「ピンクパンサー」シリーズのリメイク版の、そのさらに続編（ややこしい）。
完全に、ここまで観たらもうついでよね。というくらいの感じで観たんですが、なんやかんやで結構面白かったですね。
続投・交代・ゲストそれぞれな豪華キャストっぷりは今回も継続されていて、オールスター映画的な華やかさも引き続きありますし。
「ザ・同工異曲」という感じではありますしここ長ない？となるイマイチなテンポの悪さもまああるんですが、前作同様、クルーゾー警部がトラブルメーカーの破壊魔でありながら実は能力自体はマジで優秀だったり、バカやりながらも刑事もの・ミステリっぽさもあるシナリオだったり、ヒロインキャラらしいヒロインがいて色々コメディ映画"らしい"お約束感のある作りとか、まだクルーゾー警部が主役でなかったオリジン1作目からの要素を色々引き継いでまとめた集大成という感じがあったのではないでしょうか。
（そういえば、今回もキーアイテムとして登場した宝石・ピンクパンサーがどうも前作と無関係っぽいのにそこに全く言及されない、というテキトーさもオリジンシリーズっぽかったですね）
前作の感想で「ピンクパンサーがどんな感じか知りたければこれを観ればいいのでは」と書きましたが、その位置はこっちに譲られてもいいかも、という作品だったように思います。
