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クラメルカガリのマッシモのレビュー・感想・評価

クラメルカガリ(2024年製作の映画)
3.5
塚原重義さん原作の短編アニメーション甲鉄傳紀(こうてつでんき、STEEL FANTASIA)をご本人が長編アニメとして映像化。

本作は、「クラユカバ」と「クラメルカガリ」の2本が同時公開さへていますが、同じ世界観で作られている作品ではありますが、それぞれ単独で鑑賞することが可能です。

ちなみに「クラメルカガリ」はデュラララの成田良悟さんがスピンオフとして執筆されたものの映像化です。

【キャスト】
(ボーイミーツガールの二人)
カガリ:佐倉綾音
ユウヤ:榊原優希

(そのほか主要メンバー)
伊勢屋(貸本屋):大塚剛央
栄和島(シマの用心棒):細谷佳正

シイナ(軍人):森なな子
飴屋(情報屋枠):悠木碧

(もうろく気味の爺さんとその孫?)
朽縄:寺田農
ササラ:川井田夏海

【ストーリー】
(Wikipedia抜粋)
泰平砿業・日ノ出炭砿は通称「箱庭」と呼ばれていた。零細採掘業者がひしめくこの町で生まれ育った少女カガリは、刻々と変化していく町の様子を絵地図に書き留めることを生業としていた。

一方幼馴染の少年ユウヤも同じく地図屋を生業としていたが、彼は「箱庭」からの脱却を夢見ていた。

しかしある日を境に「箱庭」の各地で不可解な陥没事故が相次ぎ、カガリはそれ以来ユウヤの姿を見なくなった。ユウヤの行方を追って炭砿を探索するカガリは、炭砿の奥で町を揺るがす巨大な陰謀を目撃する。

【総評】
(全体感)
ノリとしはFF7のミッドガルを舞台にロボット大正ロマン(さくら大戦)やっている世界線だと理解。独特の雰囲気や台詞回しは見ているだけで心地よいのでそれだけで見てよかったと思う。

(物語構成として)
主人公(カガリ)が炭鉱の地下地図を作る絵描きなので彼女はドンパチせずに物語を転がす役目になっている。

成田さんの本にしては、尺の関係かそこまで群像劇風ではないものの貸本屋(情報屋)の伊勢屋さん、切った貼った担当の栄和島、イケメン声のシイナなど各キャラ達はかなり立っていて魅力的なだった。

【あとがき】
4月30日時点ではテアトル新宿やユナイテッドシネマお台場などなど、まだ両作品を纏めて鑑賞できるところはありますので気になりましたら是非に。
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