外から来た少年と、外へ向かう老人。
自分の本当の寄る辺を探す為に、永遠のような1日を共に過ごす。
そうして見えてくるのは、アイデンティティの拠り所が見つからなければ、どこにも居場所などない、という事…
病に冒され死を悟った老詩人が命懸けで国境を超えてきた難民の少年と過ごす最期の一日。独特なロングショットの長回しで切り取られていく世界は、とてもゆっくりとした時間が流れ、詩的情感にあふれている。どこと…
>>続きを読むこの映画の感想を述べるに相応しい言葉をわたしは今は持ち合わせてない、と思うくらい、ここにあるのは映像に負けない言葉の強さ。言葉を聞き漏らさないように必死になるし、長回しで作られた映画は永遠に近い時間…
>>続きを読むブルーノガンツとイザベルルノーがとてもロマンティックで素敵だった。
ガンツは燻銀のカッコ良さがあったなあ。
入院を翌日に控えた詩人。
勝手な窓拭きで稼ぐ子供達の集団が、
警察に追われているところを…
ギリシャ テッサロニキ 冷たく湿った港町
だけどどこかあたたかく感じるのはなぜ
アルバニア難民の少年と心通わせたから?
亡き妻アンナを言葉で連れ戻すことができたから?
まだそこに希望があるから?
…