アー君

炎のデス・ポリスのアー君のレビュー・感想・評価

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)
3.6
久しぶりに監督ジョー・カーナハンが戻ってきたのではないかと思う。(ジャブ程度だが笑)
とにかく彼は映画好きで特にハードボイルドの撮り方を研究している。

個人的には「ブラッド・ガッツ」「ナーク」のような世界観が好きで監督を推していたのだが、最近の作品は少しスランプなのか心配はしていたのだが復帰はしたのかなと思う。

ただ中盤から盛り上がるのだが、前半はヒットマンの思惑が分かりづらいところや、状況的な回想シーンに説得力が感じられなかった点と、ラストの二転三転するドンデン返しは、かなりしつこ過ぎて冷めてしまった。

観客を驚かそうとしたいのかもしれないが、観ている側は意外に冷静でそんなに多い展開は求めていない。今までの脚本力を知っているのでラストの返しは1つだけあれば納得できるエンディングを迎えられる。

[新文芸坐 13:15〜]
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