Ayu

人生、区切りの旅のAyuのレビュー・感想・評価

人生、区切りの旅(2019年製作の映画)
2.0
TIFF3日目の3本目はユース部門という小規模すぎる部門の中に、なんと大好きな映画『ウォールフラワー』主演のローガン・ラーマンの新作が入っていたので鑑賞、あまり期待していなかったからなのかそれなりに楽しめた。

両親に愛されつつ育ったのに訳あってちょい悪で刑務所?少年院?から出所したてなローガンと、優しすぎる父の仲が悪い2人が病気で亡くなった母(妻)の遺灰を彼女の故郷であるアイルランドの湖に撒くためにアイルランドをレンタカーで旅するロードムービー。互いに向き合いだんだん通じ合っていく過程を95分と比較的コンパクトにまとめた作品。ローガンのロマンスパートはお相手のサラ・ボルジャーは可愛かったけど、描き方が中途半端だし必要かな、と思いながら達観。それでも最後に父と子の2人が行きついた先で思いを吐露するシーンで不思議とジーンとしてしまう力が背景のアイルランドの自然にあった(とにかくその湖がとても綺麗なので)

それにしてもローガン、今作では結構体作りもしっかりしていて肩の辺りが若干ムキッとしていてびっくり。ちょい悪の役だけどあんまりイメージないなと思っていたらやっぱり心根が優しい役でそこは安定で良き。
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