こういう偏った視点のみから語られるドキュメンタリーを見るときは、気をつけたほうが良いと思う。
ヤヌコビッチがEU統合を見送ったのはなぜ?
本当に市民の運動は清廉潔白な非暴力が徹底されていたのか?
この作品で描かれていることは、作り手が語りたいこと。語りたくないことは隠されているかもしれない。
映像作品を見て分かった気になるのではなく、本当に理解したいのなら、自らの手でファクトを探し、選り分ける作業が必要になる。面倒だが、その怠慢が、地獄に続く道かもしれない。
現在のウクライナでの戦争に続くひとつの契機になった事件として、その入口としては良いかもしれないが、それだけに過ぎない。
個人的には、このドキュメンタリーの後で色々と情報を集めた結果、このドキュメンタリーにも色々問題が多いということがわかった。