二十年ぶり二度目。大オチを完膚なきまでに忘却してたので、ほぼ初見のノリで楽しめました。
当時はまだ韓国映画って全然見慣れてなくて、激しい演技や演出に結構面食らった記憶があり、ビビって長いこと再観賞できなかった。でも今見ると、記憶にあったほどにはキツい表現ではなかった。(それでも、頭の中で「はい、ウソウソー!これはウソの話ー!」って言いながら見たけど)
この内容で2時間きっかりに収めてるのは匠の仕事としか言いようがない。サスペンスの舞台セッティングと謎解きの手際の良さがすごい。こっちの復讐かと思ったらそっちの!ってのはとんでもない話だ。めちゃくちゃに良くできた作品。
にしても、これほぼ逆恨みよね。15年も監禁された挙句あんなに酷いことされるほど、主人公は酷いことしたのか?ってのが引っかかってしまった。これは、宗教観、倫理観の違いなのかもな。陰口や、秘密の暴露が重い罪を持つという文化なのかも。この辺りは少し調べれば色々出てくるでしょう。(調べてない)
さまざまな遊び心溢れるカットも面白かった。箸の間をカメラが通り抜けるのとか、アホらしいけど撮るの大変そうで笑ってしまった。