Solo1968

ある男のSolo1968のレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
2.6
 勝手にサスペンスと捉えみてみたものの そういう謎解きなり、
スリリングな犯人探しとは全く異なる作品だった。

 タレントの小籔さんを除いては、超一流の役者さんで固めた作品だけに、片時も気を緩める事なく鑑賞出来て、自分の表現の引き出しの少なさから こんな例えしか出ないが その場面場面に立ち会っているような映像と音声からは発していない 匂い までも感じられるようだった。

 特に後半での各キャストのセリフ、、何かを示唆するような 匂わせ が盛り沢山でずっしりとした重みと余韻を残した。

 中学生などの年齢のこども達が、その先に沢山の人と出会い影響されて、自身の考えが固まり出す前に 是非学校のプログラムでの社会科の授業で映画鑑賞として本作を体験させてあげられると 素敵なんじゃないかななどとも思った。

 名前の持つ意味 偏見(差別) など、そういう 当たり前になってしまっている ヒトの考え方を
当たり前になってしまう前の人達に見て感じてもらえたらいいなと。
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