七沖

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEの七沖のレビュー・感想・評価

4.2
上映時間150分越えだということが信じられないくらい、あっという間だった!

デッドレコニングってそういう意味だったんだな…!かなり序盤の字幕で意味が説明されたが、完全には理解できず笑

シリーズ名物のトムの体を張ったアクションは本作でも当たり前のように健在で、特に全力疾走・通称トム走りがたくさん観れたのは良かった。本当に還暦なのか疑いたくなる。

フィアットでイタリアの街を爆速するのも楽しかったが、これ、最近ワイスピでも観たな…。同じ舞台で同じカーアクションなのに、シリーズのカラーの違いが出ていて面白い。

意外とコミカルなシーンが多かったのも、長い上映時間を考えると良かったと思う。

ただ、話はちょっと難解で、空港の辺りまでは話についていけたが、だんだんトムや敵の目的が分からなくなってきてしまった。

新ヒロインのグレースは、最初はイーサンの邪魔をしているようで好きになれなかったが、どんどん魅力的になって、最後は一番応援できるキャラになっていた。本作は彼女の成長物語でもあると思う。
演じているヘイリー・アトウェルは41歳だそうで、正直ぜんぜんそうは見えない…!これはトムとのバランスを取ったキャスティングなのかもしれない。
そして、やたら目力のあるホワイト・ウィドウ。今回はちょっとかわいいキャラになっていて、それも良かった。どんどんキャラのことが好きになれるのはシリーズものの強みだ。

本作最大の見せ場は、予告でも何度も観たバイクで助走をつけた崖からのダイブ。
なんでもCGで表現できる時代だからこそ、この映像は圧巻。
あのダイブの瞬間は自分も息を止めて観ていたと思う笑。

そして、ダイブ以上に「おお!」と思ったのが列車からの脱出シークエンスだ。車両ごとに内装が違う列車の特徴を活かしたアクションに、ひさびさに息を呑んだ。

後編まであと約1年か…。
最近の人気作は続き物が多いので、楽しい反面、待つ時間がとにかくつらい笑。
七沖

七沖