古き良きBBCミステリーのような、懐かしさの漂う正統派でした。
途中まではこれはフーダニットではなく、コロンボ方式のハウダニットかなぁ、とすぐに明かされる事実の断片を見せられながら、結果を想像していたのですが、最後の最後に裏切られました。
館の主人の財産をめぐる、相続人達のもっと陰湿で複雑な殺害計画の数々が浮上するのかと思っていたら、案外みんなそんなに悪ではなかったなと。スッキリ終わってモヤモヤ感なし。最後に少し切なさは残りましたが…
ダニエルクレイグのお喋りな探偵も珍しい物を見た、という感じで面白かったです。