1970年代のハリウッドを舞台にした、ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマン主演の映画制作ものコメディ。
オスカー級の名だたる大俳優3人が、日曜の昼間にローカル局のテレビでやってそうなB級感たっぷりのゆるゆるコメディ映画に出てるというだけでもう面白いw
お話の主筋は「ギャングから借りた制作資金が返せなくなったB級映画プロデューサーが保険金詐欺を働くべく、高齢者施設から引っ張り出してきた老俳優を撮影中の事故に見せかけて始末しようとする」という、倫理感……どこ……？なものでネタが黒いもいいとこなのですが、描写がギャグ時空的で仕掛けた罠のほとんどは「人を呪わば穴二つ」とばかりにPの方が吹っ飛ばされる見事な予定調和なので安心して？観ることが出来ました。
みんな楽しそうに遊んでる感じで力の抜けたゆるコメ映画ではありますが、なにしろ演者が演者なので演技や絵面的にはなかなか見ごたえもありますし（ドライブインシアターでのフリーマンの表情なんて最高すぎました）、「結局みんな映画が好きなんだなー」という感じになれる楽しい映画なのではないかと思います。あとお馬さんがかわいい。
個人的には吹替版がおすすめかも。
……それにしても、「西部の老銃士」と「尼さんは殺し屋」、あと「パラダイス」も観たいですね……実際に作ってくれないかなあw
