珍しく週末の昼間に開催されたFilmarksさんの試写会にて鑑賞。会場の入り口からジェイソン・ステイサムの等身大パネルがどどーんと迎え入れてくれ、ノベルティーのステイサムのステッカーを片手に期待値が上がる中、ライトな作品であるということに変わりはないのだけど、思ったより違うエッセンスが散りばめられていて嬉しかった。
全てを弾丸で破壊し、最終的には拳で解決するジェイソン・ステイサムは通常運転だけど、やれば出来る子のジョシュ・ハートネット、頭脳明晰で時には武力行使もばっちりなオーブリー・プラザ、そして何よりガイ・リッチー監督作で史上最高に胡散臭くてチャーミングなヒュー・グラントが観られるなんて、114分間終始目が潤った。ヒューの終盤の見せ場がとにかくめちゃくちゃめちゃくちゃかっこよくて、こんなに黒光りしている一見超絶アホっぽいおじさんなのに…！！とギャップにやられた。
オーブリーは今までの体当たり系コメディエンヌのイメージを払拭するような骨太の演技を繰り広げていてとても良かった。そのビジュアルを逆手に取って、イメージと真逆な役に挑戦し続けて欲しい。そして「パール・ハーバー」「ブラック・ホーク・ダウン」（どちらも2001）で個人的に一世を風靡したジョシュのカムバックが嬉しい。あの役の路線、かなりいけると思うので今後も期待している。
