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女王陛下のお気に入りのマッシモのレビュー・感想・評価

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
4.0
前書き
新年明けましておめでとうございます🐲
ちょっと晴れがましい言葉が言える状況にない元旦になってしまいましたが、テレ東さんを見習って日常通り投稿したいと思います。

年の最初は出来るだけふさわしい映画にしようと心がけてるのですが今年は「哀れなるものたち」の公開を控えたエマ・ストーンとヨルゴス・ランティモスの代表作、「女王陛下のお気に入り」をレビューしたいと思います。

また、ついでですが、コメントに2023年の個人ベストをメモとして残しています。見てない作品があればご参考として下さい。

女バカ殿(言い過ぎか?そうでも無いよね。)アン女王オリヴィア・コールマンに気に入られようとする二人の女の熾烈な戦いを描いた一本。

【キャスト】
アン女王:オリヴィア・コールマン
アビゲイル・メイシャム:エマ・ストーン
マールバラ公爵夫人サラ:レイチェル・ワイズ

ロバート・ハーレー:ニコラス・ホルト

【ストーリー】
戦時の英国。諸々決めねばならない事は多いのにアン女王の体調は思わしくない。代わって彼女と色んな意味で親しい間柄のサラが女王との間を取りなしていた。

ある日、没落した家の娘アビゲイルがサラの縁を頼ってやってくる。女中として雇われることになったアビゲイルはある日、痛風で苦しむアン女王のために薬草をとってきて彼女の足に勝手に塗ってしまう。サラは激怒しアビゲイルを鞭打ちにするが、アン女王の足の状態が良くなった事を知ると、罰を取りやめて彼女を女官へと召し上げるのだった。

【総評】
「哀れなるものたち」の予告がガン刺さりしたので見ておかないとと視聴。レビューはあげてないものの聖なる鹿殺しは一応見ており、その時は監督云々より不気味なバリー・コーガンに目が入っておりました。人が人を手玉に取るって意味では共通項もあるのかなとおもった。

(本作の見どころ)
女同士(エマvsレイチェル)が女(オリヴィア)を争って生き汚く争う様。

と言いたいですが、個人的にオリヴィア・コールマン推しなので彼女の演技を推したいですね。この作品の中で純粋なのはおそらく彼女だけ。彼女演ずるアン女王だけはちょっとどん臭いとはいえは純真で美しくあった人に思えます。まぁ、周りがねヘドロを擬人化したような輩しかいないのでとっても可哀想ではありましたけどね。

【あとがき】
昨年、世界のキタノの新作クビでもガンガン同性愛(衆道)を描きまくってましたけどね。古今東西どこも権力者が周りの人間と「良い関係」になっちゃうのは割とスタンダードなことなんでしょうね。エマ・ストーンのあの狡猾な顔は最高でしたね。ご馳走様。
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