生々しすぎるくらいの人間の姿
結局誰かのために生きたいとか思っていても
自分の心から出てくるのは、自分勝手で醜い感情。
オダギリジョーの映画おしゃれで、ほんとにとにかく映像が綺麗な映画
ただ、…
オダギリジョー脚本・監督で半年くらいずっと見たかった映画。
急にホラーチックになったりする展開が
オダジョーっぽいなと思った笑
「魂の抜けた体はただの抜け殻なんだ」
とか考えさせられる言葉が多かった…
船に乗る人たちと船頭さんとのやりとりを魅せるストーリーが橋が出来るまで続くだけかと思ったら、川の精?が出てきて不思議な雰囲気に。
邦画っぽくないようなフランス映画みたいな面白かったなぁ。って思って…
生と死の循環は船をあちらとこちらに渡す船頭の日々と重なる。
クリストファー・ドイル氏による風光明媚な情景と共存する狂気。
文明は進化し続け便利にはなったかもしれないけれど豊かさを失い自然を破壊する。…
このレビューはネタバレを含みます
船頭のトイチは渡し舟を漕ぐ日々。上では橋が建設中。橋ができたら便利になるのか。効率・利便への問いかけ。時代の流れに抗わない、怒りを示さないトイチは素敵だけれど、それでも葛藤を抱えて脳内にいろんな声が…
>>続きを読むこの時代に創った事が驚きの作品。物語は複雑では無いが普遍的なテーマが根底に流れている。作り手に揺らぎの無い信念が無ければ生まれない映画です。映像美はやはり撮影のクリストファードイルの手腕でしょう。
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© 2019「ある船頭の話」製作委員会