Tラモーン

ドーナツもりのTラモーンのレビュー・感想・評価

ドーナツもり(2022年製作の映画)
3.8
インフルエンザ発症につき全く食べたいものが食べられないのでせめて映画だけでも…。


公子(中澤梓佐)はイラストレーターの仕事の傍ら、神楽坂にある「ドーナツもり」で働いていた。美味しくて可愛いドーナツとお洒落な店構えで人気のこの店には様々な人たちが訪れる。しかし、嬉しそうにドーナツを買っていく人たちそれぞれにドラマがある。


"この穴からのぞく世界はたっぷり愛おしいのだ"

みんな大好きドーナツ🍩
ドーナツを買っていく人たちはみんな笑顔で幸せそう。公子はドーナツを売るだけでなく、幸せも配っているような感覚があったのかも。

恋人へのプレゼントとしてドーナツを買いに来た気弱そうな男性、毎週オールドファッションだけを買いにくる無愛想な女性、毎回違う男を連れてきてはドーナツ半分こをねだる半分こ女。
ふとしたきっかけで、その人たちが何故ドーナツを買いに来たのか知ったとき、自分が売っているのがただのドーナツではないこと、さらには自分の中にぽっかり空いた穴にも気が付いたのかな。

「ドーナツもり」では型抜きしたドーナツの真ん中の部分も揚げて「ドーナツのあな」として売ってるんだけど、これが本作の味になってる感じがしてよかったなぁ。

"埋めてる気がするから"

オールドファッションの女性のエピソードよかったなぁ。彼女の中でぽっかりしてたものが、あれで少し埋まってたら素敵だ。

オープニングと対比になってる、最後の公子の後ろ姿と電話の演出がめちゃくちゃよかった。

でもパイナップル入りのナポリタンって美味しいのか???


『それでも幸福でいなさい』で知った中澤梓佐という役者さんは本当にいいな。サバサバした明るさの中にも含みがあって、とても素敵な女性。もっといろんな作品で観てみたいな。


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妻の実家に帰省していた(ぼくは行ってない)妻と子ども2人が帰って来て、翌日子ども2人がインフルエンザを発症(一緒にいた妻の妹が高熱出したので逃げ帰ってきたらしい)。
その翌日ぼくがめでたくインフルエンザをもらう展開になったんですが(完全にトバッチリエンザ)、多分10年以上ぶりで、しかも30代でかかるインフルがこんなにキツいとは…😇
昨日までは39℃でづっぱりだし、もう4日ほどまともな食事が摂れておらず、基本的にはOS-1とポカリのみ😂
昨日はまさかのバナナで胃もたれ…🍌

気持ちの食欲はめちゃくちゃあるんだけど全然食指が動かない。治ったら死ぬほどドーナツ食べるんだ…😇🍩
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