映画ネズミ

ウィーリー ヒロイン救出大作戦!!の映画ネズミのレビュー・感想・評価

2.3
向いている人:
①マレーシアのCGアニメ映画に興味がある人
②時間とお金が余っている人

 大作『サスペリア』の前に小休止。今日は、『ウィーリー  ヒロイン救出大作戦!!』というマレーシアのアニメ映画を、アマゾンプライムでレンタルして見ましたので、それをレビューします。

 レースカーのウィーリーは、人生を懸けたレースで敗北し、今はタクシーをやっている。ある日、スポーツカーのベラと出会ったことから、ウィーリーの人生は変わっていく。一方、悪の魔の手が、ウィーリーやベラの暮らす町に迫りつつあった。

 冒頭、景気の良いレースシーンから始まる本作。ここで、ウィーリーがお調子者で、それゆえに負けてしまいます。

 かなり予算がかかっているのか、CGのクオリティーもなかなかイイですし、キャラクターの絵も、日本人でもあまり違和感を感じないようになっています。

 さらに、ヒロインのベラと出会って、身分違いの恋に落ち、ベラをさらった悪党に立ち向かう、王道のヒーロー展開もあります。

 ほかにも、変装して潜入するスパイもの的な展開や、『大脱走』ばりの脱獄もの的展開も入ってきます。

 そして、『ハリソン・フォード 逃亡者』的な「もうお前の味方だ」展開があったり、クライマックスは港のコンテナドックを使ったアクションシーンがあったり。

 これだけ入って1時間半ということで、見せ場には事欠かない映画です。

 キャラクターも、主人公ウィーリーと、臆病な相棒、ヒロインのベラと、恋敵、そして最強の敵と子分たち、といった感じで、配置も王道です。

 もちろん、話運びは強引だし、無理も多いので、手放しでスゴイ作品じゃありませんが、ポスターの絵とタイトルから受けるB級感、便乗映画感からすると、驚くほど普通のファミリー向けアニメでした。

 ところで皆さん、似たようなアニメ映画で、ディズニーというスタジオが作った『カーズ』という作品があるんですけど、ご存じですか??

 ファミリーで見るなら、『カーズ』がおススメです。

 ディズニープラスでも見れるし、アマゾンの方は、この映画をレンタルするお金で、『カーズ』見てお釣りが来ますよ。

 皆さん、『カーズ』を見ましょう。

 最後に、本作の監督カール・メンデスさんは、『007/スカイフォール』のサム・メンデス監督や、女優のエヴァ・メンデス(ライアン・ゴズリングの奥さん)とは何の関係もないそうです。

 今日は、ここまで。
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