シリーズ第5弾となるこの作品がシリーズ中で一番よかったかな。パート1から4は派手派手でハイスクールボーイ向けなマイケル・ベイ節にクドさを感じていましたが、一番さっぱりした味わい。
パート1が公開されたのがもう15年以上も前のことになるのですね。車や飛行機などの乗り物がトランスフォームする時のCGは今観ても圧巻で。公開当時は『ジュラシック・パーク』（'93）以来の映像革命のように感じたものです。
本作ではこのトランスフォームするときのCGシーンは、若い人には物足りないかもですが、全編に渡って程よく配置されていたと思います。ちょこちょこした動きが可愛い小型タイプのロボットの登場シーンも増えてうれしい。
主役に関しても前任のわちゃわちゃした演技がイヤで、マーク・ウォールバーグに変わってよかったです。ヒロインも同じくで、マイケル・ベイの偏った好みに寄せたキャスティングが今回薄まって、これもよかった。
本作でヒロインを演じたイザベラ・メルセードは『ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ』（'18）でもヒロイン役で、とても印象的な演技が記憶に残っています。彼女は今後もメジャー作品への出演が続きそうで、より一層の活躍に期待しています。
ちなみに興行収入はマイケル・ベイ編（パート1〜5）の中では最低だったみたい。そっかぁ。
［参考］
1.トランスフォーマー
$150,000,000（製作費）
$709,709,780（興行収入）
2.トランスフォーマー/リベンジ
$200,000,000 （製作費）
$836,303,693 （興行収入）
3.トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
$195,000,000 （製作費）
$1,123,794,079 （興行収入）
4.トランスフォーマー/ロストエイジ
$210,000,000 （製作費）
$1,104,054,072 （興行収入）
5.トランスフォーマー/最後の騎士王
$217,000,000 （製作費）
$605,425,157 （興行収入） ←これ
6.バンブルビー
$135,000,000 （製作費）
$467,989,645 （興行収入）
7.トランスフォーマー/ビースト覚醒
$200,000,000 （製作費）
$438,966,392 （興行収入）
※ 出典：Box Office Mojo
