍の占領部隊も、ドイツに協力するナント当局も、残虐なヒトラーを嫌い、平和を心待ちにする良識派がトップを務めていた。その良識派に、ヒト>>続きを読む

劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

3.3

 子キツネのゴンが、ちょっとした悪戯から人間に逆恨みされ、母親と同じように撃ち殺されてしまうという悲惨な物語です。

 ゴンの母親の命を奪った人間たちの蛮行に比べれば、兵十(ひょうじゅう)に捕らえられ
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planetarian 星の人(2016年製作の映画)

4.2

 舞台は、28年前の核戦争🔥で人類絶滅が秒読み態勢に入った地球🌎。廃墟と化した静岡県浜松市の市街地をバズーカ砲片手に徘徊し、ハイエナ🐺のように物資を漁る孤独な「俺」が、最後に見いだした希望とは―。>>続きを読む

78回転(1985年製作の映画)

3.8

 油絵に描かれた一昔前の遊園地🎢。家族👪。カップル💑。子供👦。回転する乗り物。懐かしい人や物が、アコーディオンのワルツ🎼に合わせてメタモルフォーゼを繰り返す、レトロでお洒落なヨーロッパの短編アニメーシ>>続きを読む