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星に語りて~Starry Sky~の作品紹介

星に語りて~Starry Sky~のあらすじ

岩手県陸前高田市の共同作業所『あおぎり』は、津波の直接的な被害からは免れたが、仲間の一人を失い落胆する利用者 たちを、女性所長が励ましながら、一日も早く障害のある人が日常を取り戻せる様に歩み始めていた。 そんな中、全国障害者ネットワークでは、日本各地のグループが連携して支援活動を始めようとした矢先、「障害者が消えた」という情報が入り、避難所を回っても障害のある人がほとんど居ないという不可思議な現実に直面する。 一方、福島県の南相馬市では、原発事故により避難を余儀なくされていたが、共同作業所『クロスロードハウス』の代表らは、 避難出来ずに取り残された障害のある人たちを、放射能の危険と闘いながら支援を続けており、安否確認のための障害のある人の情報が必要だったが、個人情報保護を理由に開示されなかったのである。 法律により守られる人権は支援の障壁となり、一刻を争う人命救助との狭間で苦しむ支援員たちと、被災した障害のある人 たちの知られざる実情とは...。

星に語りて~Starry Sky~の監督

星に語りて~Starry Sky~の出演者

原題
製作年
2019年
製作国
日本
上映時間
115分

『星に語りて~Starry Sky~』に投稿された感想・評価

KUBO

KUBOの感想・評価

3.8
今日は宮古島「よしもと南の島パニパニシネマ」で、松本動監督作品『星に語りて〜Starry Sky〜』を、俳優の今谷フトシさんの舞台挨拶付き上映にて鑑賞。

過去『FUKUSHIMA 50』や『太陽の蓋』など、「3.11」を扱った作品は数々あったが、本作はまた違った視点から震災を描く。

「障害者が消えた」

震災後のこのショッキングな言葉から始まる本作は、いわゆる避難所に集まった人たちの中に、本来その地域に住んでいたはずの障害者の姿がないという不可解な事実からスタートする。

身体障害者、視覚障害者、聴覚障害者…、様々な障害者が避難所の生活に対応できず、放射能汚染の残る被災した家に戻って生活していたのだ。

この実態を解明しようと全国障害者ネットワークの人々が立ち上がるが、その調査の壁となるのがなんと個人情報保護法。全障ネットのメンバーは全ての障害者の安全を確認するために、この行政の壁に立ち向かっていく!

フィクションとしながらも、本作は実際の障害者の方たちや、彼らに接してきた支援者の方たちから取材した事実に基づいて作られているドキュメンタリーに近い作品。

舞台挨拶に立たれた今谷フトシさんは実際に震災でお母様を亡くされ、本作の出演に覚悟を持って挑まれたそうだが、福島パートで今谷さん演じる「森川」の演技には経験が持つリアルを感じざるを得ない。まさに熱演である。

本作の監督を務めた松本動監督は「多くの方に見てもらいたい作品」ではなく「見なきゃいけない作品」だ、と自ら本作の重さを語る。

松本動監督はこの後、新作『在りのままで進め』の公開を控えているが、こちらの作品にも今谷フトシさんが主演されている。この新作も傑作なので要注目です。

「3.11」と言えば、どうしても津波、原発、政治と大きな枠組みで捉えがちだが、その裏で忘れられかけていた障害者の人たちを救うべく戦った人たちがいたことを、本作を見て初めて知り、感動した。

今谷さんの「まず知ってもらうこと」「本作を見てそのことを知ってもらえれば、この映画を作った意味がある」という言葉に大きく頷いた。

映画はエンターテイメントではあるが、私たちに多くのこと、大事なことを教えてくれる。
mako

makoの感想・評価

4.5
《2011年3月11日 東日本大震災、障害のある人と支援者の物語》
◎90点

きょうされん40周年記念映画。

バリアフリー版(字幕・音声ガイド付き)で鑑賞。本作の上映は全てバリアフリー版。

本作は、当時を知る証言者たちへの取材に基づき、その知られざる実情を山本おさむ氏の脚本と新進気鋭の松本動監督によって描き出す群像劇です。
障害者の方々が実際に出演されていました。

舞台は、岩手県陸前高田市、高台にある共同作業所「あおぎり」と、福島第一原子力発電所事故によって避難を余儀なくされた地域の一つ、南相馬市。

避難者は健常者ばかりではないのに、通常の避難所ではハンデキャップがある方々には肩身が狭い場所、あるいは過ごすことが困難な場所でしかないことを知ることができました。
同じ避難者であるはずなのに理不尽に感じました。
視覚障害者、聴覚障害者、脳性麻痺など、それぞれ生活に必要なことでも「わがまま」とみなされると、観ていて悲しくなりました。

障害者だけじゃなく、病気により身体が不自由で避難できない方、高齢者の方たちは避難所では過ごせない、過ごしにくいから避難所に行っても自宅(半壊してる家も)に帰る人もいた。自宅だと支援が受けらず(救援物資が届かない)、行政から切り捨てられている現状に辛くなりました。

障害のある人の安否確認をしたくても、個人情報保護法が壁になるくだりは苦々しく思いました。
それでもそれを打ち破る手立てを模索していく支援者の方々。
人命救助を第一に思い、実行していく支援者の皆さんは素晴らしかったです。

そもそも日本は昔から自然災害が多いから、それに備えて住民の把握や過ごしやすい避難所の準備等をしておくべきじゃないかな。
今後、首都直下地震や南海トラフ地震も発生する確率は高くなってるのに、未だに避難所は学校の体育館や役所など、間仕切りもない所で何日も過ごす。(最近は少しはましになったのかな)
海外だとテントを張ってプライベート空間ができてたり。日本って教訓が生かせないのかしら。

地方公務員の数を減らしたり派遣社員で補ったり、こんな現状で災害に備えなることなんてできないんじゃないかと不安です。
海外に比べ日本の公務員数は少ないです。
もっと知りたい方はこちらをご覧ください。
https://koumu.in/articles/1061f

特に維新が公務員を減らすと言ってましたが、それにより支障をきたすのは市民です。
大阪では他の県に比べ、一律給付金の振込が遅かったと聞きました。(間違っていたらご指摘願います)

話が脱線しましたが、障害があるなしに限らず、皆が大切にされる世の中になればいいなと思いました。

鑑賞した翌日、ラジオで福祉避難所のことを知りました。
福祉避難所(ふくしひなんじょ)とは、災害の際に一般の避難所では生活に支障をきたす高齢者や障害者、妊婦らが過ごす避難所のこと。(Wikipediaより)


本作はこもえさんのレビューで知りました。観てよかったし、多くの人に観てほしいと思いました。

きょうされんとは…1977年に障害のある人の願いをもとに16ヶ所の作業所によって結成されました。現在は、就労系事業所をはじめ、グループホームや相談支援事業所、ヘルパー事業所、障害がある人が生きていく上で必要な全ての事業を対象としており、全国で約1870ヶ所の事業所が加盟し、共に活動している。



観客 1階席 3人+?、2階席 4人
劇場鑑賞 #27
2022 #33
HAL2000

HAL2000の感想・評価

3.9
個人的には風化されていた東日本大震災。日本人には、決して風化させていけないことと再認識させられました。まだ、10年も経っていないのですから。
そんな震災のあとの障がい者支援の現実を事実に基づき映画化。決して決してメジャー系が手を出さない内容。これを商業映画の助監督を多くつとめて、短編自主映画(公衆電話&カセットテープ)では、様々な映画祭で評価されまくる松本動監督が心に響く作品に仕上げています。様々なエピソードが何度も涙を誘いました。そして、障がいを持ったキャストの素晴らしいことよ。私も障がいをもつ子供の親。身に染みたシーンがいくつかありました。でも舞台挨拶で監督が希望それていた通り、身近に障がい者がいない方に是非観て貰いたいとつくづく思いました。まだまだ上映会は継続しています。ご自身の風化を消し去るためにもご覧頂けると嬉しいです。#星に語りて

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