〖1930年代映画:戦争ドキュメンタリー:東宝:戦記映画復刻版シリーズ:戦記映画・幻の名作復刻版シリーズ〗
1939年製作で、日中戦争下に戦意高揚を目的として製作された戦争ドキュメンタリーらしい⁉️…
日中戦争・武漢作戦が題材の国策映画のはずが、検閲の結果、公開禁止となって上映されることのなかった幻の作品とされていたのが、昭和五十年になって一本だけ発見されたという奇跡の反戦映画。
亀井文夫本人が従…
中国での戦線をジャーナリスティックに暴くのではなく、活躍する日本軍人の裏にある被害者や疲弊した兵士の顔を強調してやるせない感情を観客から引き出し厭戦の気分にさせるソビエトで映画教育を受けた亀井文夫監…
>>続きを読む武漢の住民のアップ、兵隊たちの平穏な日常。亀井の高度な編集技術と三木茂の逆光を取り入れた映像の妙味。上官が部下に命令を伝える長回しは、上官の人柄、部下の上官に対する敬意と補佐する姿を的確に捉えてい…
>>続きを読む1.はじめに
❶概要(出典:Wikipedia)
①本作は、1937年(昭和12年)に始まる日中戦争下に戦意高揚を目的として、陸軍省報道部の後援の元、東宝映画文化映画部が企画製作した。監督に抜擢さ…
授業で扱った作品。
中国の景色と疲れ果てた兵隊と中国の現地住民、軍部の視線を交差させている。映像と言葉の二重構造。モンタージュによって人の心に映しだす感情までは規制できないため検閲を掻い潜るも治安…
なんと冒頭は、家を焼かれた中国の農民のドアップから始まる。
日本軍が中国奥地まで進行するのに、こんな何にもない田舎の村も焼き払っていたのかとショックを受けた。
しかし、この映画、大日本帝国陸軍が撮ら…
このレビューはネタバレを含みます
兵隊の実情はこれだ、と文字で書いておきながら実際は不衛生な兵隊の実情を描いたり、兵隊が前進した後には荒地しか残されていなかったり、武漢を占拠した後のガレ場から使えそうな道具を探す中国人を映したり、
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