『あるじ』のようになれず、ささやかな幸せを踏みにじる夫に反抗しようとしても言いくるめられてただ従うしか出来ない妻のやりきれなさと苛立ちが多重露光やスローモーションで見事に表現されていて男にとってはし…
>>続きを読む死ぬまでに観たい映画1001本
フランスの女性監督ジェルメーヌデュラックによる完璧なフェミニスト映画。
抑圧的な夫に嫌悪感しか無いブーデ夫人が、退屈でつまらない結婚生活を強いられている様子が凄く…
このレビューはネタバレを含みます
陰気で妄想家でヤバめのブーデ夫人が夫に堪え兼ねて殺そうとするも危うく自分が死にかかって悄然とするお話。ブーデ夫人、最初はオッサンかと思いました。
夫がデブで不細工で不躾で下品でしみったれな様子がや…
影の使い方、平面的な絵作り、光を絞ることによる構図作り、鏡による分裂の表現、揺らぐ床など、ドイツ表現主義映画と共通する演出の多いフランス映画。ドイツ表現主義映画とシュルレアリスム映画の間を繋ぐ映画と…
>>続きを読む☑️『微笑むブーデ夫人』(3.3p)及び『スペインの祭』(3.0p)『ドン·カルロスのために』(3.1p) 『太陽と影』(3.4p)『魔王(3.3p)』▶️▶️
映画史燦然という半世紀…