1950年代、戒厳令と白色テロの時代。学生のコー・ゲーシン(許毅生)は政治的な読書会に参加したことを理由に逮捕される。投獄されたコーは、思わず友人タン・チンイ(陳政一)の名前を明かしてしまい、その結果タンは死刑に処せられコーは釈放される。30年後、施設で暮らすコーはタンの墓を探して謝罪しようと旅に出る。その痛ましい過去は、発展する現代の台湾では跡形もなく消え去っているのを感じながらもコーは旅を続ける。
1895年から1945年までの51年間、日本の統治下にあった台湾で教育を受け、日本語を話すことができる“日本語世代”の人々。酒井充子監督が“日本語世代”の5人にインタビューを行い、当時や戦…
>>続きを読む1977年、文化大革命が終結。20年ぶりに解放された陸焉識(ルー・イエンシー)は妻の馮婉玉(フォン・ワンイー)と再会するが、待ちすぎた妻は心労のあまり、夫の記憶だけを失っていた。焉識は他人…
>>続きを読むBC級戦犯収容所の巣鴨プリズン。その中に、上官・浜田の命で嫌々現地人を殺し、彼の密告で終身刑の判決を受ける羽目になった山下がいた。ある日、彼は浜田が実家に嫌がらせをしていると耳にする。母が…
>>続きを読む女優のリャンジンは映画『好男好女』で激動の1950年代に無垢な愛を全うした悲劇のヒロインを演じている。その役を演じるうちに、リャンジンと決別した恋人との日々が蘇ってくる。やがて、そのふたつ…
>>続きを読む1962年6月1日、ウクライナ国境近くのソ連南西部【ノボチェルカッスク】の機関車工場でストライキが勃発した。「雪どけ」とも称されたフルシチョフが目指した豊かな共産主義統治にも陰りが見え始め…
>>続きを読む1947年。第二次大戦後のポーランドでは、反動分子たちが森に潜み、抵抗を続けていた。ひとり森の中を彷徨い、逃げ回るフランチシェクの脳裏に浮かぶのは過去の記憶だった。それは理不尽な拷問を受け…
>>続きを読む枯葉剤の後遺症で亡くなった祖父は自らを「参戦勇士」だと称したが、戦争については何も語らな かった。韓国はベトナム戦争の特需で豊かさを手にした。 私は沈黙の世界を知るために旅をし、思考し、そ…
>>続きを読む© 1995 Wan Jen Films Co., Ltd / © 2015 Taiwan Film Institute. All rights reserved.