炭酸煎餅

レザボア・ドッグスの炭酸煎餅のレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.9
クエンティン・タランティーノ監督のメジャー第1作。

あらすじとかから受ける「丁々発止の謎解き人狼映画」的な印象に反して意外にストーリー自体は薄くてそういう意味では実はあんまり内容無いんですが(前に一回観た事あるはずなのに話の筋はさっぱり覚えてなかったのと無関係ではあんめえ……)、バイオレンス描写や"らしい"感じの「アウトロー業界」っぽさ、それぞれが強い印象を残すキャラクターの立ち方やパートを区切ったマルチ視点な構成等、「こういうのタランティーノがやりそう」な感じはもうこの時点でかなり出来上がっており、展開のテンポの良さもあってかなり惹き込まれて観ることができました。

おそらくほぼキャラを立てるためだけに尺を取られたイントロの会話シーンやPVみたいなタイトルバック等、強烈に記憶に残る構成や映像表現もあって、後々にいろいろな所で引用・パロディがされるのも納得の、とても記憶に残る映画だったんだなあと思います。
炭酸煎餅

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