劇場鑑賞
久しぶり、しかも劇場での鑑賞です。
塚本作品としては珍しく浪漫チックな作風で、しかしこれが江戸川乱歩の世界と実にハマっていました。
そしてやはり音楽が良い。
いつもの削るような金属音でなく…
この映画を見ずして塚本晋也好きを名乗っていたことを恥ずかしく思う。
このもっくんを演じられる人間が他にいるだろうか?
東出くらいか。
遺作みたいな作品。
鈴木清順、寺山修司、もっと言えば黒澤明へのリ…
開始早々塚本ワールドに引き込まれる
映像から伝わる冷たくて孤独な質感
癖強衣装癖強化粧癖強美術
なんかやりすきんだけどややゆっくりテンポな感と普通に脚本しっかりしてるから見れるんだよな
拒絶する側…
明治末期、美しい妻を迎え医師としての高い地位を確率していた幸雄だが、突然両親が相次いで不審な死を遂げる。幸雄自身も謎の視線に悩まされていたが、ついに目の前に自分と同じ姿をした男が現れ、人生を乗っ取ら…
>>続きを読む顔が強い俳優陣と素晴らしい衣装にメイクのおかげだろうけど最高。
ドッペルゲンガーが映画に向いた設定だと気づいた。
最後、本木雅弘の顔をみて戦慄している浮浪者をしばらく映した後使用人の女性たちがふつう…
こんなめにきみを会わせる人間は、ぼくのほかにはありはしないよ
(第二歌集『ドライドライアイス』所収)
穂村弘さんの短歌です。
この短歌は、明智小五郎の文中の話し言葉をそのまま歌にしたもの…