Solo1968

ラーゲリより愛を込めてのSolo1968のレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
1.7
 出演の役者さんや監督さんからして、過度な期待をしてしまい、数年ぶりにつーっと感動の涙でも出すのかと観たものの、その評判とは裏腹に自分には今ひとつ 後半の感動となる場面も無感覚で見終えてしまった。

 主演の二宮和也さんは、もちろん タレントアイドルのレベルではなく、素晴らしい役者さんとしての力を見せてくれ、準主役として収容所において絆を深める重要な役回りとなる 桐谷さんや松坂桃李さん、安田さんも皆さん 素晴らしくエモーショナルな演技を作品に残していたと思えるが、自分には何故か?どうしても

北川景子さんが出るだけで、
全てが台無しになってしまい、
なんというかいきなりリアル感がゼロになるというか、、

荒んだ感はメイクでは全く作れないし、そもそも 絵に描いたような美人さんで、それがこういう時代の作品にはあまりフィットしない気がして、とにかく、違和感が半端ないので、全く作品に集中できなくなってしまう。

現代物のしょーもないラブコメやテレビドラマとかだと恐らくすんなり見られるようには思うけど、そういうのは見る理由もないので、。

主人公の山本の妻という大役で、長い間 夫の帰りを待つ そこそこ出番も多いし、後半はかなりの時間画面に登場する。

物語の後半が いわゆる
泣ける とされる部分なのだが

この世紀の美人さんのせいで
作品の重みが消えてしまうように感じたのは僕だけなのか?

うるっと来たのは
氷の海を一目散にかけてくる黒いワンちゃんの健気な姿、。

北川景子さんの役を
安藤さくらさんが演じていたら、間違いなく、自分も作品にのめり込んで手放しに鼻水垂らして泣いて感動できたと思う。
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