映画批評月間にて。
フランスにおけるリヨンの立ち位置を知っていると尚更面白い。リヨンの街並みがふんだんに出てきて嬉しかった。
とはいえ、政治の大きな話より、アナイスとファブリス・ルキーニの個人的な…
『木と市長と文化会館』の本歌取りで、よりパーソナルな部分に焦点を当てたような印象。終盤のあっけなさといい、二人が共鳴すればするほど孤立していってしまう感じといい、しばらく余韻に浸るくらい好きだった。…
>>続きを読む【第45回セザール賞 主演女優賞受賞】
これは普通に公開されるべき!すごく面白かった!
「市長」から想像される政治闘争、「哲学」を扱う者としてのアリスから想像される哲学的な会話、という要素はあるも…
このレビューはネタバレを含みます
映画『アリスと市長』
© 2019 Bac Films Distribution All rights reserved
(フランス/2019年/105分/カラー/デジタル)
監督:ニコラ・パ…
ロメールというよりアサイヤスの『冬時間のパリ』っぽい、議論好きで哲学の国おフランスらしい台詞過多なヒューマンコメディ
ちょっと疲れてたのもあって序盤数分うとうと…してしまったけど何とかついていけたよ…
【不思議の国に迷い込んだアリスは哲学の刃を振るう】
昨年、フランスで話題になった政治会話劇。カイエを始め、批評家評判が高く、セザール賞でも主演のアナイス・ドゥムースティエが女優賞を獲った。しかし、大…