だいごさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ハロウィン(1978年製作の映画)

3.2

殺人鬼側の視点から見るシーンが多くて中々新鮮だった。少々くどいけど。
最初から殺人鬼の正体わかってるのにドキドキしたねえ。
ベッドシーツかぶってる有名なシーンはお茶目で笑う。
『遊星からの物体X』見て
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.3

面白い様な面白くない様な映画。
よりあたおかな人間が周りにいるとヤバいやつも素に戻る現象。
なんかエリオットペイジ久しぶりに見たな。

シリアスマン(2009年製作の映画)

3.7

秀逸な小品といった感じの本作なのだが、肩肘張ったような『バートンフィンク』や『オーブラザー!』、『ノーカントリー』とかよりも実は好き。気楽な秀作でコーエン兄弟らしさが純に出ている。

失われた週末(1945年製作の映画)

3.5

酒が禁止されるのは、酒がないよりはずっといい。
ユーモア作家キン・ハバードの言葉、ヴォネガットが引用していた。

兄と彼女がいい人すぎて、、、
しかし主人公のわかっていてもやってしまうクズムーブに共感
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.5

いつものメンツに宇龍院道玄+エセ科学者にアイドル崩れという生贄たちのゴタゴタパーティ。
こいつら全員死ぬ覚悟出来てんのか工藤?に対して、覚悟なんてはなっからできてんだよ!でウケた。
口裂け女の呪具出し
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

ふと日常の欺瞞に気づいて、気持ち悪くなる時がある。太った人間にデブって言わないように、嘘はある意味の優しさなのだが、もう少し進んで、人類愛や思いやりなんて碌にない人間がそう言った方がいいだろうと言葉を>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.5

古川日出男の小説は大して読んでないが、やはり『アルパカ計画』や『台場国、建つ』を書いた作家だけあってパンキッシュな物語。好きだ。
その芸は古今を貫き、東西を圧する大天才、観阿弥と世阿弥の同時代人である
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

ナ・ホンジンの映画は韓国映画にありがちな凄惨さだけで終わらないのがいい。
どこかマジックレアリズムふう。
唆してくる悪霊のあたりとかすごくキリスト教要素も入ってる。
問題の本質は自分たちの中にあるのに
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.6

アキカウリスマキのフィンランド治安悪すぎ問題。
牢屋に入れられて、やっと仕事があったところさ、と言えるメンタルよ。
同居人のおまえかい!感は異常。

猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.3

動物を愛せない人は人も愛せない

宗教的な理由もあるけど、イスラーム圏で本当に猫は大切にされてて、それゆえか猫も人懐っこい。今作で紹介されてるイスタンブールもそうだし、夏に訪れたブルネイでもものすごく
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.2

孔子曰く「この町は人口が多い」
冉有曰く「この先、どうすべきか」
孔子曰く「人を豊かにしよう」
冉有曰く「豊かになったら、何をすべきか」

幾つもの筋が織り成す複雑な話だし、一つの筋が結構ほっとかれて
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ひなぎく(1966年製作の映画)

3.6

サラダを踏み躙られただけで気分を害する人々にこの映画を捧げる 

京都みなみ会館が9月末に閉館するので、最後に本作を鑑賞しに来た。
日常で、ふと頭をよぎる不道徳な考え、これをここでやったらみんなドン引
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.2

怪異を前に身内で喧嘩すな笑
お祓いしてないからこんな怖いことになった最悪みたいな投稿映像を見てなお、お祓いせずにことに臨むのヤバすぎるだろ笑
そして案の定取り憑かれる市川に草
ふえるわかめみたいになっ
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エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

3.3

こんな役演じさせられて、色んな意味でしんどくないのかなジムキャリー…笑
指輪を確認するパートの多彩さよ。
死ぬほど知識あり長々と解説した後、なーんてこと全然知らないけど!っていうの好き。
障害者のふり
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.8

滋味で味わい深い、労働者三部作の一。マッティ・ペロンパー& カティ・オウティネンとかいうカウリスマキ常連コンビは神。不器用に見える二人のキャラクターは見るだけで幸せになれる。
留置所で出会った遠慮のな
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.7

えっ、アマプラに無料で上がってるやん??教えてよ、Filmarks!最近反映も遅い。
『浮き雲』、『過去のない男』に続くカウリスマキの敗者三部作で唯一見てなかったやつ。
カウリスマキの映画が身に染みる
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.7

金ローで観たやつ、再鑑賞。結構覚えてる。
順番にクレイグボンド観るはずが、『慰めの報酬』がつまらなすぎて随分空いてしまった。もったいないことだ。
ここまでスタイリッシュにやられると流石に惚れ惚れするし
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.2

相変わらずところどころ馬鹿っぽい映画なんだが、ああ予算が潤沢になったんやなってヒシヒシと感じる。
水中撮影は当時は珍しかったのかもしれないけど、今見ると非常にもったりしてる。
脊柱の牽引機で死にかける
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.4

岡田斗司夫の本『「世界征服」は可能か?』でも取り上げられてたけど、金塊をただ盗むのではなく、アメリカの保有する金が貯蔵されているフォートノックスを核物質で汚染させて使用できなくして、自分の保有する金価>>続きを読む

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

3.8

『TOMORROW パーマネントライフを探して』とかこの手の映画は定期的に観たくなる。Amazonさん配信助かる。
こういう生き方はめちゃくちゃ憧れる。しかし不可能ではないが無謀だ、っていう周りの言葉
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

昔々、ある所に国があった。

本作と相似形な混沌としたユーゴスラビアの歴史に想いを馳せれる。とにかくこのカオスを圧倒的熱量でを描き切ったのすごい。
旧ユーゴはコソボも含めてセルビア以外は全て行ったが、
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.2

映像の詩人タルコフスキーの本領が遺憾なく発揮されている。
アンナアフマートヴァは「イタリアは、死ぬまで何度となく蘇ってくる夢だ」と言った。イタリアほど郷愁を描くのに最適な国はない。
『国境のない生き方
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2013年製作の映画)

3.2

普通に考えれば見所のはずの投稿動画がつまらんくて、むしろキャラの喧嘩、ぼやき、掛け合いの方が面白いという。
コワすぎ!って水曜どうでしょうみたいな楽しみ方する映画だよなとつくづく思う。
助けたいより、
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.2

前半たるい。やっぱ工藤の強引さが引き締めてるんやなって。お前ら話聞き出せねえだろ?ってのは正論。
いがみ合ってた農家のおっさんとの共闘熱い。こいつと仲良くせねばと思えば自重する男なんやな工藤。やる気だ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.3

白石映画の「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!」理論はこの時から既にあったのだ。
面白いんだけど、二作目はあんまり怖ない。音で脅かすのは下の下やろ。
工藤の「つまんねえ幽霊だな」すき。髪の毛投げただ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.4

ターボばあちゃんとか八尺様、悪皿、テケテケみたいな現代妖怪もたまに生まれるけど、妖怪は絶滅する方が圧倒的に多いよなあ。
例えば障子の向こうから覗く目目連とか、障子自体が減ってるから。そういう意味では口
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.3

そもそも結婚した時に「家事は私がやるからゆう君は仕事に集中して」って言ったのそっちだろ?
そんな考えとっくに変わってるよ!のやり取り身につまされる。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

3.4

やっぱりマイケルはすごい。キング・オブ・ポップだ!
名曲のオンパレード。ジャクソン5時代の曲もあるのはアツい。
やっぱり何でもトップにいる人は妥協せず人が気にしないような細かい部分にまで注意を払ってこ
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.1

チョボスキー映画。ゾーイ役『ブックスマート』のケイトリン・デヴァーじゃんマジ好き。
安直すぎるところ、荒い部分を勢いで誤魔化すのはミュージカルの効用の一つだと再認識した。
隠し方は上手でも楽なわけじゃ
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.3

最近オルガ・トカルチュクの『逃亡派』読んでるし、これ観たし、うーん海外行きたくなった。お盆に行くが。
世界一周したって、世界観ががらりと変わるみたいな劇的な変化はない。しかし価値観のものさしの幅は増え
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

キアヌのタバコの吸い方かっこよ。
万事いい加減な感じのジョンウィックより比較的だが世界観が作り込まれてる気がする。

デモンズ(1985年製作の映画)

3.2

有名なのに全然配信なかったやつ。ついにアマプラに来てくれた。
しかしなんかとっ散らかってるなあと。
『サスペリア』といいイタリアのホラー(というかダリオアルジェントの噛んでる作品?)は色合いは良いのだ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.4

色々と唐突なんだよな。庵野の脳内では作中で発露されるキャラの感情それぞれにちゃんと文脈があるのだろうか。途中式が省かれて説明されたみたいな気持ち悪さがある。
まさみ様はまさみ様だったけど、あまり見れな
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.5

3Dセルルックアニメによる新時代の戦闘描写は迫力がある。ピッコロさん好きとしては嬉しい映画。もはやみんな忘れていた設定引っ張ってきたのはえらい。
神龍のパワーアップってそんな感じでいいのかよ。
クリリ
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

2.7

不愉快な思いをさせることを企図した映画なら成功しているのかもしれないが。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.6

靴はただの靴よ 息子が履くまでは

オニツカタイガー(アシックス)の靴を輸入して、売ることから始まったナイキ。昔『シュードック』は読んだ。
ソニーの熱が人々を巻き込んで結実していくのが気持ち良い。すっ
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