このレビューはネタバレを含みます
4月29日@otsurourevue
乙郎さん@otsurourevue
『夜よ、こんにちは』(マルコ・ベロッキオ)鑑賞。1978年に起きたモロ元首相誘拐事件を、犯人グループである赤い旅団から描い…
主演のマヤ・サンサの目力がすごい。意志の強い瞳がだんだん悩み揺らいでいって、キアラの心情がとても伝わった。覗き穴から覗く目とモロの生活、暗影がその場にいるみんなの心境をうまく表現している気がする。
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革命闘争と博愛の間、揺れる心が幻影をうむ。葛藤からの叫びの様にPink Floydの劇中曲も含め音楽が素晴らしく、光と影も上質。破裂寸前の心理描写は、巨匠マルコ・ベロッキオの得意とするところでしょう…
>>続きを読む引き戻せなくなる瞬間の恐ろしさ。ラストが素晴らしい。「想像は現実的だよ」という台詞の通り、別の道を辿ったイタリアが提示される。 建物の構造、特に階段とエレベーターの撮り方が超カッコ良い。あとモンター…
>>続きを読む1978年に起きた『モロ元首相誘拐殺人事件』
本作はその事件の実行犯である武装集団”赤の旅団”の視点から描いた社会派ドラマである。
見応えが半端ない。
極普通の生活をしている様に見えるが実は殺人…
1978年、イタリアはローマで起こった極左武装集団「赤い旅団」によるアルド・モロ元首相誘拐暗殺事件を描いた作品。
日本人にはあんまり馴染みがないですが、イタリアではイタリア最大の事件と言われるほど人…
「マルコ・ベロッキオ」の名前だけで借りて、事前情報は全く無し。「たぶんエロティックな話だろう。変態なオヤジにいたいけな女のコが監禁される話じゃないか」とタイトルとパッケージから想像をしたのだが・・・…
>>続きを読む1978年イタリアで実際に起きた左翼テロリストによる首相誘拐事件をテロリスト側からの視点で撮った作品。
主人公はテロリストグループ「赤い旅団」のメンバーの1人キアラという名の女性。
彼女は当初首相を…