【OUTLINE】
『トップガン』のアイスマン役などで知られる名優ヴァル・キルマー。
自身の演技に強い信念・こだわりを持ち、「扱いづらい」ともされながら俳優人生を貫いてきたが、咽頭がんとの闘病を経験することになる。そんな「映画に生きた俳優」ヴァルのドキュメンタリー。ナレーションは本人か、代理の息子。
【REVIEW】
こうも信念とカリスマ性を持っていても病気になる時はなるし、借金を抱える時は抱える。ままならない現実には胸が痛むけど、そんな現実の苦境に立たされ、従来の声を出せなくなってしまっても、俳優ヴァル・キルマーの信念・生き様は変わらない。
「完璧主義でめんどくさい」「扱いづらい」と思われようと、A24とスタッフがこうしてドキュメンタリー映画を撮るほどの存在だというのが、彼の力の何よりの証拠だと思う。
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