minamiさんの映画レビュー・感想・評価

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かくしごと(2024年製作の映画)

2.9

観る前に配られたリーフレットに書かれたあらすじを見て予想していた感想と、見終わって抱いた感想が違うことに自分でも驚いた。

「その嘘は、罪か、愛か」というキャッチフレーズがいろんなところで使われている
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

2.7

久しぶりにソフィアコッポラ作品を見たけど、相変わらず明確な毒気を示さない“平穏風”の作風だなと思った。
今作に関しては“風”ではなく、本当に平穏だったかも。

どの家族も少なからず問題を抱えているんじ
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不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

2.4

前半、あまりの展開の速さとぶっ飛び具合に置いてかれそうになったけど、なんとかくらいついたら後半からおもしろくなってきたという感じ。

試写会じゃなかったら観ていなかったかもしれないなぁと思うけど、であ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

アカデミー脚本賞、パルムドールはおおいにうなずける。
最後までずっと明確に明かしてくれないところがよい。

裁判結果は出るけど、よくある種明かしのように事実を遡って描いてくれないから、最後まで「でも実
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ハルモニア(2024年製作の映画)

2.5

オンライン試写会で鑑賞。
久しぶりに短編作品を観たけど、あの短さで関係性をまとめるのはすごいなぁと思う一方で、ちょっと詰め込みすぎたかなという印象も正直少しだけある。

「それはそう!」っていうjar
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かぞく(2023年製作の映画)

1.0

散々もったいぶられて、最終的になにもない。という感じの映画。

小説においても映画においても行間を読むのは大事だと思うけど、これについては行間というか、なにもない空間がそこにあるだけという感じ。
最後
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流浪の月(2022年製作の映画)

2.8

あー……なんと悲しい話。

事実としてロリコンもペドフィリアもとても多いので、こういう視線を向けられても仕方ない社会(そうでなければ本当に少女を危険に晒す可能性もあるという点で)だと思ってしまう部分が
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そばかす(2022年製作の映画)

3.0

元アロマンティック・アセクシュアルとしては、とても“あるある”の多い映画だった。
母はまったく違ったが。
あの母のもと暮らしていたら気が狂いそう。

TAMA映画祭で鑑賞。
通常上映時から気になってい
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.0

上映時から観たかった作品だったんだけど逃してしまって、TAMA映画祭で観る機会ができてよかった。

団地が舞台の話なので、上映後は「団地団」という、フィクションの中で描かれる団地について語る会(当日の
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

2.9

「夜空と交差する森の映画祭」でお目当ての映画が観られず(長編見る人は朝イチで席を確保してそのまま陣取っているのね……)、短編は同じエリアに3スクリーンあり、隣からの音声のほうが大きすぎてなんとなく雰囲>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

なんだこれ。
映画館で観たかったんだけど、ほかにも観たい作品がいろいろあって押されてしまって観られなかったと記憶しているんだが、たぶんどうやって観ても鑑賞後の第一声は「なんだこれ」だと思う。

おもし
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

2.5

おもしろかったけど、娯楽のために作られた作品というか。
いや、映画なんてそれでいいんだけど、あまりに登場人物たちの感情が真に迫っていないというか、全部台本どおりで、駒のように動いているという内容だった
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.0

なんだかほっこりした。
観る前は勢いとノリのいいコミカルな作品だと思っていたのだけど、もちろんコメディなんだけど、なぜだか「おもしろい」よりも「かわいい」が先に立つ作品だったように思う。

映画のレビ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.0

ええ?笑
いや、酷評ばかりが目立っていてハードルが下がっていたせいか、正直個人的にはそこまでおそまつな作品とは思わなかったんだけど、土屋太鳳の演技やばくない……?

SUMIREの棒読みも気になったけ
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その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

2.9

本当に「その日、カレーライスができるまで」だった、それ以上でもそれ以下でもなく。

いい映画だったと思う。
たったこれだけの時間をこれだけ丁寧に描いて、あまり説明台詞もなく、いわゆる低予算映画といわれ
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

2.5

厳しいお父さんを演じていたのがブラザートムだったので、てっきり「実は俺も昔音楽に超絶はまっていてな……」と途中でファンキーな面を出してくるのかと思いきや違った。

キャストが問題児ばかりでいわくつきの
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土竜の唄 FINAL(2021年製作の映画)

1.0

コロナ後遺症で頭を使いたくないんです。
たしか前作も、1作目もそういうタイミングで観た気がする。

というか、2作目に関しては観たことをすっかり忘れていて、再生して30分以上経ってからようやく思い出し
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

2.0

コロナ後遺症なもので、なにも考えずに観られる作品が観たい。
そういう選択肢です。

そもそも東野圭吾が嫌いだし、この映画に関しては前作ふくめ、犯人がだれだかキャストですぐにわかってしまう仕組みで、あま
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

2.9

現代版おとぎ話。

『シンデレラ』もそうだけど、アマプラオリジナル作品はメッセージ性がはっきりしているね。
もしかしたらそれをうっとうしく感じる人もいるのかもしれないけど、私はわりとすきです。

海外
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

大泉洋にぴったりな役だと思ったら、原作者が彼をモデルに描いたらしい。
しかも、映画化にあたってむしろ別方向にキャラ変させたのだとか。
いや、それでもぴったりだったけども!?

今はweb界隈にいるので
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カランコエの花(2016年製作の映画)

2.5

なんだかなぁ。
映画としてはよくできていると思うけど、観終わったあとに、つい「なんだかなぁ」と口からこぼれてしまう。

高校生のリアル、教師のリアルが詰まっていると思う。
だれが悪いなんて、わざわざ人
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

2.6

オフビートなハイテンションムービー。

たくさんの登場人物たちが織り成すTHEドタバタコメディーなのだけど、どこかゆるさを感じるのはバカリズムのなせる業なのだろうか。

ほぼ全キャストの生い立ちをウェ
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

2.8

ピクニックシネマ史上最多ではないかと思うほど大盛況だった。
毎回本当に野外で風に吹かれながら観るのにぴったりな作品を選んでくれる有坂さんには尊敬しかない。

大きなドラマがあるわけではなく、だれでも気
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ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

1.5

めちゃくちゃB級で笑った。
ゾンビ映画であり、ヒーロー映画であり、まさかのサメ映画だった。

原作は冒頭の1話しか読んでおらず、でもどうやら連載が終わっていないそうなので、まぁオリジナル路線に展開して
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

2.9

4年ぶりのピクニックシネマ!
なんと風を感じながら観るのに最適な作品であることか。

日本版はアマプラさんに薦められるがままウォッチリストに入れてはいたのだけどまだ観られていない。
(とか言っていたら
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

2023年は『怪物』が最強で、これを超える作品とは出合えないと確信していたのに、早くも揺らぐ作品と出合ってしまった……。

これは映画館で観ることを選んで正解の作品だった。
観終わったあとお酒を片手に
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ヘブンズ・ラッシュ(2022年製作の映画)

2.5

いや、短w
もっと観たかった。
でもこうやってスタントマンを表に出した作品づくり、やっぱりいいなぁと思うし、伊澤さんはやっぱり好きです。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.0

一緒に観た人が「3連休の締めくくりにぴったりな映画だね」って言った。
彼は土曜も月曜も仕事で日曜1日しか休みじゃなかったのに。
でも、そういう映画だった。

映画の中の登場人物たちに過剰に感情移入する
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弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

2.0

妻である自身と子どもたちを捨てて出て行った男と一生離婚しないのも、妻子を捨ててやってきた男と不倫しつづけて尽くすのも、どっちもまったく私の中にはないものを感じて理解はできなかったんだけど、彼女たちがそ>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.0

ようやく観られた!!!!!

かねてよりずっと観たくて、でも子どものころはひとりでは怖そうで観る気になれず、大学時代、当時付き合っていた彼と好きなDVDを借りて観ようという話になり、今こそチャンスだ!
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

1.0

とにかくダサい制服、スクール水着、ピンクのブラというオリジナルにない要素たち。

実写を見てから一気にアニメ版も鑑賞。
かなり気になるところのある作品だったな……。

まず服がだせえ……。
制服のあり
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

2.5

世代じゃないけど、タイトルは独り歩きしていたから知っていて、それほど多くの影響を残した作品はどういうものなのかと気にはなっていた。

もともとドラマとして作られた作品、しかもそれが「ifもしも」という
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

2.5

岩井俊二作品は特にすきなわけでもないのだけど、今回(『キリエのうた』上映を記念して期間限定で岩井俊二映画祭開催中)のようにYouTubeで無料配信など始まればなんとなく観てしまうのが不思議。

あらす
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劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 後編(2023年製作の映画)

3.0

大号泣だったなー……。
旧アニメのエンディングが気に食わない派なので、ちゃんとしたラストシーンを観ることができてよかった。
こっちの記憶で上書きしておく。

前編のテンポが速くて仲間がどんどんやられて
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劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編(2023年製作の映画)

3.0

後編と一気見する予定を立てておいてよかった。
前編終わったらもう早く後編が観たい気持ちになった。

まずOPが旧アニメを踏襲してくれていて高まる。
しかも旧アニメでは無印~SSまでずっとこのOPシリー
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