味噌のカツオ

ウォンカとチョコレート工場のはじまりの味噌のカツオのレビュー・感想・評価

-
正直言うと この手のファンタジー系作品はそんなに興味を惹かれないんだけど。
かの“チャリチョコ”の始まりの物語…ということで押さえておこうかと。

ストーリーとしては どストレートなものですし。きらびやかさという点でも、予告の映像を見ていればそれ相当なものだったと思いますが。

ただ不思議なもので。
想定の範囲内とか思いながらも、見ているうちにどんどん引き込まれていく感覚がありまして。

しいて言うなら、期待以上のミュージカルテイストに、舞台装置や映像の細部までの作り込みが素晴らしく。遊び心も含めて隙の無さがビンビンに伝わってきまして。
さらにティモシー・シャラメのキュートさが過去イチ レベルで放出されていて。物語が進むごとに“ティミー”に釘付けになりました。
加えて名優ヒュー・グラントもちっちゃくなりながらも存在感を発揮。

たまたま字幕版で見たのですが、キャストのリアルなショーという意味では良かったなと。
アニメのミュージカル作品であれば、日本人の吹き替えでもアリかもしれませんが、これはちゃんとシャラメが演じて歌ってますからね。字幕版で見てこそかも。

というわけで、フラットな感じで見始めて、気が付けばどっぷりと心地よさに包まれて。
劇場を出る時には大満足と言えるぐらい楽しませていただきました。
味噌のカツオ

味噌のカツオ