わたしにとってこれは映画ではなくて、圧倒的にドキュメンタリーだった。
そうか、もう、こういう映画が出てくるだけの、時間が経ったんだなあ、なんて思った。思いがけない内容だったから、不意打ちで、無防備だったから結構ね、うん。
なんていうかテイストがものすごく中川龍太郎監督っぽいな〜と思ったらそうだった。何気に5作目のご縁。そう分かるくらいの空気感というか、間というか、音楽というか。
ここ最近の記憶にある3作は、今回も含めどれも水が関わっているのね。そしてどうしようもないくらいリアルなものを描いているのに、ファンタジーで、神秘的にも見えて、なんだか不思議な心地。
わたしはその時をどう迎えるのだろう。何を見て、何を聞いて、何を感じるのだろう。少なくとも今は何も考えたくないな。
最後の問いかけは、とてもとても気になる。
そちらからこちらは、見えるのかなあ。ねえ、どうだろうね。
