【タイプ】ネタバレになるので書けません💦
向いている人:現在18歳以上で、映画が好きな人
見る前は、できるだけ情報シャットアウトして、何も調べずに観に行ってください!
ジェームズ・ワン監督による5年ぶりのホラー作品です。
妊娠中の女性マディソンは、ある日、目の前で恐ろしい殺人を幻視する。その殺人は現実でも起きていた。そして、殺人鬼は次第にマディソンに迫ってくる…。
いやー。やってくれますねジェームズ・ワン監督!
R18+指定なのでかなり覚悟して行ったのですが、グロ描写は抑えめです。殺人シーンも、肝心なところは見せなかったりと配慮されています。
ホラーシーンも『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』の方が怖かったかな、という印象です。
前半は『死霊館』『インシディアス』の前半のように丁寧にホラー描写を積み重ねていく展開。ややローテンションですし、ありがちと言えばありがちなので、ここは評価が分かれるところかもしれません。
僕は、主人公マディソンの日常が崩れていく描写に惹きつけられました。主演のアナベル・ウォーリスの儚げな雰囲気と大きな目が効いてます。
ところが後半、ある謎が明かされてから、この映画は大きく転回します。
後半は、まさにお祭り。こんな展開見たことありません。怖いのに、不気味なのに、異様なテンションとエネルギーのおかげでハイになります。『狼の死刑宣告』『ワイルド・スピード SKY MISSION』『アクアマン』というアクションエンタメ作品で経験を積んだからこその、ぶっ飛び上等の展開が繰り広げられます。
全体的に、長く続くホラージャンルへの愛に満ちた作品になっていて、監督が好きなものを無節操にぶち込んだ「おもちゃ箱」的な面白さがあります。特に、70年代~80年代のホラー映画・サスペンス映画が好きな人は、喜べるところが多いのではないでしょうか。
影響を受けた監督を挙げるだけでネタバレになるので、ここには書きません。
所々に『ソウ』で見せた360°回転するカメラワークや、『ワイルド・スピード』で見せた「ロックボトム・カメラワーク」を取り入れていたり、監督の作品の集大成にもなっています。
100点満点で前半60点とするなら、後半は600点でしょう!!
できるなら、脇役の人にもう少し魅力が欲しかったな、という気がします。マディソンの妹役以外は、総じてあまり魅力的に感じなかったです。ジェームズ・ワン監督、他の作品では脇役も魅力的だったので、そこは残念かな、と思いました。
とはいえ、この秋、「面白かった~~~!」と心から言える作品の1つです! 今、劇場で体感してください!
詳しく書きたいので、ネタバレコメント欄に書きます。未見の方は絶対に見ないでください!!!
コメントをくださる方がいらっしゃいましたら、ネタバレにはご配慮ください。