映画ネズミ

渇愛の果て、の映画ネズミのレビュー・感想・評価

渇愛の果て、(2023年製作の映画)
3.7
チネマットオンライン試写会で鑑賞しました!

出産というライフイベントに向けて、決断の瞬間が次々と押し寄せる様子に、自分だったらどうするか考えてしまいました。助産師さんの軽妙なキャラがいいアクセントでしたね!

ある場面で、「男はどうすればよかったのか」という問いがなされるのが良いと思いました。

出産に向き合う夫婦。周りの人の助けがあっても、最後は2人で決断するしかない。その時、夫婦の男性側は何ができる?自分はお腹を痛めるわけではない。

特に初めての出産になると何をして良いのかも互いに分からない。

その問いに、その場の台詞ではなくて、その後の主人公の夫の行動で、揺れ動く心情と共に示してくれる。

主人公の友達も良いキャラしてましたね。それぞれ個性があり、悩みがある。人生の縮図がそこにありました。

途中で挟み込まれるミュージカル調のシーンにテンション乱される、退屈しない100分でした。
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