「熊が逃げ出したって僕等の人生には何の関わりもないぢゃありませんか」と言うけど、義のために他人の人生へ加担していくのが主人公。生活は転落するけど、人脈は広がる。それが複数人でしかできない合唱へと繋が…
>>続きを読む小津安二郎監督のサイレント時代の名作。1931年(昭和6年)公開の作品ながら、貧困問題を抱える現代の世相に恐ろしいほどマッチした内容に驚く。
正義感が災いし、保険会社をクビになった岡島(岡田時彦。…
これまでの流れでタイトルを付けるなら「失業はしたけれど」でいいと思うけどあえて「東京の合唱」にしたのはたぶん、東京を強調しないといけなかったからじゃないかな。大学卒のエリートが転がる石のように堕ちて…
>>続きを読む小津安二郎監督の真髄を観た様な、野田高梧脚本の秀逸さと軽快でテンポ良く微笑ましくほろ苦い小市民映画の傑作。小津の前作犯罪映画「その夜の妻」から引き続き共演した、男っぽい佐分利信と軽妙で清々しい佐野周…
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「熊が逃げ出したッて僕等の人生には何の関はりもないぢやありませんか」って台詞がお気に入り
子役時代の高峰秀子がかわいい(^.^)
サイレントだから最後のは寮歌は聞こえないけど、でも聞こえな…